この週末は、移動性高気圧に覆われて晴れの予報。
緊急事態宣言下でもあり、輪行を避けて短いサイクリングに行ってきた。
朝起きるとどんよりとした曇り。
また、2日も練習を休んだのに、疲労がある。
幸い天気予報では午後から晴れるとのことなので、朝はゆっくりして10時半ごろに出発する。
県西部に行くときは日向峠を越えることにしていたが、今回のコースは結構上りそうなので、日向峠は止めて、R202バイパス経由でアプローチする。
予定したよりも早く左折してしまったが、そのおかげで色づいた麦畑に出た。
脊振山系の上の方は雲に覆われている。
しかし、海岸方面は晴天。
今度はネギ畑に出た。
辺り一面ネギの香り。この香り、好きだなぁ。
今度は、田植えを終えて間もない水田。
また、ネギ畑。
この辺り、様々な成長段階のネギが栽培されていた。
毎週八百屋さんで中ネギを買って毎日ネギを美味しくいただいているが、中ネギが店頭からいつなくなるか心配していたところ、これなら長く楽しめそうでほっとした。
このネギ畑が中ネギとは限らないが・・・。
本格的な上りが始まると、陶芸の窯元の煙突があった。
こうした煙突を見たことがないが、もしかして歴史的なものなのだろうか?
ふと横を見ると石標が立っていて、近くに寺院があるようだ。
さっきの窯元の正面にでた。
年数は経っている建物だが、煙突よりは新しそう。
急坂が続くが、まもなく立派な山門の前を通る。
「あれっ、こんな上の方に、由緒あるお寺があるのかな?」と思っていたら、正面に出た。
雷山千如寺大悲王院。
表にはしだれ桜、中には立派なイチョウの木が見える。
せっかくだからお参りしていく。
本堂と思われる建物の庭には、高さはないが横にすごく枝が張った木がある。
仁王像のある山門の外から本堂を見る。
山門を内側から。
お参りした後、さっきの立派な木に近寄ると、すごい枝張り。
モミジの木だった。このモミジなら、紅葉したらすごいだろうなぁ。
外に出ると、反対側にも立派なモミジの木があった。
このお寺の後も、基本展望が効かなかったが、ようやく展望の効く場所に出た。
谷を埋めた造成地に造られた霊園だった。
突然巨木が現れた。一目で巨木とわかる。
幹回りが7mもある、樹齢千年を超える杉の木とのこと。
すぐ前が十字路で、ここを右折すると林道。
林道とは思えない立派な舗装路で2車線ほどの幅員がある。
沿道の竹林からは、若竹がニョキニョキ出ていた。
谷をまたぐところで、少しだけ下の景色を望める場所があったので、ここで昼にする。
移動高のおかげで日向は気持ちいい。
コンビニで買った、揚げ物、おにぎり、調理パンと、粗末な昼食ではあるが、景色が良くて空気が良くて気候も良くて、最高の昼食。
この後、道は一旦下りが続くが、下りの途中で三叉路に出た。
ここからは、旧長野峠への最後の上りとなる。
すぐに九十九折となり、何度か折り返すと勾配が緩くなり、峠に到着。
すぐ先には、先日通った新道の長野峠からの道が見えている。
福岡県側。福岡県側と佐賀県側では舗装が違う。
県道12号に出て下りだすが、すぐに左折する。
広域基幹林道雷山横断線の入り口
ダラダラと緩い坂を上って行く。
沿道にはアザミの花が咲いている。
蝶が止まっているのを見つけ、慌てて写真を撮る。
黒い蝶だが、関西や関東ではあまり見かけない蝶だ。
この林道も基本的に森林の中を通って展望が効かないが、三瀬峠が近づくと、ようやく伐採されて植林間もない箇所に出た。
なかなかの景色。
上の画像でも、右端には脊振山が写っている。
肉眼でも頂上のドームが見えた。
下に見えるのは、三瀬トンネルの有料道路の入り口付近かな。
三瀬峠方面も見えた。
ほどなく三瀬峠の手前に出る。
三瀬峠は2回目だが、ここのダウンヒルは、やはり気持ちいい。
あっという間に石釜集落まで下り、久し振りなので石釜豆腐店に寄っていく。
今日は、ひっきりなしにお客さんが来てすごく繁盛していて、看板娘さんともう一人の女性の二人体制で客に対応していた。
今日は、味付きガンモ、木綿豆腐を買っていく。
店頭には、おからがサービスで提供されていた。
購入者に限り一袋までとのことで、いただいていく。
さらに、美味しい湧水でも有名なので、水も汲んでいく。
あとは、一路帰るだけ。
短かったけど、やはりサイクリングは楽しい。
走行距離:61.77km、経過時間:4時間51分、AVE:18.45km/h、グロス:12.7km/h、獲得標高:1,074m