昨日は20km走をしたので今日は水泳練習の予定だったが、晴天が続きそうなので、やまなみハイウェイにサイクリングに行くことを決め床に就いた。
昨日の起床が遅かったからか寝付けず、やまなみハイウェイに行くのが気乗りしないことに気づく。
前回のサイクリングで日田市と八女市を分ける稜線の山深さが気に入ったので、福岡県南部の県境を攻めるついでに、この地域にもう一度行くことも考える。
朝起きると南風が入ってきているようで、家から見える山並みが白みがかっているので、牧ノ戸峠からの景色が期待できないだろうと、やまなみハイウェイはパスすることにした。
今回のコース
うきは駅がスタートなので、博多駅から特急には乗らず、1本前の快速に乗って久留米で乗り換え、うきは駅に到着。
駅前で輪行袋をほどいていると、何やら騒がしい。
ふと見上げると、ツバメだった。
庇の先端裏側には巣が作られてあった。
出発は、9時25分。
駅近くのローソンで昼食を買い、前に行った、つづら棚田方面に向かう。
合所ダムの上り。
振り返ると、朝倉市方面の山並。やはり白みがかかっている。
田篭地区を隈上川沿いに上っていく。
水は澄んでいて、深みは緑がかっている。
いい景色が続く。
注連原(しめばる)地区まで来たら、茅葺屋根の建物があった。
この辺りまでが伝統的建造物群保存地区に指定されているとのこと。
集落を抜けると、唐突に大分県に入る。
県境は普通は尾根に設定されているが、ここは沢の途中。
坂の勾配が上がってきたが、なぜか調子が良い。
昨日のランニングの疲労をあまり感じない。
突如現れた通行規制。
結構上ってきたので、危険なら戻ることにして進む。
すると、ほどなく現れた、亀甲舗装!
うわ~、参った。長く続かなければいいが。
途中1回休息を入れ、何とか通過した。
終点を折り返すと、通行止めの箇所だった。
ブルーシートがかぶせられているが、擁壁工事は終わっているようだ。
自転車だと全然大丈夫。
ここを過ぎると、いったん勾配が落ちる。
一石峠が近いか?、と思ったが裏切られる。再び勾配が増した。
急坂が終わると同時に、T字路に出た。
道端には野イチゴがなっている。
食べてみたら、小さいのは味がなく、大きくなればなるほどイチゴらしい味になる。
さて、予定では左折して、一石峠を通過し出野の集落に下るつもりだったが、右折方向はきれいな舗装道路だ。
地図を調べると、出野に下らなくてもこのまま進めば予定したコースに合流できることが分かったので
、右折を選択することにした。
でも一石峠には行ってみたかったので、ピストンすることにした。
上りはそれほど続かず、峠に到着。
気持ちがいいので、石碑前の段に座って1回目の昼食タイム。
ローソンには好物のカツサンドがあったのでゲットしたのだ。
マスタードがよく効いたヒレカツサンドで、たいへん満足。
見晴らしがいいので、少し先に行ってみる。
前回来た釈迦岳に続く尾根が見える。一番右が頂上かな。
景色を楽しんだら引き返し、さっきのT字路に戻り、さらに進む。
途中、小さな滝があった。
ドリンクもなくなりかけていたので、ボトルに水を満たしていく。
上りはほとんどなく、市道に突き当たる。
これは、いいショートカットだった。
この調子なら、最終目的地の大牟田は余裕でいけるかも。
市道を登っていくと分岐点が現れた。
左に行くと、前回行った釈迦岳の直下に出ることがわかる。
今回は、旧星野村にいったん下るので、ここは右を選択。
峠に出る少し手前で登山者が4人歩いていたので、あいさつしながらダンシングで追い抜くと驚いていた。
峠。名前はないようだ。ここから再び福岡県。
旧星野村の奥の方の集落まで下りてきた。
ちょうど田植えシーズンだった。
この先で、旧矢部村に行くため向こう側に見えている道に入る。
来た道を振り返る。
ここから、また上り。
旧村境まできた。
ピラミダルな山が現れた。
このまま旧矢部村の中心部には下らず、再び上りに転じる。
見晴らしのいいところに出た。
この先が工事のため通行止めで、う回路に誘導される。
見晴らしのいい区間を少し走り損ねたがしょうがない。
快調に下り、旧矢部村の中心部にある「杣のさと」に到着。
前回はここに寄ることができず、うどんを食べ損ねたので、ここで2回目の昼食にする。
やはり、肉うどん一択かな。
うどんMAPに登録されている店だけあって、期待どおり美味しい。
だしがよく効いていて、塩加減が優しくて、だし汁まで完食。
腹ごしらえも済んだし、脚の調子もいいので、久留米方面にはエスケープせず、最終目的地を大牟田に定めた。
まずは根引峠の攻略。
集落のある沢沿いに上っていくと、湧水があった。
風ノ神湧水
ボトルを満タンにしていく。
どんどん上っていくが、なんか上り過ぎのような気がしてくる。
ようやく上りが一段落したのでスマホの地図を確認したら、・・・。
うわ~、道を間違えてしまった。
国道からの左折で、1本手前で曲がってしまったのだ。
中盤までは全く違和感がなかったのに。
今いる道は根引峠までつながっているので少し安心したが、時間と脚、大丈夫かなぁ。
道は上ったり下ったりを繰り返す。
だいぶ上の方まで上がったので、時々いい景色が現れるのが救い。
道は、林道奥八女線だった。
ようやく根引峠直下で合流し、峠に到着。
ここから県道13号に出るまで10kmぐらいあったが、ほとんど漕ぐことがなかった。
県道に出ると左折。
勾配の緩い坂をしばらく上ると、鹿牟田峠に到着。
ここも前回の竹原峠同様、手前に県境の石標が立っていた。
ここから国道3号に出るまでは、よく整備されて景色がよく交通量の少ない、いい道だった。
3号線に出ると、すぐに道の駅があり、コーラを買ってしばし休憩。
もう夕方なのに温度計は30℃を表示していて、コーラが美味しい。
一息ついたら再開。ほどなく小栗峠に到着。
ここが4回目の県境で、福岡県に戻ってきた。
それもつかの間。少し下って左折して少し上ると、猿懸峠で熊本県に再び入る。
これで5回目の県境。
峠を下ると大きな採石場があり、ほこりが目に入る。
この後、小さな峠をさらに2つ越えると、ようやく南関町に入り行先表示に大牟田が出てきた。
小さな峠を越えると、下りの途中で再度福岡県に戻る。
県境の先の最初のバス停
もう一つ小さな峠を越えると、ようやく大牟田市内に入った。
新幹線のガードをくぐった後はだいぶじらされたが、ようやく西鉄の大牟田駅まで来た。
駅前の広場には古い車両が展示されてあった。
ようやくゴール。18時ちょうど。
時刻表を確認したら福岡天神行きの特急は18時23分発。
ちょうどいい時間だ。コンビニでドリンクを買い、トイレで手ぬぐいを濡らして体を拭く。
約1時間乗車して薬院で下車し、20時前に家に帰ってくることができた。
長い1日だった。
走行距離:110.6km、経過時間:8時間36分、AVE:17.6km/h、グロス:12.9km/h、獲得標高:2,277m