ずっと暑かったのでサイクリングは休んでいたが、緊急事態宣言も解除されたし涼しくなってきた。

この土日は晴天の天気予報なので、前から行きたかった大観峰とやまなみハイウェイに行くことにしたが、ゴール地点が遠く帰宅が遅くなるし日曜日は弱い気圧の谷が来るので、土曜日を選択した。

サイクリングは、なんと5カ月ぶり。


前から乗りたかった特急ゆふ号に乗るため、午前6時45分に出発する。

博多駅まで自走してパンクでもすると特急に乗り遅れるので、今回は地下鉄で博多駅に向かう。

発車20分前にホームに上がると、ほどなくアナウンスがあり久大本線の久留米駅付近で人身事故が発生したため運行見合わせとのこと。

ツイッターで検索したら、7時15分に事故が発生したようだ。

待機していると、35分遅れで発車することが決まり、ゆふ号が入線してきた。
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この車両、急行を特急化するため、JR四国から購入したものらしい。

内装は、JR九州らしく、木材がふんだんに使用されている。
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入線してきたときは、なぜかすべてカーテンが引かれていた。
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久大本線に入っからは、普通列車とのすれ違い停車があったり、走行スピードが特急とは思えないゆっくりさで、日田駅には約40分遅れで到着した。

ゆふ号を見送る。
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今回は日田駅がスタート。

日田は林業が盛んな地域なので、駅舎にも木材がふんだんに使用されている。
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当初の計画では、大観峰に行った後、進行方向を逆転してやまなみハイウェイで湯布院に行くことにしていたが、出発が遅くなったので車内で阿蘇山の草千里に行くコースも考えた。

大観峰に着いた時点で、脚の残り具合と暗くなるまでの時間で選択することにする。

まずは、大観峰に向けて国道212号を大山川沿いに南下する。

風向きは弱い追い風なので、川を遡上している割にいいペースで走れている。

杖立温泉街との分岐点に到着し、右折し大山川を渡る。結構なV字谷。
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右折すると長いトンネルに突入する。
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安全な歩道を走行し始めて、ふと思いつく。

確か小国までは川沿いなので、このトンネルは新道のバイパスか?

ということは、杖立温泉街を通る道が旧道だ。

そこまで気づくとさっきの交差点まで戻る。

杖立温泉は、すごく懐かしい場所。
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ここは、42年前に中学の修学旅行で泊まった所なのだ。

川沿いの狭い土地に温泉旅館が立ち並んでいるのだが、今来てみると、大人数の修学旅行生をよく受け入れられたなぁと思う。

新道に復帰。お犬様の湯があった。
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ほどなく「下城のいちょう」と「下城滝」の標識が現れたが、先を急いでいるのでパス。

しかし間もなく、坂の途中で左側の金網フェンスに絡まっていた蔓が除去されていたので、なにげなく止まって下を覗いてみたら、なんといい風景が待っていた。

下城滝
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群馬県の片品川沿いの吹割の滝のミニチュア版という感じだが、その下流のゴルジュ帯が気になる。

この辺りから急に開けた感じになり、のどかな農村風景が続く。
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農村風景が過ぎると、小国町中心部に入る。

意外と活気のある町。

国道沿いに、なんと3軒もファミマがあった。

1軒目で肉まんを食べて、空いた小腹を満たす。

町を抜けると林の中に入り、勾配が増していく。

この辺りの長い坂は、結構辛く感じた。なんせ、5カ月ぶりのサイクリングなので脚が続かない。

2区間の登坂車線を含む長い坂を過ぎると、勾配がやや落ちて視界が開けてきた。

左手には九重連山が現れた。
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進むにつれ、景色がだんだん高原ぽくなる。
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大観峰は近いか?
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阿蘇山の阿蘇五岳の一部が草原の向こうに頭を出している。
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外輪山の縁まで上がってきた。
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大観峰の駐車場の入口からの九重連山。存在感が大きい。
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レストハウスの前にあったベンチで、途中のコンビニで買ったおにぎりとパンを食べる。

駐車場には、観光客の車がいっぱい。
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バイクもずらっと並んでいた。50台ぐらいはあったんじゃないかな。

視線を右に振ると、カルデラの壁が見える。雄大な風景だ。
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上を見上げると、秋空が広がっている。
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北側のギザギザの山並み。どこの山だろう?
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阿蘇火山。噴火の煙も見える。
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しばらく景色を楽しんだ後は、いったん阿蘇のカルデラに下りて、草千里に行くことにした。

ここまで結構頑張ったので脚が消耗していて、やまなみハイウェイの牧ノ戸峠を越えて、やまなみハイウェイのアップダウンをこなす自信がないためだ。

方向を北に転じると、弱いと言え向かい風になるので、苦しみたくない。

草千里に向かえば、基本的に追い風だし、草千里からは下るだけなので安心だし。

そうと決めると、まずはカルデラまでのダウンヒル。

内牧温泉までの国道212号のダウンヒルは最高に気持ち良かった。

コーナーリング好きにはたまらないルートだ。

カルデラまで下りると、道はフラット。追い風に乗って進む。

これから向かう山。噴火の煙が見える。
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振り返ると、大観峰のある外輪山。
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国道57号に出て熊本方面に少し向かうと、阿蘇東登山道の入り口に到着。

そのすぐ近くにローソンがあったので、補給食を買い足す。

ここから草千里までは結構上る。

初めのうちはスギ林の中を進む。もくもくと漕ぐ。

スギ林から脱出すると、高原状になった。ススキが輝いている。
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遮るものはなく、景色がどんどん良くなってくる。
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往生岳かな?この一面のススキが輝いているのが堪らない。
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この付近で、一人のライダーに声をかけられた。

トレックに乗っているとのこと。

大型バイクの方で、「自転車で来ればよかったのに」と応じる。

なんと群馬から来られているとのことで、自分も一昨年までの2年間前橋に住んでいたと言ったら、少し驚いていたかな。

牛がくつろいでいた箇所に止まって小休止。
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放牧と言えば、やはりジャージー牛かな。
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次は米塚。
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ここは中学の修学旅行で通った時、バスの添乗員のお姉さんが「米塚」と説明してくれたのを今でも覚えている。

4クラス4台のバスガイドさんの中で、一番きれいで親しみやすいお姉さんだったことも良く覚えている。

阿蘇山は、懐かしい気分にしてくれるいい山だ。

米塚を過ぎると、勾配が少しきつくなる。

こんな高いところにもスギ林があった。
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よく手入れされていて、牧草地としても利用されているようだ。

上りを再開すると、さっき少し話をしたライダーの方が追い越していき、手を上げてサインしてくれた。

こちらもサインで返す。

脚が限界になってきた頃、突然、噴火した箇所が見えてきた。
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木柵をまたいで写真を撮ろうとしたら、立入規制されていたようで、監視員の方から注意される。

内側から写真を撮る。

今週噴火したばかりだが、間近に見えて、少し衝撃的体験。

この後すぐに坂の頂上となり、展望台らしきものに人が見えたので上がってみる。

草千里展望台。立入規制されていなかった。
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さっきのところで無理せずとも、ここまで来ると噴火した箇所が良く見える。
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真新しい火山灰が積もっている。

眼下には草千里。
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反転すると、熊本の中心部や有明海、うっすらと雲仙普賢岳も見える。
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さらに右に転じると阿蘇のカルデラ。
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場所を変えて、もう一度、噴火口と草千里。
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見渡す限り、絶景だ。

こんな天気のいい日に来ることができて良かった。

ここで、帰りのルートを確認しようとスマホを確認すると、バッテリーの残量が20%を切っていて慌てる。

WIFIが入ったままになっていたのと、最近インストールしたマイルズというアプリが電気を食っていたのが原因だったようだ。

スマホを使えないと帰りの新幹線の切符を安く買えないので、危ないところだった。

帰りの道は来た道を戻り、上ってくるときに確認した道に左折する。

この道もコーナーの多い気持ちのいい道だったが、いや~寒かった。

防寒具を用意していたので大丈夫だったが、これ以上寒いとちょっと無理だな。

いったん止まる。
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熊本空港の滑走路らしきものも見えた。
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国道57号に突き当たる頃には身体が冷え切ってしまい、57号で時折現れる上り返しでは、固まった脚を動かすのが苦痛だった。

あまり漕ぐことなく大津の道の駅に到着し、ここで肥後大津駅の場所を確認する。

強い西日で道路標識がよく見えなかったりしたが、無事ゴール地点の肥後大津駅に到着。
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17時28分発の熊本行きに乗り、熊本で18時30発の新幹線つばめ号に乗り継ぎ、博多駅には19時20分に着いた。

当初の予定どおり湯布院に下りていたら、博多駅到着が21時半頃になっていたので、改めて新幹線があって良かったと思う。

晴天に恵まれたいいサイクリングだった。

さて、やまなみハイウェイは、いつ、どういうルートで行くかな。


走行距離:103.46km、経過時間:6時間53分、AVE:21.04km/h、グロス:15.0km/h、獲得標高:1,753m