今回の実家への帰省は鉄道を堪能した。

金曜日の午後、まず地下鉄で博多駅に向かうと、実家へのお土産として、リクエストに従って無着色の明太子と熊本銘菓のいきなり団子を買う。

あと、母用のお菓子ということで、考えた結果、太宰府天満宮の梅が枝餅にした。

梅が枝餅は、もちもちの生地と甘さ控えめのあんこがすごく美味しい。博多駅にも松島茶店という店が入っているのを知り買って行ったが、ここのは少し甘めだった。

ホームに上がると自宅に帰るときと同様、のぞみ号に乗車。

新幹線が発車し、何気なく帰りのチケットの予約状況を確認してみたら、なぜか予約が成立していない!

京都までのチケットはJR東海のスマートEXで早めに予約したので通常料金よりも3000円ぐらい安く買えたのに、帰りは通常料金になってしまった。

ショック大。

何かいい手立てはないかと調べたら、あったー!

日本旅行が販売している「バリ得ひかり・こだま」。

前日までのネット予約が可能で、なんとほぼ半額、新大阪~博多が7600円!

ただ、この区間は午前中か夕方以降にしか便がなく、所要時間も倍かかるという問題がある。

でも、長い時間新幹線に乗っていられるというメリットとも言える。

そんなこんなで、京都までの2時間45分はあっという間だった。

京都駅に到着すると、近鉄に乗り換える。
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ホームに向かうと、近鉄特急が2本も止まっていた。
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特急専用の表示板。橿原神宮前行きと奈良行き。
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と思っていたら、なんとその隣に3本目の見慣れない特急が止まっていた。
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なんと、3編成も特急が停車しているとは、タイミングが良かった。

乗車するのは急行。
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先頭車両の方に進んでいくと、ちょうど青い特急が回送で発車した。
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日曜日に仕事があるため、翌土曜日は15時ごろに最寄りの伏見駅に向かう。

ちょうど特急のビスターカーが通過。
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京都駅からは、JRの在来線の新快速で新大阪まで行き、エキナカの売店で夕食の弁当などを買ってからいったん改札を出る。

改札外の指定席券売機で切符を出力する。

改札に入ると、蓬莱の551の豚まんを買っていなかったことに気づき、豚まんとビールを調達する。

そしてホームに上がる。

ちょうど、鹿児島中央行きのさくら号が入線してきた。
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少し青みがかった車両だ。

その後、博多方面から折り返すこだま号が入線してきた。

なんと、500系車両!
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清掃員の方が頭を下げているが、敬礼の意味があるのだろう。

グッとくるものがある。

500系ということは前日の調べで気づいていたが、久し振りの乗車なのでワクワクする。

飛行機のような丸い車体。
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車輛に入ると、座席は2列と2列の配列。
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座席を予約するときに気づいていたが、グリーン車のように広い座席で嬉しい。

編成はかつてとは異なり半分の8両。
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発車すると、ビールよりも楽しみの豚まんを食べる。
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以前、新宿の京王百貨店の催しで買ったことがあるが、東京でも551はすごい人気で、すごい行列ができる。

今回は、ほぼ待つことなく買うことができて良かった。

関西でないと買えないので、ほんと貴重な体験だ。

裏側の木も相変わらずで、ここに着いた皮を歯でしごいて食べるのも久し振り。
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1個は福岡に戻ってから食べることにして、すかさず弁当も食べることにした。
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神戸の名物なのか、神戸牛の「ぼっかけ弁当」が300円も値下げされていたので即買いした。

これも美味しくいただくことができ、満足満足。

西明石で8分間の停車。
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この日は東海地方の大雨で東海道新幹線から来る新幹線は2時間以上も遅れていた。

岡山駅では、なぜか18分間も停車する。
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せっかくの待ち時間であり、構内のセブンイレブンで買い物をして、セブンアプリの都道府県巡りのバッジで岡山県をゲットする。

これで、19府県を達成。

岡山を発車してからが長かった。

500系車両で問題なのが、座席にはコンセントがついていないこと。

スマホのモバイルバッテリーを持っていないのに残量が瞬く間に40%以下になり、その後は音楽を聴くだけの利用になってしまう。

印象に残っているのが山口県内の徳山。

一帯が石油化学コンビナートになっていて、昼間でも独特の風景だけど、夜は夜で街とは異なる照明のため不思議な光景だった。

5時間弱を要して、ようやく博多駅に到着。

こだま号はここが終点だが、車両基地のある博多南行きの普通車と変わる。
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八王子の自宅に帰ると気よりも、新幹線を堪能した気がする。