今週は、緊張する仕事が続き、飲み会もあったり、結構疲れた。
ゆっくりしたい週末ではあったが、せっかくの晴天の予報。
金曜日は黄砂由来のPM2.5の影響なのか景色が霞んでいたが、予報では土曜日の昼にはPM2.5は消失しそう。
気合を入れて早起きし、お気に入りの奥日田、奥八女方面に出かけた。
午前5時15分起床、午前6時55分出発で博多駅に向かい、7時43分発の特急ゆふ1号に乗車する。
車窓から見る景色は晴天だが、PM2.5の影響か少し霞がかかっている。
日田駅でゆふ号を見送る。
日田駅。林業と木材業が盛んな地域なので、駅は木材がふんだんに使われている。
9時半ごろに出発し、駅近くのセブンで、おにぎりとアンパンを買っていく。
高瀬川沿いにひたすら上っていく。
山間部だからか、予想に反して天気は曇り。
民家の大きなイチョウの木。黄葉が始まっている。
先日中古でミラーレス一眼カメラを買ったので、今日は試行錯誤しながらの写真撮影。
その一環で、川の澄んだ水を撮ってみた。
色の再現性はいいようだ。
ところどころ、広葉樹が紅葉している。
立ち漕ぎでだいぶ上り、ようやく旧星野村に向かう峠道と奥日田グリーンラインの分岐点に着く。
前回来た時になかった標識が立っていた。
通行止めにしてはバリケードやゲートがなく立て看板だけなので、深く考えずそのまま進む。
標高も上がってきたので、高いところは紅葉が楽しめる。
ようやく青空が出るようになってきた。
シオジ原生林の入り口を見落とさないように注意しながら走っていたら、突然目の前にすごい光景が現れた。
土砂崩れで道が完全にふさがれている。
唖然としたが、空身になって偵察してみる。
簡易測量の杭が残されていて踏み跡もある。
何とか越えられそうだが、細い倒木が気になる。
ここまで来て撤退はしたくないし、転落の危険はなさそうなので、行くことにした。
自転車は肩に担いでいく。
クリート付きのシューズで足元が心もとないが、安定した足場を探しながら慎重に進む。
上りが終わった地点で自転車は地面に下ろし押しながら行く。
細い倒木の箇所は自転車をくぐらせる。
最後の下りが心配だったが、一番右側が土のスロープになっていたので、自転車を先行させながら下る。
無事越えられた。
天気も良くなってきたので、気分も乗ってきた。
途中、道路上にタヌキが目の前に現れたと思ったら、アライグマだった。
なかなか獰猛そうで、こちらを威嚇してきた。
こんなところに畑の害獣がいるとは。
ほどなく、こんどは尾が長い赤い鳥が現れた。
キジかと思ったが、帰って調べたらヤマドリだった。
その次は、シカ。白いおしりを上下させながら逃げていった。
なかなか、自然が豊かなところだ。
上方には釈迦岳頂上近くの観測施設が見える。
シオジ原生林の入り口に到着。
コンビニで買った食料とドリンクを持って上り始める。
ネットの情報では徒歩15分。
だいたい15分ぐらいで現地に到着した。
説明板によれば、シオジの純林ではなく、ケヤキやブナも混交しているそうだ。
ちょうど一人の登山者が下山してきたので、あいさつを交わす。
原生林だけあって、大木が多い。
説明板の付近だけ見て下ることにする。
木漏れ日の中の紅葉の落ち葉。
無事登山道の入り口まで戻ってきた。
先に進むと、原生林の別の入り口があった。
この地点に上がってくる車道もあった。
この辺りから伐採箇所が多くなり、景色も良くなってくる。
さっきあいさつを交わした登山者とまた会って話したら、ここから旧矢部村の中心部まで下山するそうで、地獄のロードと言っていた。
自転車が少し羨ましかったのかもしれない。
いい景色が続く。
九重山や、阿蘇山の外輪山方面も視界が開けた。
左の方に見えるのは英彦山かな。
鮮やかな黄色
樹海も広がる。
ようやく釈迦岳の入り口まできた。
亀甲舗装は懲り懲りだし、脚も疲れているのでパスする。
これで上り坂も終わりだろう。
スノーピークのキャンプ場付近。ススキが輝いている。
ここでカメラのバッテリーが終わってしまった。
キャンプ場の先はすぐに県境だと思っていたが、上り坂が続く。
振り返ると釈迦岳の観測施設が見える。
峠に向かう道との分岐点まできた。
一面のススキが広がっていて、向こうには形のいい山。渡神岳かな。
分岐点からの上り坂は長く続かず、福岡県側に入ると長いダウンヒルが始まる。
結構急勾配で路面が荒れているところも多いのでスピードは出せない。
途中、八ッ滝というのがあった。
この先は特に見どころがないと思っていたが、つり橋が現れびっくりする。
せっかくなので、途中まで歩いてみた。
中央部付近からの下流側
吊り橋の全貌
この辺りからは道も良くなり快適に下って行く。
旧矢部村の中心部まで来ると、迷わず、杣の里の施設に入る。
ここのうどんは美味しいので、おにぎりなどは食べずに我慢してきたのだ。
もちろん、肉うどんを注文。
時刻は14時半を過ぎていたので、朝食を食べてから9時間も経過している。
うどんのだし汁が美味しいのはもちろんだが、この2種類の付け合わせもすごく美味しい。
売店では目ざとく安い柿を見つけ買っていく。
下る途中、日向神ダムのハート岩を見ていく。
このあとは、黒木町まで行って、右に分岐して上陽町に行く予定だった。
黒木町の中心部に入るところで分岐点を右に行くと、蒸気機関車が展示されてあった。
かつては黒木町まで鉄道が通っていたのかな。
そのまま進んでいくと突き当たりとなり地図を確認すると、道を間違っていたことに気づく。
機関車の展示箇所の手前で更に右に分岐しないといけなかったようだ。
追風で気持ちよく進んできたので、もう戻りたくない。
当初は上陽町の石橋を4か所見る予定だったのでしばらく考えたが、最も下流の4連アーチの宮ヶ原橋だけ見ることにして、そのまま進むことにした。
4連アーチの宮ヶ原橋に到着。星野川との合流点からは意外と近かった。
歩行者のみが渡ることができる。
意外とすぐに着いたので、この上流の3連アーチ、2連アーチ、1アーチの石橋をコンプリートするか再度考える。
結局3連アーチだけ見ることにして、そこから少し山を越えてJR荒木駅を目指すことにした。
黒木町からは交通量が増えたので、それを避ける意味もある。
3連アーチの大瀬橋に到着。
上流には2連アーチの寄口橋の片方のアーチが見える。
さてここからは上り坂。
急勾配の箇所もあったが一気に越える。
あとは下り基調。
快調に走る。
途中地図を確認すると、西鉄の特急が停車する花畑駅が射程範囲に入っていることに気づき、目的地を花畑駅に変更する。
花畑駅に到着。
特急が出た直後なので、次の特急まで30分ある。
ホームに上がると、食べなかったおにぎりを食べたり到着時刻を調べたり。
なんと、西鉄だと薬院まで30分ぐらいなのに、JRだと博多まで1時間かかることに気づく。
西鉄の駅にゴールを変更してよかった。
薬院駅で下車。かわった塗装がされている車両だった。
やはり、奥日田や奥八女のサイクリングは楽しい。
走行距離:95.03km、経過時間:7時間53分、AVE:18.74km/h、グロス:12.0km/h、獲得標高:1,447m
中々奥深いところを走られましたね。
釈迦岳や御前岳は子供のころ歩いた記憶があります。
九州を離れてもうかなり経ちますが、時々satoさんのレポ見せていただき懐かしがってます(^^♪
私の生家は、もう過疎化でなくなってますが、鯛生金山の近くです。
日田では高校生活3年間を過ごしました。懐かしいです。
もうsatoさんは付近を走られてるかと思いますが、私も久留米に転勤になった時何度かふるさと巡りのサイクリングで行ったことがあります。
日田駅から大山を経由し、鯛生、そして竹原トンネルから八女への道も中々いいですよね。