この週末も天気に恵まれた。

せっかくなので、サイクリングに行くことにしたが、明日は平日なので短めのコースにした。


早めに帰ってきたいので、がんばって博多7時10分発の快速小倉行きに乗車する。

今回は、八幡駅からスタート。
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皿倉山は寄り道をしながら裏側から上ることにし、板櫃川を目指す。

川沿いの道に出ると、皿倉山は大きな存在感。
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こちら側から上るには理由がある。

土木学会による土木遺産に指定されている川内堰堤があるから。

珍しい土木構造物なので、楽しみだ。

本格的な上りに差し掛かると、これから向かう道の下に、アーチ橋が見える。
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鉄道跡かなぁ、と思いながら上の道まで来ると、違っていた。

屋根がかけられているので、水路かな?
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川内堰堤まで来た。ブロック積みが歴史を感じさせる。
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上流側から見ると、水路用なのか、小さなアーチがかかっている。
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大正8年に造られたものなので価値がある。

湖畔のたたずまい。
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湖畔には、ぐるっと1周できる?歩道があり、隣の駐車場まで車で来てジョギングしている人が何人もいた。

完全にフラットだし、当然信号もないので、いいコースだと思う。

上流に進むと、またアーチ橋が現れた。
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車道の橋でなく、歩道の橋だった。

この地点から板櫃川を離れ、皿倉山に向かって上っていく。

見事な竹林があったが、これはスギ林が竹に駆逐されたもの。竹の生命力は強い。
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道なりにどんどん上っていくと、突然、視界が開けた。
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木の間からは、スタートした八幡方面が見えるではないか。

これはまずい、道を間違えた。

スマホで確認して、分岐点まで戻る。
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道の左側に「皿倉山」と書かれた標識があったのは気づいていたが、矢印が消えているので、ここで曲がるとは思わなかった。

右折方向の方が道が荒れていたし。

農地沿いの道から林の中に入ったと思ったら、路面が未舗装に!
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ゲッ、想定していなかった。

勾配がそれほどでもないので、何とか乗ったまま上っていけるが、雨水で路面が削られたところがあったり、結構手こずった。

パンクが心配だったが、ミシュランのリチオンタイヤで、サイドが丈夫な造りになっているので助かった。

何とかしのぐと、国有林林道に入ったところで舗装に変わる。
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舗装ではあるが、7月豪雨や台風の影響なのか、路面には枝類が散乱している。

途中で倒木が道をふさいでいた。
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SUVでは通行不能だし、軽トラでも無理っぽい。

オフロードバイク以下なら通れそう。

現に、ここを通過した後、オフロードバイク2台に追い越された。

アーチェリー場があるところまで来ると、通行規制されていた。
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(通り過ぎてからの写真)

下の上り口では見かけなかったが、なぜか上側だけ規制されている。

間もなく、交差点に出た。
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まっすぐ行くと下山。ここは左折して権現山に上る。

出だしから激坂で、ほとんど立漕ぎになる。

キャンプ場を過ぎたところで車は通行止めになり駐車場に誘導されるが、自転車は大丈夫そう。

息が上がるところまでは行かず、頂上に到着。標高は、ちょうど600m。
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そう、この景色を期待していたんだ。

菓子パンを食べながら、しばし景色に見入る。

先日開聞海峡まで行ったときに渡し船で渡った若戸大橋も見える。
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頂上には立派な枝ぶりの松。
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権現山での景色を楽しんだので、今度は皿倉山に向かって来た道を下る。

皿倉山の入り口
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一般車両は通行できないが、自転車に関する表示はないので、ゲートの左手から入る。

間もなく8合目の標識があった。
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坂道の勾配は緩く、淡々と上り、頂上に到着。権現山より22m高い。
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頂上には、NHKをはじめ各テレビ局の電波塔や建物があった。

ケーブルの駅の屋上が展望台になっていて、ここからの風景には度肝を抜かれた。
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左手には、先日通った三里松原が見える。
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遠見の鼻方面
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八幡製鉄所方面。右下隅に世界遺産に指定されている建物があるようだ。
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関門海峡方面
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今日のスタート地点、八幡駅も見える。
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カツサンドを食べながら、だいぶ景色を楽しむことができた。

下りは、途中で天空ドームに寄っていく。
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恋人の聖地なんだ。伊豆半島には、西伊豆に恋人岬があったなぁ。

展望台になっている。
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これから向かう福智山方面。
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皿倉山頂上
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関門海峡、関門橋、門司城址、門司港、小倉市街などが見渡せる。
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さて、ここからはダウンヒル。

車道なのに、登山者が多いので、注意して下っていく。

楓杉峡(ふうせんきょう)
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見事な紅葉の木で、木の向こう側、道下には石積みのアーチがある。

ところどころ、展望が開ける。
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不思議と、すれ違った車は1台のみだったが、登山口で謎が解けた。
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帆柱稲荷神社は例外なので、権現山に上る場合には、車はOKということなのか?

登山口からは下界には下りきらず、中腹を巻くように通っている片側1車線の道を行く。
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見晴らしがよく、右手の景色を結構楽しめる。
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ずっと進んでいくと、最後はR211に合流する。

R211では、初めは少し上ったが、八幡IC付近までは下り基調で進む。

途中からはR211から離れ、基本的には福智山ろく花公園の標識に沿いつつ、アップダウンを繰り返す。

鷹取山や福智山が迫ってきた。
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彼岸花があちこちに咲いている。
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お彼岸がピークなので、もう終わり頃。
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途中からは上り一辺倒に転じ、長めの坂を上り切ったところが、福智山の登山口のようだった。

この先には白糸ノ滝があり、途中まで舗装道路があるので行ってみる。

ここも結構な急坂で、立漕ぎが多くなる。

終点に駐車場があり、そこから徒歩2~3分で滝に到着。

白糸ノ滝の直下にある滝
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白糸ノ滝は結構高さがあり迫力がある。
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水を汲みたかったが、湧き水的なのがなく、あきらめる。

駐車場に戻ると、最後の目的地、林道の方城スカイラインに向かう。

しばらく下った後、興国寺の方向に進み、途中からは棚田を横切りながら登っていく。

ため池のところまで来ると標識があった。
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ため池からの福智山
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林道は自転車では通れるかもしれないが、日陰に座って残ったパンを食べながら、行くかどうか考える。
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今日は夕方には家に着きたいし脚も結構消耗しているので方城スカイラインは諦める。

ゴール地点も、当初の田川後藤寺駅から、福北ゆたか線の小竹駅に変更する。

そうと決まれば、下りを楽しもう。
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民家のキンモクセイ
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今日はあちこちでキンモクセイの香りに気づいていたが、花を見つけることができず、ずっと気のせいかと思っていた。

さらに下ると、福智山山系の全貌が見えた。
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下りきると、彦山川を渡る。

上流側
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下流側
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福智山山系
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工業団地がある丘のアップダウンを越え、遠賀川を渡ったところで時刻表を確認する。

30分に1本の運行で、直近が20分後に来るので、慌てて駅に向かう。

15分前に駅に到着。
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無事予定した電車に乗れた。
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3両編成で、クロスシート。
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博多まで約1時間、電車からの景色もきれいだった。

博多駅からは、いつものように自走で家まで帰る。

今日も1日天気が良く楽しめた。


走行距離:64.38km、AVE:16.3km/h、グロス:10.3km/h、獲得標高:1437m
Bryton