前橋に転勤してきて譲り受けたシティサイクル。

夏場のトレーニング、買い物の足として大活躍している。

始めて乗ったときに気付いた異音。

前の方からカチカチと音が鳴って、初めは原因が分からなかったが、夏頃には前輪のハブのベアリングボールが割れたのだろうと思うようになった。

涼しくなってから修理しようと思っていたが、なんだかんだで冬になってしまい、暖かくなってからにしようと先送りしていた。

そんな頃、3週間前ぐらいだろうか、前輪のタイヤの空気が減り出し、空気を入れた日は大丈夫だったが、1週間もすると空気が減っていて、パンクであることが判明した。

昨日はサイクリングから早く帰ってきたので、思い切って、パンクとハブ整備を一気に片付けることにした。

前輪なので、簡単に外し、暖房の効いた部屋の中で修理することにする。

まずはパンク修理。

ピンホールで、タイヤに刺さった異物は見つからなかったが、今現在大丈夫なので、タイヤに異物が残っていることはないと思う。

お次はハブ整備。

ホイールは20インチかな。
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ビックリしたのがハブ軸。

手でつまんで回そうとしたが回らない。

安いシティサイクルってこんなもんなんだな。

10年ぐらい経過している自転車とはいえ、整備不良でこうなったのではなく、新車の時からこうなのだろう。

ハブの玉受けにグリスは残っているが、フランジも含めコテコテ。
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ハブ軸、玉押し、ボールなど。予想に反してボールは割れていなかった。
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なんと、ハブ軸は曲がっているではないか。

この自転車の持ち主の初代は、かなり体格のいい方だったので、荷重で曲がったのだろう。

それが原因で、ハブ軸が回らなかったのかな。

ベランダでパーツクリーナーを噴いたら、かなりきれいになった。
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ハブのフランジなどもきれいになった。
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手持ちのリチウムグリスをたっぷり塗って、ハブを組み付ける。

ほんの少し緩めに固定し軸を回してみたが、軸が曲がっているので、やはり軸が振れる。

組み上げた写真を撮るのを忘れてしまった。

自転車に組み付けて早速乗ってみる。

チョンチョン乗りをするときに自転車を前に押してビックリした。

軽く前に進む。しかも、異音が無くなった。

やはりハブの締めすぎが原因の異音だったのだ。

この分だと後輪も締まっているかもしれないが、めんどくさいし異音もなっていないので、このままにしておこう。

いい経験になった。