福岡の最初の晩は、ニッセイホテル福岡。
フロントでチェックインしたが、やはり新型コロナの影響で客がかなり少ないらしく、簡素な朝食ビュッフェをルームサービスに変更するかもしれないとのこと。
それはそれでいいのだけれど、結局ビュッフェに決まった。ちょっと残念。
時間が早かったので、ランニングのホームコースになるかもしれない大濠公園に行ってみることにした。
予想よりも、いいロケーションだ。
1周2000mとの表示があったので3周ぐらいしようかと走り出したが、半周もしないうちに右脚のふくらはぎに痛みが出てしまう。
練習でいつも履いているシューズではなくスピード練習用の底の薄いシューズを履いていたのが原因かもしれない。
痛みの部位からすると、後脛骨筋腱炎のような気がする。
ペースダウンしたが痛みは消えず、でもせっかくだからと無理して2周する。
走った後は、補強運動は腹筋だけにして、帰りは歩きで福岡城を通って帰ることにする。
福岡国際マラソンでおなじみの平和台陸上競技場。
鴻臚館(こうろかん)跡は緑の広場で開放的。
例年は、屋台がたくさん出るとの話し声が聞こえたが、やはり新型コロナの影響は深刻だ。
見事な枝ぶりの桜のひさし。
ホテルに戻るとシャワーを浴びて、街に繰り出す。
といっても、繁華街は感染リスクがあるので、あらかじめ調べておいた、駅近くのもつ鍋の店に行く。
行ったお店は、「焼肉 もつ鍋 よしむら」。
18時頃という早い時間帯だったが、他の客は、東京から福岡に単身赴任をしている2人連れ1組のみだった(女将さんが教えてくれた)。
これなら感染の心配はない。
もつ鍋が目当てだったが、ビルの入り口に1000円の「ちょい飲みセット」が掲げられていたので、「秘伝もつ鍋」と、このセットを注文する。
ちょい飲みセットは、生ビール1杯と、小鉢、酢もつ、鶏肉のたたき。
「酢もつ」という料理を聞いたことがなかったので、何度も聞き直してしまった。
好みで柚子胡椒をかけて食べるが、これは美味しかった。
鶏肉のたたき
これにも柚子胡椒をかけていただいた。
このお皿が半分に減る頃にもつ鍋が運ばれてきた。
ビールは当然飲み干したので、芋焼酎の「赤兎馬」のお湯割りを注文した。
赤兎馬は10年前に札幌勤務していた時に熊本出身の上司がいつも飲んでいた銘柄だったので、懐かしくて注文した。
秘伝もつ鍋は、あっさりした味付けで、自分好みだ。
女将さんによれば、東京に支店を出すため東京のもつ鍋をリサーチしたそうだが、どこもこってり味で合わないと言っていた。
よしむらさんは創業48年だけあって、この味にはかなり満足した。
おかげで焼酎をもう1杯飲みたくなり、赤兎馬より安い宮崎県の「木挽ブルー」を頼んだ。
宮崎には20年ほど前に3年間住んだので愛着がある。
はじめて飲む銘柄だが、「あ~これこれ」という味。
いかにも南宮崎の芋焼酎という感じ。
今調べてみたら、雲海酒造の焼酎だった。
この焼酎も懐かしさを感じる味で、大満足。
明日から新しい職場に勤務するというのに大丈夫かな・・・。
翌朝、やはり酒が少し残っていたが、脚の痛みはなくなっていたので良かった。
新しい職場もなじめそうな雰囲気でホッとした。