月曜日に大きな疲れを残さないためにサイクリングは土曜日に行きたいが、今回はしょうがない。
日曜日は晴れの予報になったので、短めの計画にした。
5時に起きてみると、雨が上がったばかりだが、少し青空が見える曇り空。
しかし、山の輪郭はクッキリ。
台風一過のような澄んだ空気。これは期待できる。
当初は新前橋発6時34分発の電車に乗るつもりだったが、モタモタしていて間に合わなくなり、1本遅らすことにする。
6時20分頃に家を出るが、乗る電車は7時14分発なので余裕。
大渡橋からの榛名山はクッキリで、麓には雲がたなびいている不思議な光景。
先週行った神流川方面は、青空が出ている。
新前橋には6時45分頃に着き、6時59分発の電車に乗ることができた。
高崎駅のニューデイズでホットコーヒーを買い、余裕の乗り換え。
電車賃を節約するため上信電鉄の下仁田にせず、信越本線の磯部駅に7時48分に到着。
ここから、まずは下仁田を目指す。
いきなり上りだが大した上りでない。すぐに丘を越え、上信電鉄沿いのR254に出る。
道の駅下仁田で小用を足し、しばらく行くと、存在感のある岩山。
妙義山方面は、結構険しい山が多い。
下仁田駅が近づいてきた。
鉄道のある風景は、ホッとする。
下仁田駅手前のセブンで補給食を買うが、今日は元気なお姉さんはいなかった。
R254はきれいな景色を見ながら淡々と進み、旧道の別れから旧道に入る。
日帰り温泉施設を過ぎると、いよいよ荒船風穴への上りが始まる。
事前に調べておいたとおり、通行禁止は自動車のみ。自転車天国だ!
しかし、ここからは、やはり調べておいたとおり、激坂が始まる。
勾配は、おそらく12%超で、ほとんどが立ち漕ぎとなった。
沢沿いだが、沢の勾配が強く、途中、小さな滝を含む背の低いゴルジュ帯があったが、見ているだけで涼しくなる。
沢登りで上ってもおもしろそう。
逆光で上手く映らなかったが、ハングした岩壁があった。庇からは水滴が落ちていた。
ここで一服したおかげで、荒船風穴の入口までは、休まず行くことができた。
振り返ると、これまた、良い風景。
風穴の入場料は500円で、パス。
入口からさらに少し上ると、風穴体験館があった。ここに寄っていこう。
体験室に入ると、気温は9℃。本物の風穴よりは温度が高いが、さすがに涼しい。
ここからも、立ち漕ぎが必要な九十九折りになっていて、カーブを10個ばかりこなすと、ようやく神津牧場側の駐車場に着いた。
来た道を振り返る。
神津牧場の一番下になるのかな。
車の通行がほとんど無く、景色も良いし、最高な気分。
牧場の施設が近づくと、池があった。風がなければ、青空の映り込むんだけどなぁ。
神津牧場の施設に到着。
ヤギさんがお出迎え。
その辺の雑草を差し出すと、ヤギがみんな寄ってくる。
干し草よりも、緑の草の方が新鮮で美味しいんだろうな。
売店では、楽しみにしていたソフトクリームを買う。夏はこれに限る!
さて、ここからは、まずは内山峠を目指す。
妙義山方面は、雲が出てきて不穏な光景。
最短距離で妙義荒船林道に向かわないのは、内山峠をゲットするため。
上信国境の車道のある峠を1つ1つつぶしているが、残り少なくなってきた。
ぶどう峠と内山峠をセットで行く考えだが、結構ハード。
体力次第では内山峠をパスできるよう、今回ゲットしておくことにしたのだ。
内山峠に到着。あまりインパクトのない峠。長野県側の広場に、登山者の車が結構止まっていた。
ここで引き返し、内山牧場方面に向かう。
分岐点で折り返すと視界が開ける。
これが荒船山かぁー
内山牧場方面に向かう名のない峠。
奥の広場に行ってみると、石標がある。
パッと見て良く読めないが、よく見ると、「縣境」、「群馬県」、「長野県」は、読むことができた。
読めなかった下の方の彫られたところを指でなぞると、すごいことが判明した。
「上信電鉄」
下仁田からさらに、佐久の方まで延伸計画があったのは聞いていたが、もしかして、ここを通る予定だったのか?
ここで補給食のパンを1個食べ、先に向かう。
妙義荒船林道の入口に出た。
風は結構強く、幟がはためいている。しかし西風で、向かい風ではないので良かった。ここからは、牧場の縁を通るみたいで、景色が良いところが結構続く。
妙義山方面は、相変わらず不穏な雰囲気。雨が降っているのか?
富岡市方面かな。
風が強く牧草が波打っている。
浅間山方面が開けた。ここも良い風景だ。
せっかくだから、ここで2回目の昼食にすることにした。
食べながら正面の山を眺めていると、麓に集落らしきモノが見える。
どこかな~、とぼんやり考えていて、謎が解けた。
軽井沢の街だ。
軽井沢とわかると、見た感じも変わる。
ここを過ぎると、牧場の縁が終わり、木々の間を進むことになる。
さっきのところで食べておいて良かった。
一旦結構下り、上り返すと、すごい滝が現れた。
並んだ大岩の間の深い溝のようなところを水が落ちている。
落差も3階建てぐらいある。
付近を探したが標識らしきモノはない。滝に名前がないのが不思議だ。
進行方向が東に転じる辺りで、伐開地に出た。浅間山だ。
道がフラットになり、別荘地に下る道が左に分かれるところでゲートが閉じられていた。
自転車なら通れるし、別荘地に下ってからの上り返しが嫌なのでので、行ってみることにした。
初めのうちは少し荒れている程度。
急に路体が落ちているところがあった。二輪車なら通れる。
このあと、規模の小さな陥没が2~3箇所。
さらに行くと、2つめのゲート。これをくぐる。
右側に上信越道の橋が見えたところで、道路にいたシカが驚いて斜面を下って行った。
ここで、シカ情報マップに登録、完了。
ここからの道は、かなり荒れていた。
左側の山からの崩土が道の半分ぐらいまで堆積している箇所があり、自転車を降りて押したところが何カ所かあった。
ほどなく3つめのゲートに出て、通行規制箇所が終わった。
別荘地を下って上ると県道に出る。
和美峠に向かう道と別れると、登坂車線のある道に出た。
車は飛ばす飛ばす。高速のICに向かう道だからかな。
ここで上りが終了。名前のある峠でないが、ここもゲット。
ICまでは、結構下る。カーブのRも結構良い感じで、下っていて気持ちいい。
高岩だ。
写真を撮ってたら雨が降り出した。局所的な雨のようだ。
K92号に左折し下って行くと、集落に出たところで本降りに。
しばらくシャワーの中を下り、碓氷バイパスに出たところで、雨の範囲を抜けた。
ここからは、ずっと下り基調。
松井田の農産物直売所に寄ったけど、あまりめぼしいモノが無く、ミニトマトと半額処分で100円になった焼きそばを買う。
焼きそばで最後の腹ごしらえをして、追い風基調の中、高崎まで来た。
ここからは、向かい風や微妙な上りに堪えたが、予定どおり16時頃に帰ってくることができた。
空気もさわやかで気持ちのいいサイクリングだった。
走行距離:115.58km、所要時間:7時間52分、AVE:19.8km/h、グロス:14.6km/h、獲得標高:1661m