こんなスーパー・ファインビュー、続くんだな。

寒気が通った後の移動高、こんなチャンスがまた来るとは!

暖めていた金精峠なので、本当に良かった。
金精峠(127km)

出発は、頑張って午前5時45分。

東武日光発15時34分に乗るためだ。

まずは利根川沿いに国体道路を北上する。

榛名山や上越国境の山々がクッキリ。花は、ハナミズキかな?
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この晴天が1日続くはずだ。

新板東橋でR17に乗り、渋川に向かう。

結構しんどい。

先週のマラソン大会の疲れが抜けていないようで、腰が重い。脚に力が入りにくい。

弱い向かい風が吹いていることも関係があると思う。

渋川からはダラダラ上る。

こんなことだったら、始発の水上行きに乗って岩本で下車すれば、先回りできたし脚も温存できる。

失敗したかなぁ・・・。

利根川を渡り、沼田までの河岸段丘の上りも結構きつい。

沼田市街に入ると、ようやく向かい風から解放され、追い風に変わる。

しかし、肌寒い。

渋川辺りから、曇り空となり北風に晒されていたので、疲れがあるし身体もだいぶ冷えた。

と、ちょうどそこにセブン。ここで休憩していこう。

温かいコーヒー、コロッケパン、練乳パンで腹を満たす。

ようやく元気が出てきた。

沼田市街から緩い上りだが、追い風なので快調に進む。

谷川岳が見えた!
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上州武尊山も
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椎坂バイパスのトンネルに入る手前で、サイクリストの3人組とすれ違う。

練習かな?

トンネル内は、対向側の広い歩道を進む。

2つトンネルを抜けると下り坂。

平坦に変わり、しばらく進むと吹割の滝まで来た。

滝の下流側は、ゴルジュ帯。結構そそる。
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滝は前に家族旅行で見たことがあるので見るつもりはなかったが、六角堂という展望台があることが分かり、寄っていく。

かなりダイナミック。東洋のナイアガラというだけのことはある。
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この辺りから道は北上するので、また向かい風となる。

疲れが出てくる頃、ちょうど最後のコンビニに着いた。

ここで腰を下ろして唐揚げ棒とおにぎりで補給し、さらに補給食の菓子パンとポカリを買う。

補給をしていると、ようやく日差しが出てきた。

ここで防寒具を脱ぎ、イヤーバンドも外して手ぬぐいのはちまきに替える。

片品村の中心部を過ぎたところ。片品村は寒い気候故か、桜が満開だ。P4280025

しばらく行くと、右手に高い山が見えた。あの近くまで行くのだろうか?
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しばらく谷沿いを進むが、だんだん勾配が上がる。

分岐点があったところで、サイクリストが電話していた。

さらにしばらく行くと、同じ服装をしたサイクリストが路肩の広場でパンク修理していた。

さっきの方の連れだったのだろう。

とうとう耐えきれなくなって路肩の広いところで腰を下ろして休憩する。
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ここを過ぎると折り返しとなりホッとするが、丸沼高原手前の覆道区間でまた勾配上がり結構辛い。

最後の覆道の入口付近で、外車の運転手の方が、窓を開けて「頑張れよ~」と声をかけてくれた。

手を挙げて答える。

こういうのは嬉しい。

振り返ると、雪山が見えた。尾瀬周辺の山かな?
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丸沼高原が近づくと勾配が落ちた。
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再び勾配が上がり、耐えて丸沼高原スキー場に到着。
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トイレ休憩と菓子パンで補給をする。ここでまたサイクリスト1人と会う。

スキー場を過ぎるとすぐに上り坂となるが、長く続かず丸沼に出た。

標高が高いので結氷していると思ってたが、予想に反して水が青々としている。
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湖岸には、氷が見えるので少しは結氷していたのかな。
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スキー場の上の段に出た。こっちは雪がたっぷり。
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さらに上る。

勾配が落ちると、良い景色が待っていた。
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すぐに菅沼に出た。こっちは全面結氷。丸沼は温泉でも湧いているのか?
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景色が良くなる一方だ。

ダケカンバが歓迎してくれた。
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この先のカーブを曲がると、最後の上り。

何度か折り返して、金精トンネルに到着。
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上ってきた側
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金精トンネルに入るとすぐに下りとなる。

トンネルの下りはありがたい。ふらついて怖い思いをしなくて済む。

トンネル出口両側の山は、結構険しい。

左側
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右側
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進行方向は、絶景!
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ここで防寒具を着けて下り始める。

遅い車に着いてしまったので、ちょっと立ち止まる。

険しい山々
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ここからは一気に湯ノ湖まで下る。

下りきったところで防寒具を脱ぐ。

湖岸から金精峠を振り返る。
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この辺りからは、たびたびサイクリストとすれ違うようになる。日光駅から上ってきたのかな?

途中、湯滝という表示があったので、時間に余裕もあるし寄っていく。

料金所のおじさんから「自転車は無料」と告げられ急坂を下っていく。

大して下らなくて良かった。

湯滝。始めて見る。
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温泉が流れているのかなぁ、と思ったが、後で確認したら湯ノ湖が落ち口になっているようだ。

駐車場からは立ち漕ぎで上り返し、料金所から下り始める。

戦場ヶ原
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向かい風に風向きが変わったので、この平坦区間はしんどい。

戦場ヶ原を過ぎると下り坂となる。

竜頭の滝の上に出た。
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竜頭の滝は家族旅行で見たので通過する。

次の見所は華厳の滝となるが、中禅寺湖に出るとすごい観光客で、駐車場に入る車もだいぶつながっているし、ここも前に見たので通過する。

いろは坂に入ると展望が開けた。
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下りはかなりのヘアピンだが、常に景色が見えるので気持ちいい。

ヘアピンの一つで、すごい現場に出た。

治山工事なのか?
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いや~気持ちいい。
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ここを出発しようとすると、いかにも遅そうな車が先頭の車列が来たので急いで下り始める。

いくつ目かのヘアピンを通過すると、さっきの遅い車が道を譲ったようで後続の車に追いつかれたので、止まって写真を撮っていく。

道が奥の方までグネグネ曲がっている。
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ヘアピン区間は車について行けたが、そこを過ぎると離される。

それはそれで気持ちいい。

日光東照宮に近づくと、どんどん人や車が増える。

日光駅周辺は、すごい人、人、人。

東武日光駅もすごい人だかり。

ここで自転車をたたむのは億劫なので、下今市まで行くことにした。

これが良かったのか、悪かったのか。

道は基本下りで、大して疲れない。

日光杉並木街道に入った。車道が通っているのでビックリした。
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途中から杉並木から外れ、平行する道路を行く。

下今市の市街地に入ると、駅近くのセブンに寄って、コーヒーとおにぎり、唐揚げ棒を買っていく。

電車待ちの時間に食べよう。

そして、下今市に駅に到着。
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駅舎は空いているが、ホームに行くと、結構人がいる。

特急を待つ人が多いみたい。

そうこうするうちに鬼怒川方面から来た普通電車が到着し、ホームに人があふれる。

まずい、これはもしかして、自分が乗ろうとしている区間急行に乗り換えるのか?

不安は的中し、みんな区間急行に乗った。

とりあえず自転車を置くスペースは確保したが、乗り換えの栃木駅まで、ずっと立ちっぱなし。

栃木駅で両毛線に乗り換えるが、アナウンスによると、あしかがフラワーパークによる混雑で、小山方面行きが遅れているとのこと。

案の定、小山行きは満員電車となった。

これはまずい。

高崎行きも満員ではないが立っている人が結構多い。

とりあえずドア横に自転車を置けたので良かったが、もしかして、あしかがフラワーパークからは満員電車となるのかなぁ・・・。

果たして、フラワーパークが見えてくると、すごい人と車。

駅に到着すると身構えた。

あれっ、乗っていた人の多くが下車したが、乗ってくる人はほとんど無し。

なんだ、拍子抜けした。

群馬県の人は、電車では見に来ないのかな。

ここからも前橋まで50分ぐらいあるので、ゆったりと座れて帰れて良かった。

連休中の輪行も考えものだ。


走行距離:125.91km、所要時間:9時間16分、AVE:18.5km/h、グロス:13.6km、獲得標高:2168m