この週末は、福岡は晴れの予報。

ランニングの練習も順調なので、サイクリングに行くことした。

やまなみハイウェイに行くことも考えたが、土曜日は大分県内の天気の回復が遅れそう。

というわけで、釈迦岳に行くことにした。


帰りの列車のダイヤを考えると、うきは駅をスタートにした方が良さそうだが、釈迦岳の天気の回復の遅れを考慮し、アプローチが長い久留米駅をスタートにした。

西鉄の福岡天神駅7時発の特急に乗ると、30分で西鉄久留米駅に到着。

7時50分に出発。
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国道3号、国道442号とつないで、八女市の黒木に入る。

ここは、女優の黒木瞳さんの出身地。

だからなのだろう。ほほえましい標語だ。
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市街地に入ると、国道にも黒木の大藤がかぶさっている。
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国の天然記念物だけあって、規模が大きい。
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一昨年は、ちょうどコロナの第1波の最中に満開となり、人が集まらないようにと、折角の花が全部除去された。

痛ましかった。

黒木の街を抜けると、ようやく来た方向が晴れだしてきた。
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日向神ダムが近づくと、上り坂になる。

茶畑のある風景。八女茶の本場。
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険しい風景になってきた。
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トンネルを抜けると日向神ダムのすぐ上流に出たが、堤体に行く道があったので行ってみる。

堤体上に出ると、対岸は岩壁になっていた。
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見下ろすと、やはり険しい地形。
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対岸には覆道がついている。
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車やバイクも通ってるし、地図を調べてみたら、上流で国道442号と合流することが分かり、予定を変えて対岸の道を行くことにする。

対岸からダムを振り返る。
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支流に架かる橋を渡る。ここの岩壁は、きれいな状態。
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後輩が一昨年登りに行くと言っていた岩壁なのかな。

国道の対岸の道は路幅は狭いが快適。

ずっと桜の木が植えられているので、春はきれいだろうな。
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ここを過ぎると旧矢部村の中心部に入るので、杣の里という道の駅みたいな施設でうどんを食べていこうと思っていたが、通り過ぎてしまった。

後で調べたら、国道442号との合流点手前の国道側にあったようだ。

昼食用の補給食は黒木のコンビニで買ったので、まあいいか。

竹原峠への上りは、出だしが結構急坂。

沢沿いに直登になっているので勾配が強かったが、折り返しが始まると勾配は落ち着いた。

茶畑だ。
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アザミの花が好きなので、見かけると写真を撮りたくなる。
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新道と旧道の別れまで来た。立体交差になっている。
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ここからは民家はないだろうと思っていたら、急に視界が開ける。
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こんな高いところにも集落があるんだ。

地形がいいからなのだろう。

通り過ぎてから振り返る。
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この先に、カーブで道幅がかなり広くなっているところがあったので、昼食にすることにした。

サラダ巻きとアンパン。

林に入ったと思ったら、大きなタケノコ。
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もともと杉林みたいだが、手入れする人がいなくなると竹に取って代わられてしまう。

峠に到着。県境の石標があった。
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石標は峠の若干手前で、峠はこちら。
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中津江といえば、進撃の巨人。標識にはそれらしき絵が描かれていた。

峠を越えると、すぐに奥日田林道に左折する。
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ところどころ、ポツンと一軒家みたいな民家がある。
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結構上った後、下るとスノーピークのキャンプ場に出る。

この付近から釈迦岳に登る道が始まるが、分岐点を行ったり来たりする。

結局最初に曲がった道が釈迦岳山頂まで行ける車道だった。

入口に歩道とか書かれていたので勘違いしてしまった。

ここから始まる道がえぐかった。

亀甲舗装になっていて、石畳の上を走っているよう。

おまけに激坂区間がところどころある。

激坂でない区間は急坂なので、休めるところがないし、ほぼ立ち漕ぎだった。

稜線に出るまでに3回立ち止まり息を整える。

稜線に出てからも2回立ち止まる。

ようやく頂上に到着。
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頂上には車が数台止められるスペースがあるので、ここまで車で来て稜線歩きをするグループがいた。

横着な人達だ。

昼食用に買った残りの補給食のいなり寿司を食べた後、景色を楽しむ。

左端の奥が九重連山で、右奥が阿蘇山。中央の外輪山には陽射しが当たっているようだ。
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阿蘇山は雲の中。手前は酒吞童子山。
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九重連山と、外輪山の大観峰方面。
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雲仙普賢岳
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山並みの間から大きな市街地が見える。おそらく熊本市などだろう。
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最後に、頂上に設置されている施設。
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下り始めるが、亀甲舗装は下りも辛い。手にかかる振動が半端じゃない。
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日田市が望めるポイント
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その向こうには、英彦山や犬ヶ岳連峰も見える。
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道端にはタンポポ。これも好きな花。
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釈迦岳の入り口まで戻ってきた。ようやく亀甲舗装から解放される。
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ここからは、基本下り。

時間的な余裕があれば、一石峠を越えてうきはに向かうオプションもあったが、そんな脚は残っていない。

ここからのダウンヒルは最高だった。

田植えを待つ水田
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少し上り返す個所に水を汲める箇所があった。
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地図を確認したら、上流は特に問題なさそうだったので、がぶ飲みして空のボトルにも充填していく。

冷たくておいしい水だった。

日田の市街に出ると列車の発車時刻を調べる。

ちょうど1時間後にうきは駅を発車する普通列車があった。

あと10kmちょっとだと思うので、大丈夫だろう。

うきは駅に到着。
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15時56分発より前に36分発の特急ゆふ号があったが、発車まで10分足らずなので予定どおり普通にする。

ゆふ号を見送る。
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普通列車が入ってきた。
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久留米で快速に乗り換え、博多駅から走って帰る。

博多駅は、すごい人出だった。やっぱこうじゃないと。


走行距離:110.1km、経過時間:7時間38分、AVE:18.8km/h、グロス:14.4km/h、獲得標高:1,754m