サイクリングを再開してからは、峠中心のサイクリングをしている。
いつしか、関東山地の長野県との県境の峠を制覇したいという気持ちが芽生えていた。
初めて越えたのは、埼玉県と長野県の県境の十石峠。
西武秩父駅から走り出して、志賀坂峠、十石峠、麦草峠を越えて、茅野から輪行で帰ってきた。(H19.10.6)
① 十石峠
この時は、よくもこんな無茶なコースを走っていたもんだ。
八千穂高原スキー場までは何とか上がったが、そこから麦草峠までは何度も休憩して峠にたどり着いたのを覚えている。
麦草峠
ここからのダウンヒルが最高で、開けたところに出たと思ったら、すごい絶景が待っていた。
黄金色に輝く稲穂と八ヶ岳連峰
しかし、この後は北海道への転勤があったため結構間隔があいて、4年後の再開となる。
次は、信越本線の松井田駅から下仁田経由で、田口峠と碓氷峠を越えた。
③ 碓氷峠
途中、軽井沢の別荘地から旧碓氷峠のある見晴らし台にも行ってみた。
かなりの激坂で、結構堪えた。
④ 旧碓氷峠(見晴台)
この次は、無茶というよりも無謀なコースで、甲府駅をスタートし、木賊峠、信州峠を経由し、三国峠を越えた。
⑤ 三国峠
埼玉県側はオフロードだが、荒れていないだろうと勝手に思い込んでいた。チューブラーでは全然制御がきかず相当苦労した。
チューブラーだからパンクしても走行はできるが、両輪ともパンクし、舗装道路になったところで1本しかないスペアータイヤを後輪に履いて三峰口駅まで走って帰ったのだ。
次は、2チャンネルのキャノンボールのスレッドに影響されていた頃に行った、軽井沢方面。
計画では、東京から直江津のコースで渋峠を越える予定だったが、雨の中チューブラーのパンク修理をしたりトラブルがあり体力も続かなかったので、浅間山を越えたところで断念して中之条に下った。
⑥ 碓氷バイパスの入山峠
昼間の入山峠(R1.10.26)
入山峠を越えた後、軽井沢のセブンで補給するはずだったが24時間営業でなかったため補給できず、浅間山の肩の峠に着いた頃には完全にハンガーノックに陥っていた。
⑦ 浅間山の肩の峠(白糸の滝入り口)
このサイクリングの後は、北関東方面に来る機会はなく中断となったが、長野への転勤という転機が訪れた。
早速、念願だった渋峠に行った。
⑧ 万座峠
万座峠は単なる通過点。高山村から林道が通じているが、ロードでは無理。
万座峠の手前の老ノ倉付近の景色がすごく印象に残っている。
⑨ 渋峠(の近くの日本国道最高地点)
渋峠から少し下ったところ
1年後にも逆回りで渋峠には行っている。(H29.4.22)
この時は、志賀高原の上りで雪の壁が延々と続きすごかった。
もちろん、草津側の雪の回廊もすごかった。
長野の単身赴任生活で新たにロードバイクを組んだので、それまで活躍していたクロモリロードを自宅に置きに行くのを兼ねて、鳥居峠経由で横川まで行ってきた。
⑩ 鳥居峠
次は、長野単身赴任に引き続く前橋単身赴任という転機も訪れた。
長野時代に宿題となっていた湯の丸高原に行くことができた。
⑪ 地蔵峠(湯の丸高原)
この後は、下仁田町方面の峠を集中的にこなすこととなる。
まずは、和美峠経由碓氷峠へ。
⑫ 和美峠
この後、久しぶりに旧碓氷峠にも足を延ばした。
次は、一気に3つを片付けた。
⑬ 内山峠
⑭ 内山牧場南端の峠(上信電鉄の標識のある峠)
⑮ 碓氷軽井沢インターに向かう道の峠(峠とは言えないか?)
ラス前はぶどう峠。
⑯ ぶどう峠
この時下った碓氷バイパスの入山峠からのダウンヒルは最高だった。
群馬・長野の県境には、大上峠という舗装された林道の峠があるが、台風19号の被害で通行止めになってしまった。当分は無理だろう。
最後は車坂峠。ずっと、その存在を忘れていた。
⑰ 車坂峠
槍穂高や富士山を見ることができたが、全くの想定外だった。
最後を締めくくるにふさわしい景色だった。
足掛け12年ということになるが、ミッションコンプリート、感無量。