この三連休、天気がいいのは初日の土曜日だけ。多少の無理を覚悟でサイクリングに行ってきた。

前日金曜日の夜、行先をどこにするか迷った。

積丹半島にするか、ニセコにするか。

天気予報を見ると気象衛星ひまわりの画像では雲がかかっているので、積丹ブルーは期待できないかと思いニセコに決める。

ニセコと当丸峠のコースを組んだが、結局途中で気が変わり、当丸峠の代わりに宿題になっていた神威岬となった。


始発の然別行きは混雑するので、もう1本後の小樽乗り換えにして、6時半に家を出発。

琴似駅7時11分発の小樽行きが入線。
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今回も、最後尾の車両はガラガラ。

小樽で乗り換えると、三連休の初日だからか、なんと倶知安行きが予想以上に乗客が多く、ギリギリ座れた。

接続のいい1本後の小樽行きだと座れなかったのでラッキー。

倶知安までは景色を楽しみ、駅に近づくと新幹線の建設工事が着々と進んでいてびっくり。
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終点で下車。
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ということで、今回は倶知安駅スタート。9時50分発と遅め。
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函館本線の跨線橋を越える時、ニセコの山が間近に。ニセコアンヌプリかな?
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脚の調子が良く、気持ちよく上っていける。
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山を巻き始めると、左側の景色が見えそうで見えない。
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少し空間があった。
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結局展望は開けず、折り返して進行方向が変わると、ワイスホルン?が見えてきた。
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ここでトラブル。

道路のガードレースに足をかけたり背伸びしたりして、山の写真を撮るのに夢中になっていたら、カメラのレンズのキャップをなくしてしまった。

その時撮ったと思われる写真。
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このキャップ、先週の赤井川村の「まるっとカルデラ農村フェス」で落としてしまい、ヨドバシで注文して初めて使うのに、また失くしてしまった。

笹をかき分けたりして探したが見つからず、あきらめる。

イワオヌプリかな?
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15年前に来たときはガスっていて何も見えなかったが、こんないい景色があったんだ。

空には秋の雲。
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五色お花畑付近
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この標高でハイマツが生い茂っている。さすが北海道。

五色温泉からのニセコアンヌプリ。
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覆道を抜けると、チセヌプリが見えてきた。
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お次は、樹海などの絶景!
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チセヌプリが近づくと、異変が。
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チセヌプリの左下に塔が見えるが、これニュースで見た。

三井石油開発が蘭越町で行っていた地熱発電の調査でヒ素が噴き出した場所だ。

塔の右側の木が枯れている。ここだったんだ。

峠が見えてきた。
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峠は近い。
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峠を越え、岩内に向かう。
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積丹半島の山々が見え始める。
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天気がいいと、こんなに景色がいいんだ。岩内の町が見える。
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海に向かって下る景色、好きだなぁ。
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この辺りは景色が良くて立ち止まってばかり。

積丹半島の山々
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岩内岳かな?
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一面緑の原っぱに出た。
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右側にそば畑。
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その左側には、実ったそば畑かな?
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景色を楽しんで、岩内の町に入ったところで信号ストップ。

ふと横を見ると、アスパラ発祥地!そうなんだ、知らなかった。
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岩内の町に入ると道の駅に向かう。

何か、魚介のものを食べたいなぁと。

しかし、近くにあった海鮮料理の店は混雑していて、時間が惜しいので諦める。

当丸峠までの途中に食堂があれば入ることにし、なければ昼食はセイコマのホットシェフにしよう。

結局食堂はなく、最後のセイコマでデカおにぎり2個を食べる。

岩内からここまで疲れを感じていたが、ここで生き返り元気が復活。

兜トンネル手前でふと右側の山を見ると、見覚えある風景。
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マウンテンゴリラの岩だ。
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来た道を振り返ると、ニセコの山々が見えた。
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いつの間にか羊蹄山もお出まし。
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岩内付近から考えていたが、この天気なら神威岬もいいかも。

当丸峠から当丸山に上るつもりだったが、神恵内で判断しよう。

神恵内まで来ると、神威岬まで25kmとのこと。

さっき見た学校の時計は14時を指していたので、16時ぐらいには着けるだろう。

ということで、神威岬にゴー。

しばらく行くと、「道の駅オスコイ!かもえない」があった。

ちょうどトイレに行きたくなってたので寄っていく。

こじんまりした建物。
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トイレに行くとき、ソフトクリームのサインが見えた!

汗ばむ天気なので、ここはソフトでしょ。
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ちょっと不格好だが、これで300円はコスパが高い。

味もグッド。

ここを過ぎると、トンネル区間。

長さ1000m以上のトンネルが頻発する。

岩山が見えてきた。
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根元に道のようなものが見えるが、道にしては狭そう。

右の方にトンネル出口のようなものが見えるので、工事用の通路?

トンネル出口と思わる先も道っぽい。
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見下ろすと、きれいな海!
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さっきの岩山の横を通ったら、トンネルの入り口を埋めた跡があったので、旧道のトンネルだったのだろう。

トンネルの中は、下ハン握ってひたすら漕ぐ。

また、険しい山だ。
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右手にも尖がった山がある。
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積丹半島は、荒々しい山ときれいな海が同居していて気持ちいい。
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西の河原トンネルの入り口には、変わった岩の造形があった。
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またすごいところに出た。
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トンネル頻発区間を抜ける。あれはもしかして神威岬?
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締めくくりに2~3本トンネルを抜けると神威岬の入り口に出た。

ゲートがあって、16時30分に閉門と書かれている。

現在時刻は16時前。やばいじゃん。

ゲートからは結構な上り坂で、駐車場に着くとホッとした。

まだ、何十台もの車が止まってる。

ここでの目的は神威岬の突端以外にもある。

第1等不動レンズ。積丹町の町長さんに是非見てほしいと勧められていたのだ。

もともと神威岬灯台に設置されていたが使われなくなり、ほかの場所で展示されていたそうだが、海上保安庁にお願いして里帰りが叶ったとのこと。

がしかし、残念ながら閉館(涙)。
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世界でただ一つなんだって。なおさら惜しい。

気を取り直して、岬の突端に徒歩で向かう。

ここはかつて女人禁制だったとのことだが、現在は女性も遠慮なく通行できる。
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それにしても、外国人観光客が多い。

半分以上が、韓国人か中国系の人達。険しい歩道を皆元気に歩いてる。

見えてきた。
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日が陰っているので積丹ブルーは見えないが、きれいな海!
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突端に到着。
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神威岩とご対面。
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野塚方面を見ながら駐車場に戻る。
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積丹岳だ。
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なかなか険しい道。
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積丹ブルーとは言えないか。
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駐車場に到着。
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ここでナイトランのための身支度を整え、サイクリングを再開する。

神威岬のゲートまで来ると、ちょうどゲートが閉められようとしていた。

えっ、確かに16時30分は過ぎているが、締めちゃうんだ。

岬には、まだ多くの車があったが、大丈夫なのか?

おそらく、ゲートは施錠がないのだろう。でないと困るよなぁ。

さて、野塚に向かう海岸線は、神威岬までと違って比較的穏やか。
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まだ点灯しないが、2灯体制。
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変わった形の岩
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ビーチまで来た。
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キャンプ場は、割と繁盛している。
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海から離れるポイントまできた。
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ここで積丹の海ともお別れ。ちょうど鳥の群れが飛び立つ。
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さあ、ここからは時間との勝負。

明るいうちに、美国手前の下り坂を下っておきたい。

野塚からしばらく上った後は、高原上を走る。

振り返ると、夕焼けが始まっていた。
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明るいうちに美国まで下ると、余市駅の発車時刻を調べる。

小樽から先は1時間に1本で乗り逃がすと小樽まで走る羽目になるので、それは避けたい。

時刻は18時頃だったかな。余市までの距離は27km。

余市発の電車が19時26分なので、間に合うかどうか微妙。

ライトを点灯し、薄暗くなった海岸線をひたすら走る。

古平の町を過ぎると、完全に日が落ちた。
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久し振りのナイトラン。

覚悟はしていたが、やはり心細い。

トンネルの中は明るいので走りやすいが、トンネル区間が終わり、最後の難所である出足平峠の上りに差し掛かると真っ暗。

幸い登坂車線があるので危険はあまり感じないが、結構堪える。

なかなか峠に着かないと思ったら100mぐらい上ったようだ。

トンネルを抜けると、光の量が足りないが、まあまあのペースで下って行ける。

余市までの距離表示が出ると、発車時刻まで余裕があることが分かりホッとする。

そして、ゴールである余市駅に到着。
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小樽駅で乗り換えて琴似駅で下車し、家に帰ってくると21時を過ぎていた。

でも、今回の充実感はすごく大きい。

こんなにも距離を走れて、景色も最高だったし、上出来上出来。

来週も晴れるといいなぁ。


走行距離:147.75km、経過時間:9時間18分、AVE:21.22km/h、グロス:15.9km/h、獲得標高:1427m