お彼岸の三連休。

たまたま、九州のサイクリングコースを紹介するサイトで観光地も紹介されていて、唐津方面に景色が良さそうな棚田を発見した。

棚田と言えば彼岸花。

青空に映えればいいなぁ、と期待しながらコースを組んだ。


朝5時に起きて、普通に朝食を作って食べて、家を6時40分に出発。

姪浜駅からJR筑肥線に乗って唐津駅に向かう。

2つ手前の東唐津駅ですれ違い停車だったのでホームに降りて発見。

唐津城だ。難攻不落という感じ。
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唐津駅を8時50分ごろに出発。
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大浦方面に向かうと、すぐに上り坂が始まる。

そんなに長くないと思っていたから特に不安なし。

竹小場というところで上りが終わり下りになるが、すぐの交差点で右折するとまた上り。

でも長くは続かない。

丘陵地帯を進むと、茶畑が現れた。
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下りが始まったと思ったら、大浦の棚田に出た!
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海と一緒に見る棚田とは想像していなかったので、これは嬉しい。

能登半島の千枚田を思い出させる。

棚田の中を折りていくと、期待どおりに彼岸花。
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海抜0mまで下りてきた。
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この後は、少し上り返して海岸線沿いに進んで高串漁港を経由し、玄海町方面に行く予定だった。

上り始めて分岐点まできたら、きれいな景色が目に飛び込んできた。
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島に渡る風情のある橋が見える。

ふと脇を見ると、「いろは島展望台」との標識があった。

あれが、いろは島なのだろうか?

「展望台」という名にめっぽう弱い自分としては、行くっきゃない。

あの景色をもう少し高いところから見れるのだろう、と考えながら坂道を上っていくが、展望台らしきものは現れない。

でも、上がるにつれ景色も良くなってくる。
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さっき通った大浦の棚田も見渡せた。結構規模が大きかったんだ。
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やっと標識が現れた。
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いろは島展望台に到着。
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さっき見た島には、プライベートビーチと思えるような砂浜がある。
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こんな素晴らしい展望台だったとは、想像以上だ。
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展望台で、しばしルートを確認する。

予定した海沿いのルートに戻ると上り返しが大変そうなので、国道204号に直行するルートを探す。

台地上の細い道をつなぎながら進む。

この辺は風力発電が多い。
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無事国道204号に出てしばらく行くと海岸に出た。

細い桟橋のような歩道で小島に渡れるようになっている。何の施設だろう?
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歩道の起点のところまで来ると判明した。

仮屋湾遊漁センターだった。釣りをしたら気持ちいいだろうな。

次の目的地、浜野浦の棚田に到着。
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ここは西側を向いているので、日が沈むころには三脚がいっぱい立つらしい。

昼食を食べた食堂のおばちゃんが言っていた。

ここは海岸まで下りていけるので、少し左側から迂回して下りていく。

お、見えてきた。
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さらに下る。壮観だ。
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田んぼが海にだいぶ接近している。
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またもや、海抜0mまで下りてきた。
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見上げると、最初の展望台が見える。
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下りてきた道と反対側の道を上がるが工事で通行止め。

でも、標識には週休二日制導入工事とあり、今日は工事はお休み。

なので、工事区間は歩いて通過させてもらう。

棚田を見ながら上る。
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海が見えるところまで上がってきた。
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青空、青い海、棚田の緑のコントラストが素晴らしい。

本当は、黄金色の棚田を期待していたが、それは叶わなかった。

食堂のおばちゃんは、「田植え後の稲が青々しているときがいい」と勧めてくれた。

ここで棚田と海とはお別れ。
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国道204号に戻る。

真直ぐなアップダウンを見て、北海道の富良野を思い出す。
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玄海原発が見えるところまで来た。

お巡りさんが立っていた。
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玄海原発
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以前、夜中に御前崎の原発の近くを通った時は異様なにおいがしたが、ここはそんな臭いがしない。

牧場の臭いだったのだろうか。

さすが原発の町だけあって、この辺りにしては大きな町に感じた。

外津大橋を渡る。
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次の目的地は波戸岬。

追い抜かしていく車が結構多く、人気スポットなのかな。

車道の終点に到着したが、駐車場に車は多いし、しかも有料。バイクも100円となっていた。

ちょっと嫌気がさして、手前の小さな丘に登ってみる。
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中年のご夫婦が、草原に並んで座り、親しげに景色を楽しんでいた。

波戸岬はこの左の方。
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来た道を引き返し、呼子に向かう。

目的はイカ刺し。

途中、道の駅があったので、期待して入ってみたが、飲食店は混雑していて諦めた。

呼子の漁港に入ると、結構賑やか。

食事ができるところを探す。

観光客が多いので、路地に入ってみる。

昭和の雰囲気だ。

ちょうど食堂があった。

よしや食堂さん
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イカが入った海鮮のどんぶりとか期待していたが、ここは普通の食堂だった。

お店のおばちゃんによると、昨日は福岡から自転車で来た12人の若者でてんやわんやだったそうだ。

お店に入った時は先客がいなかったが、すぐにおばちゃんの知り合いと思われるお客さんが入ってきて手酌でビールを飲みだす。

う、うらやましい・・・。

イカの刺身と親子丼を注文する。

イカのお刺身は結構大きなお皿に3種類盛り付けられていて、楽しめた。

が、量が多かったからか、会計時には、ちょっとびっくりした。

多分、これが相場なのだろう。

お店のある通りは、大綱引通りという。
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昔の街道を思わせるようなたたずまい。
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終りの方が工事中で、途中で幹線道路に出る。

沿道は干物屋さんが多い。

なんか、伊豆方面を思い出してしまった。

海岸線沿いにぐるっと回って国道204号に戻る。

途中、遠浅で砂が白い、きれいなビーチがあった。
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天気が曇りになり、水色の海を見ることができず残念。

唐津までは追風基調で快調に進むが、進行方向が変わるとペースが落ちる。

松浦川を渡るときに唐津城を振り返る。やはり、難攻不落の城だ。
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虹の松原まで来ると、だんだん疲れが濃くなってくる。

虹の松原は老松が多く、すごい枝ぶりの松があった。
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素性のいい松もある。
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虹の松原を抜けると進行方向が北になり、向かい風。

この区間は堪えた。

景色を楽しむ余裕もないし、左脚の膝が痛くなってきた。

姉子の浜のパーキングで一休み。
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今日もサーフィンをやっている。
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一休みの後走り出すと、膝の痛みが増していた。

結構つらい。

筑前前原まで行くと1時間に4本電車が出ているので、前原まで頑張って輪行で帰ろう。

膝の痛みに加え尻の痛みも出てきて、ちょうどその時、ファミマが現れた。

ドリンクもないし、疲れがひどいので休んでいこう。

緑茶1リットルとガリガリ君を買う。

今日は、基本のソーダ味。というか、これしかなかった。
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緑茶もがぶ飲みし、大して休んでいないが、走り出したら膝の痛みが弱くなり、尻の痛みもなくなった。

前原からの輪行は止めにして、最短ルートを行き、伊都菜彩に寄って行こう。

風もなくなったし、ペースは上がらないが淡々と進む。

稲が色づいていた。
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伊都菜彩
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茎わかめとよもぎ団子を買っていく。

今宿を過ぎるとなぜか調子が上がり、料金所の上りをスイスイ行く。

料金所付近からは結構渋滞していた。三連休だもんなぁ。

室見川経由で帰宅。

久し振りの120kmだった。


走行距離:120.56km、経過時間:8時間44分、AVE:19.72km/h、グロス:13.8km/h、獲得標高:1,386m