最近でもないけど、ランニング・エコノミーをよく耳にする。
ランニング・エコノミーの向上方法として、本や雑誌ではアキレス腱のSSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)を活用すれば省エネで走れるというような考え方で紹介されていたと思うが、ちょっと違うと思う。
SSCは、アキレス腱だけでなく大臀筋やハムストリングスで発生させることができる、と紹介されているサイトもある。
自分は、この説だと思っている。
なぜかというと、4つ足の動物に当てはめた場合、アキレス腱に当たる部分は短いし、ふくらはぎに当たる筋肉もほとんどなく、むしろ、人間の大臀筋やハムストリングスに当たる筋肉が肥大しているからだ。
これらの筋肉群は横から見ると面積が大きくて縦方向には強そうで、犬や猫の瞬発力やトップスピードが大きいのも、この筋肉群の作用だと思う。
そう考えると、人間も、おそらく大臀筋とハムストリングスがランニング・エコノミーの鍵を握っていると思う。
アフリカ人の大臀筋は、すごく発達しているし。
そんなことを最近は考えているが、今日も脚の故障のためスロージョグしながら脚の使い方を試行錯誤していたところ、おもしろい発見をした。
自分の今の理想は大殿筋で弾むような走りだが、着地時の足形が両足で平行になっていると大殿筋を動員させやすいが、逆ハの字になると途端に動員できなくなるのだ。
自分の走りは、無意識に走ると逆ハの字の着地。
ただ、平行着地すると足の親指への負荷が大きくなってしまいそうだが(実際に過去にも失敗しているし)、今は身体の真下に着地する前提でフォアフット着地しているので大丈夫だと思う。
身体より前に着地してペースを上げようとすると親指で踏ん張ってしまうが、フォアフットだと親指で踏ん張ってもペースを上げられないので、結局、母指球付近で踏ん張ることになるから。
平行着地でランニング・エコノミーが向上すれば、もしかしたら、サブ3.5を狙えるか?
次回のランニングで痛みが出なければ、スピード練習を再開し検証してみよう。