この週末、何か気乗りしない気分。
昨日は頭痛の中、走り出した。
さて、日曜日はどのように過ごすか?
土曜日までの湿った空気の影響が残りそうだし、黄砂の予報も出ているので、サイクリングは気が進まない。
どちらかというと、10月末に負った軽いケガの影響で走行距離が伸びていないので、それを挽回したい気分。
そこで、海の中道の西戸崎まで走る予定を組んだが、24kmぐらいもあるのでちょっと不安。
土曜日は早く床に就いたので朝の目覚めは良かったが、ベランダから脊振山系の山並みを見ると霞がかかっていて、ああやっぱりという気分。
朝食を作っている時にふと閃き、西戸崎よりも立花山の方が近く、走ったついでに登山もできることに気づいた。
このアイデアは魅力的だ。俄然やる気が出てきた。
RWGでコースを保存し、YAMAPの地図をプリントアウトし、補給食などは麓で買うことにし、必要最小限の携帯品をランニング用のリュックに入れて出発する。
出発は午前9時過ぎ。
よかトピア通り、那の津通り、国道3号とつないで香椎参道口から香椎駅に向かい、駅前のセブンで補給食を買う。
練乳パンだけ食べ、ポカリとフィッシュバーガーはエコバックに入れ、手で持ったまま走る。
JRの跨線橋を越えると、ようやく立花山が目前に迫ってきた。
ここから上り坂が始まる。
しばらく行くと、真新しいファミマとセブンが並んで建っていた。
ここで補給食を買えばよかったなぁ。
R3バイパスをくぐると登山口は近い。
三日月山登山口への分岐に到着。
当初は立花山だけのつもりだったが、立花山と三日月山は短い稜線でつながっているので、三日月山も上っていくことにする。
登山口に近いところにルートマップがあった。
登山口に到着。
ここまでの16.6kmを、1時間40分で来た。調子がいいかも。
尾根上に出ると、よく整備された登山道になった。
大して苦労なく三日月山の頂上に到着。
頂上は伐開されていて、全方向を見渡すことができる。
福岡市方面
若杉山方面
立花山方面
立花山までの縦走路にはクスノキなどの大木が多い。
手を当ててiPhoneで写真を撮ってみたが、フレームに収まらない。
手の平の幅が17~18cmなので、直径80cm以上ある。
常緑広葉樹の天然林が広がっている。
登山道上の印象的な樹。
クスノキの大木は、枝ぶりもすごい。
愛宕神社で脚を鍛えているのでグイグイ上っていける。
気分的には、あっという間に立花山の頂上に到着。
ここは、福岡市方面だけ伐開されている。
海の中道から志賀島、能古島が一望できる、すごい風景。
福岡市街も
福津市の方は、少しだけ見える。
景色を見ながら補給食を食べ下山ルートを考える。
途中、巨木の大クスに寄り、さらに途中から松尾山をピストンすることを確認する。
下り始めると、途中で松尾山、白岳への縦走路の標識があった。
予定を変更し、縦走路を選択する。
道は急斜面の硬い地面に土が乗っていて滑りやすく、一度尻餅をついてしまう。
途中、立花山の山城の石垣跡があった。
鞍部まで下った後は急坂となり、突然、松尾山の頂上に到着。
たしか、福津市方面の展望があると、どっかに紹介されていたので期待してきたが、展望範囲が少なく残念。
展望があると思っていたのは勘違いで正しくは白岳かと思い、さらに縦走路を進む。
鞍部を過ぎるとまたもや急坂となり、少し頑張り頂上に到着。
ああ、ここも展望があまり効かないんだ。
福津市方面が少しだけ見えた。
ここまで来ると、もう戻りたくない。
縦走路はまだ続いているみたいだが、地図を開いて確認していたら、ちょうど登山者が上がってきたので聞いてみると、下原まで下れるとのことだったので、前進を決める。
このルートも大木が多い。
基本、常緑広葉樹の鬱蒼とした天然林だが、急に林相が変わった。
サクラの木の林だ。
結構な範囲に桜の木が植えられているので、春はきれいだろうな。
道が細くなりちょっと不安になったが、サクラの林をジグザグ下って行くとはっきりした登山道に出て、まもなく鷲尾大権現に出た。
お地蔵さんが祭られている。
奥には小さな滝があった。
沢沿いに下ると、対岸に多くのお地蔵さんが祭られていた。
車道に出ると登山は終了。
ここからは、再びランニングとなる。
下り始めると展望が開けたが、霞が強くなっている。黄砂の影響かな?
三日月山登山口への分岐の辺りまで下ると、今歩いた山の全貌が見渡せた。
下りは快調。3kmぐらい走って無事香椎駅に到着。
これ以上走るつもりはないので、帰路は電車で帰る。
博多駅で地下鉄に乗り継ぎ、西新駅から徒歩で帰る。
今週末も充実して過ごすことができ良かった。
走行距離:19.7km、走行時間:1時間56分6秒(キロ5分54秒)、登山経過時間:1時間32分29秒