今回は、もともと、風張林道を上り、甲武トンネルから上野原に抜けて高尾まで走る予定だったが、予想天気図を見ていると、土曜日は最高の天気になりそうなので、予定を変更し、富士山を間近に見ることができる河口湖を目指した。

今回のコース
柳沢峠、御坂峠、大月(203km)

出発は午前5時2分。天気は快晴。期待が膨らむ。

箱根ほどではないが、奥多摩方面もアプローチは長い。

R20は、早朝は交通量が少なくて気持ち良く、ケヤキの並木も癒してくれる。
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基本、R20だが、調布辺りからは交通量が多く、信号も多そうなので、R20と平行している旧甲州街道を選択したが、これは正解。

片側1車線だが、交通量が少なく、すごく走りやすい。住宅地を通るので静かだし。

日野バイパスの入口でR20と別れ、旧R20、新奥多摩街道と進むが、気まぐれで、熊川からは奥多摩街道を選択する。

この道は、昭島に住んでいたとき、名栗方面に行くときに、いつも通っていた。

この選択も正解。まずは、1回目の富士山ゲット。
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正解の理由は、もうひとつ。奥多摩街道は玉川上水と平行していて、川面の新緑が本当にキレイ。
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その後、R411と進み、コンビニ最終地点の古里で1回目の休憩。

前回同様、グロスで22km/hのペース。上り基調であるので、良いペースといえるだろう。

鳩ノ巣辺りでは、パトカーが数台止まっていて、物々しい光景に出くわした。

どうも外人サイクリストが、事故に遭ったみたいだ。怪我の程度は大したことなさそう。自分も気をつけねば。

小河内ダムの上りをクリアし、奥多摩湖畔に出ると、これまた、景色が最高。

湖畔に出たときも写真を撮ったが、しばらく行くと、思わず立ち止まってしまった。
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奥多摩湖畔を過ぎると、上りが始まる。サーベロに乗ったサイクリストに抜かれるが、こちらは大きな峠を2つも越えるから、マイペースを心がける。

100km地点。山深い風景になってきた。
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丹波山村の中心部を越えると、道は川のすぐそばを通るようになる。

交通量も少なく、聞こえるのは谷川の音だけ。あ~癒される。

「なめとこ」付近の谷川。
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前回(H20.3月)来たとき工事中だったトンネルが完成していた。

前回
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今回
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徐々に傾斜が強くなり、ドリンクがなくなってきたので、湧き水でアミノバリューを作り、ついでに顔や手や足の汗を流す。

スタートすると同時に1人のサイクリストが上ってきたので、落合まで間隔を空けてついて行く。って言うか、脚が疲労して、ついて行くのがやっと。

前の人は落合の自販機で立ち止まったので、今度は先行する。

落合を過ぎると、傾斜が立ってきて、なかなか厳しい上りになってきた。

ここから柳沢峠までの間に、なるしまフレンドのクラブの方々10人ぐらいに追い抜かされる。ペースが全然違うので、あっという間において行かれる。

峠手前まで来たところで展望の効くところで記念撮影。今日は本当に空気が澄んでいる。
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峠直下と思っていたが、しばらく我慢の上りが続き、ようやく1つめの目的地、柳沢峠に到着。

そして、富士山は待っていてくれた。これで2つ目をゲット。
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ここからは、標高差1200mの極上のダウンヒルが始まる。寒いので、長袖を着込み、下って行く。

富士山を見ながらのダウンヒル、サイコー。

途中、南アルプスかな?雪をかぶった山々も見えた。
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あっという間に塩山まで下り、次の御坂峠に備え、塩山熊野の7-11で補給する。

7-11の駐車場からは、青い空と山々の間に、富士山の頂だけが見えた。
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ただ、その隣には湧き出す雲が現れている(画像には写っていない)。曇らなければいいが・・・

さて、次の目的地は、勝沼岩崎の「ぶどう畑のレストラン風」。今回のコースの途中にあるので、キュイさんに挨拶するため、寄っていくのだ。

行ってみると、すごいロケーション。高台で景色は良いし、建物も歴史を感じる重厚さがある。
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お昼時の忙しい時間帯なので、立ち話をして、お店を後にする。

ここで食事という案もあったが、足の疲れ具合と、この先の行程を考えると、昼ご飯に時間をかける余裕がなかった。

今度、天気の良い日に、家族を連れて食事に来よう。

キュイさん、どうもありがとうございました。

K34とみさか道の交差点にあるデイリーヤマザキで、ペプシNEXとフルーツゼリーを買って、さっき休んだばかりだが、しばし休憩。

なにしろ、日差しが強く暑いので、冷たいものが欲しくなる。

みさか道に入ると、ほどなく建設現場を通過する。リニアだろうか?
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バイパスと合流すると、長~い直登り区間が始まる。ここは5年前にも来たが、大垂水峠と笹子峠を越えてきた脚には相当辛かった。インナーローが43×26Tだったこともあり、新道との分岐までに何度休んだだろうか。

しかし、今回は違う。

歩みはのろいが、一度も立ち止まることなく、新道との分岐点まで来ることができた。

旧道の九十九折りが始まるところまで行き、日陰でしばし休息する。

一応地図を確認してみると、勝沼から600mも上っており、標高1000mまで来てしまっていた。

ってことは、もしかして、御坂峠は楽勝かな?

その後3ブロックある九十九折りも休憩無しに通過し、あっという間にトンネルに到着。

河口湖側
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甲府盆地側
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トンネルを走っているときは、本当にワクワクした。

さあ、現れるか、富士山バーン!

しかし、落胆に変わる。
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富士山はなんとか見えるものの、あれだけ青かった空が、いつの間にか消え、高曇りになっている。

写真には、なんとか写ってくれた。
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峠の茶屋の八重桜は今が満開。寒いわけだ。
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いつまでたっても空が晴れないので、富士山は諦めて、長袖を着込み下ることにする。

キュイさんがアドバイスしてくれたとおり、カーブミラーのないブラインドコーナーがそこかしこにあり、注意しながらの下りとなる。

途中、対向車がカーブで膨らんできてヒヤッとしたが、それほどスピードも出ていなかったので、難なく切り抜ける。

R137に合流してからも、ダウンヒルの邪魔をする車がなく、長い下りを堪能することができた。

下っている間に空が晴れないかな~、と淡い期待はあったが、富士山を撮るために渡った河口湖大橋でも、さえない富士山しか撮ることができなかった。
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これで、見所は終わりなので、あとは大月まで一気に下って、大月駅には16時49分に到着。
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なかなか充実したサイクリングとなった。

今回は、夏場のビックプロジェクトに備えて、大きな峠2つを越えたので、獲得標高が約3000mとなった。

2つ目の御坂峠は、休憩1回のみで越えられたので、この走りには自分としてもすごく満足している。

この調子でサイクリングと練習を重ねれば、夏までには、脚力強化できるかな。

走行距離:205.83km、アベレージ:22.3km/h、グロス:17.4km/h、獲得標高:3079m