1週間前の天気予報では、この週末は天気がイマイチだった。
なので、サイクリングの予定を立てていなかったが、金曜日辺りから予報が好転し、日曜日はカラッとした秋晴れとの予報になったので、短めのコースを組んだ。
五ケ山ダム経由で、脊振山に上る自衛隊道路を下見して、板谷峠から帰るはずだったが、予定変更。
脊振山に上ることとなった。
出発は、午前9時。
70kmぐらいのコースなので、14~15時には帰って来れるだろう。
まずは油山方面に向かって南下する。
桧原四ツ角に出る前に、空き地には秋の花、コスモス。
桧原四ツ角を確認し、次は右折だったが早めに曲がりすぎた。
東に向かって細い道を進むと、箱池というところに出た。
油山が正面に見える、いいロケーションだ。
場所を変えて。
予定した道に合流し、ひたすら南下する。
渓流沿いの道に変わる。
正面には脊振山。この時点では頂上に立つつもりはなかった。
さらに進むと、東京都の檜原街道に似た雰囲気になってきた。
ダムの下流なので水の澄み具合がイマイチだが、なかなか迫力がある。
問題は交通量が多いこと。
片側1車線だが幅員が狭いので、少しでもふらつくと、車に迷惑をかけてしまう。
この道は下りで使うのが良さそうだ。
南畑ダム直下の橋で。
RWG(Ride with GPS)の地図ではダム下まで道が付いていたので行ってみたが、すぐにゲートがあり進むのは止める。
ほどなくダムに到着。
ちょうど木が邪魔をしているが、湖面から空気が噴出していた。
上流側から
さらに上流に進むとループ橋が現れた。
ループ橋から見下ろす。
急にクライミングの施設が現れた。結構かぶってる。
モンベルのオートキャンプ場のようだ。
ところで、モンベルと言えば、自分との出会いは、さかのぼること約40年前。
高校入学後、山岳部のポスターにピンと来てすぐに入部した。
12月末の氷ノ山の冬山合宿までは部室にあった化繊綿のシュラフ(寝袋)を使用していたが、ファスナーが壊れていてボタン止めだったので、寒い思いをしていたのだ。
そこで、3月の大山での春山合宿前に、確か天王寺のヨシミスポーツでダクロンのシュラフを買った。
高校生には羽毛シュラフなんて高価なものは買えないのでダクロンは妥当なところだが、とにかく暖かくて嬉しかった。
また、モンベルの当時のカタログの表紙が屋久島の縄文杉だったことを、今でも良く覚えている。
まさか、こんなメジャーな会社になるなんて、みじんも思っていなかった。
この地点を過ぎると、展望所があった。
小腹が空いたので、最近よく買うセブンの練乳パンを食べていく。
めっちゃ甘くて、かつマーガリンたっぷりの、いかにも身体に悪そうなパンを、運動した時は食べたくなる。
また展望所があった。
脊振山のレーダーも見える。
この後、佐賀県境の坂本峠まで行って、板屋峠に向かうつもりだった。
しかし、分岐点まで行くと通行止め。
ここで、スマホ片手に考える。
RWGの地図でズームアップすると、ダム湖の端辺りから脊振山に上る道があり、途中細い表示になっているので歩きが入るかもしれないが、佐賀県側から上ってくる県道に合流することがわかった。
これは行ってみる価値がある。
そうと決まれば、脊振山の頂上からの景色が楽しみになってくる。
途中、「小川内の杉」という佐賀県の天然記念物があった。
1箇所から株が3本立ち、樹齢が500~600年とのこと。
先に進む。
案の定、自衛隊道路の工事標識があった。
3月一杯は通行止めとのこと。
脊振山に向かう道の入り口まで来た。
車では終点まで行けないという趣旨と理解し、上り始める。
林道だけあって急坂で、ほとんどが立漕ぎになる。
林道が変わっても急坂が続く。
この林道も終点まで来た。
右折し、さらに上っていく。
が、途中で舗装が途切れた。
勾配が落ちてきたので、しばらくは乗って進んでいける。
しかし、道が荒れてきて所々押しが入るようになる。
細い道の区間に入ると、昔林道だったところが廃道になっているようで、歩道みたくなっている。
秋も深まってきた。
細い区間を脱出すると、道幅が広くなった。
T字路に突き当たったが、未舗装だ。舗装になることを期待していたのに・・・。
しかし、右折して少し行くと、車が駐車されているのが見えた。
行ってみたら、念願の舗装道路だ。
舗装になれば、こっちのもの。
合流地点の近くに頂上まで2.5kmの標示があり、ペダルにも力が入る。
頂上のレーダーが見えてきた。
紅葉している桜の木
自衛隊道路の合流地点まで来た。
頂上の入り口に到着。
最初は緩い階段だったけど、最後は急階段に。
頂上には神社があったのでお参りしていく。
頂上からの絶景、福岡市方面。
場所を変えて目を凝らしてみると、福岡タワーが見えた。
ってことは、家から脊振山が見えるのか?
帰ってからベランダで確認すると、確かにレーダーらしきものが見えた。驚きだ。
頂上のレーダー
背後には自衛隊の施設。五ケ山ダムも見える。
先々週に行ったショウケ越や大野城も見える。
脊振山系の西側を見ながらパンの昼食を食べる。
佐賀市の方を見ると、左の方に雲仙普賢岳もうっすら確認できた。
脊振山の景色も堪能すると、最短の三瀬峠経由で帰ることにしダウンヒルを楽しむ。
路面が良く清掃されていて気持ちよく下って行ける。
途中から、三瀬峠の入り口付近につながる林道に入る。
初めは結構上りが続いたが、途中からは下り主体で時々上り返しをしながら快調に進んでいける。
所々展望が開ける。
ようやく入り口に着いた。
この峠道も結構短く、確か峠まで2~3kmだったような気がする。
峠に到着。
短い峠道だからか、有料道路のトンネルを通らない車が結構あり、注意しながら下る。
最後に石釜豆腐に寄っていく。
福岡の湧水地点を調べていて見つけたお店。
ざる豆腐とがんもを買っていく。
ついでに店前にある蛇口で水をボトルに入れていく。
あとは帰るだけ。
向かい風だったが下り基調なので、それほど苦しまず帰ってくることができた。
走行距離:86.02km、経過時間:6時間49分、AVE:17.90km/h、グロス:12.6km/h、獲得標高:1630m