今日の天気予報は一日晴れなので、雪のついた草津白根山を見ようと、比較的近場の峠に行ってきた。
100kmぐらいなので早朝出発の必要はない。
6時起きで7時過ぎに家を出て、群馬総社駅に向かう。
駅の跨線橋から今日行く方向を見ると、雲がかかっている。
天候の回復が遅れるのかな。
7時42分発の電車に乗る。
今回のスタート地点は、中之条駅。
走り出して間もなく、あらかじめ調べておいたセブンに寄って昼食にするパンを買っていく。
心配していた天気だが、しっかり青空が出ているので良かった。R353からK55に分かれた地点。
ロマンチック街道だが、県道ということで交通量が少なく、すごく気持ちのいい道。
徐々に高度を上げていく。
峠まではまだしばらくあると思っていたが、意表を突くように峠に着いてしまった。
文学は苦手たが、若山牧水がここで詩を読んだそうだ。
奥に石碑があるので歩いて行ってみる。

石碑の奥にさらに歩道が続いていたので、いい景色が待っているのでないかと、行ってみる。
すぐに尾根まで出たが、あいにく、それほどインパクトのある景色でなかった。
しかし、珍しいものを見つけた。
キツツキが開けた穴かな?
草津白根山の方向に雪のついた山が見えたが、木々の間からだし、写真に撮るほどではなかった。
峠に戻り、防寒具を身に着け、六合に向かって下り始める。
一瞬、雪が付いた山が見えたので、少し戻る。
なかなか、きれいな山とご対面できない。
さっきよりはいいかも。
この辺り、冬ということもあって明るい林の中を進む道で、気持ちがいい。
家が建っているところまで下りてくると、牧場があったり、開放感のあるところが多くなってきた。
川沿いにオートキャンプ場があった。
暮坂高原オートキャンプ場だ。
草原があったり、川が流れていたり、すごくいいロケーションだ。
15年ぐらい前は、家族でよくオートキャンプ場に行っていたので名前だけは知っていたが、こんなにいいところだったら一度来ておくんだった。
大きな砂防ダムがあったので止まって見下ろし、再び走り出すと、ようやくいい景色が待っていた。
やはり、草津白根山の方は、雲で覆われている。
六合まで下りてきた。白砂川を渡る。
写真には写ってないが、こんな大きい谷なのに、水がほとんど流れていない。
上流に大きなダムでもあるのか、それとも下流の発電所のために取水されているのか?
R292に入ると、すぐ先に旧太子駅がある。
前回は上りの途中で上り返しが嫌で上から眺めただけだが、今回は下りの途中なので寄っていく。
太子駅と書いて「おおしえき」と読む。さすがに読めない。
ホームなど
R292に戻るが失敗した。
軌道跡が通れるようになっていて、トンネルとかあった。走って通ればよかったなぁ。
長野原草津口駅に向かう道と分かれたところで、ふと下を見下ろしたら、川の水の色が異様。
どこからか温泉が流れ出しているのかな?
走り出そうと右側を見たら、今度はトンネル!
ここで寄っていこう。
通り損ねたが、写真を撮ったので良しとしよう。
ここからは、しばらく無駄に走ることとなる。
太い道に出たので、中之条方面と思い左折したら、しばらく緩い上り坂を上る。が、これから向かう須賀尾峠に右折する箇所が出てこない。
おかしいと思いスマホで確認したら、コースミス。
来た道を戻り、さっきの交差点も過ぎてしばらく行ったところで、吾妻川を渡る橋が見えた。
これで安心。
でも、橋を渡ったら、しばらく上り坂。
R145に出て、やっと予定したコースに戻ったと思ったら、下り坂が始まる。
結構長い。
着いた先は、六合から降りてきた道との交差点だった。
ああ・・・、ちゃんと地図を確認するんだった。
白砂川沿いに下りてくる途中、長野原草津口駅に直接向かっていたら、2回も無駄に上る必要がなかったのに・・・。
須賀尾峠に向かう道に入ると、今度こそ一安心。
でも、出だしは結構急坂が続く。
V字谷の吾妻川からの立ち上がりなので、仕方ない。
この峠道、R406。
R406って、長野から白馬に向かう、嶺方峠のある道だ。
なんで、こんなとこに・・・。
ウィキで調べてみたら、R406は大町市が起点で白馬村を少し通り、長野、須坂、菅平、長野原を経由して須賀尾峠を越えて高崎が終点となっている。
なるほど。
ヘアピンを重ねながら高度を稼ぐ。
さらに上ると、一夜にして満水となった八ッ場ダムが見えた。
一夜ダム。やはり満水。
さらに高度を稼ぐ。
時々展望が開ける、結構気持ちのいい道だ。
峠に到着。
カラマツの林の中なので、黄葉したときはきれいだろうなぁ。
さあ、ここからはダウンヒル。
傾斜が立っていないので、気持ちよく下っていける。
展望が開けた。
気持ちのいい道が続く。
さっき見えた岩山の下まで来た。
結構迫力がある。
しかし、脆そう。
下ってくる途中、不思議だったのが、道の両側の民家に○○屋とか、△△屋とか、木の看板を吊るしている民家が連続して10軒以上並んでいたが、街道筋の旅籠だったのだろうか?
東吾妻町の大戸交差点で右折する。
あとで地図で調べたら、大戸は関所があったそうで、国定忠治が関所破りをしたとのこと。
さっきの旅籠かと思っていたのは、信州街道の須賀尾宿とのこと。
写真に撮っておくんだった。
大戸からはダラダラと上り、倉渕に出るところで、ようやく上りが終わった。
ここからは、下り基調で追い風に乗って帰れるだろう。
予定どおり道の駅「くらぶち小栗の里」に寄っていく。
ほうれん草とミニトマトを買うつもりだったが、買うことができた。
直売所で買うほうれん草は、味が濃いので気にっている。
今回のは、ちぢみほうれん草の若い株なので、さらに楽しみ。
予定外のキャベツも買う。
前橋まで楽して帰れるだろうと思っていたが、そうはいかなかった。
K10に入ってからは強い横風。総社神社で左折すると向かい風になったが、大した距離でないので良かった。
草津白根山を見ることができなかったが、初冬の澄んだ空気、青い空の下でのサイクリングは楽しかった。
走行距離:102.85km、所要時間:6時間56分、AVE:20.2km/h、グロス:14.8km/h、獲得標高:1845m