三連休なのに、何も予定を立てていないことに、金曜日の出張帰りの車中で気がついた。
帰宅して三連休中の天気図を確認したら、谷川岳を見るには高気圧が日本海に位置する土曜日が一番良さそうだ。
そこで、土曜日の朝、アパートの窓から山を見て行くかどうかを決めることにした。
そして、今朝起きてみると、上信~上越国境の山並みがクッキリ。これは行くしかない。
行き先は、猿ヶ京温泉から水上に抜ける仏岩峠(トンネル)と水上から沼田に抜ける石神峠に決めたが、コース変更を余儀なくされた。
出発は午前9時20分。
群馬総社駅から上越線に乗ると、武尊山がよく見える。
沼田駅が近づくと、日陰に雪が残っているではないか。
そういえば、4~5日前に沼田方面は雪が降っていたなぁ。
この調子だと峠は無理だなぁ、コース変更が必要だなぁと思っていたら、後閑駅に到着し下車。
自転車を組み立てたあと、しばし考える。
幹線道路なら除雪してあるだろうと予想し、河岸段丘の台地上を通るR291で水上に向かい、上越線沿いのK61で後閑に戻ってくることにし、その後のルートは後で考えることにした。
そうと決まれば、駅前のセブンで補給食を買いスタートする。
幹線道路に出るとすぐに展望が開け、谷川岳が現れた。
利根川を渡り道なりに進むと上越新幹線の高架が見えてきた。これは違う、進みすぎたようだ。
向かい側の酒屋さんには、銘板というのかな?、銘酒の銘板が店の正面に飾られていた。
引き返して月夜野交差点で左折し急坂を上がっていくと、R291に入ることができた。
河岸段丘の台地上に出ると、所々集落や耕作地があり、谷川岳方面も時々見えるようになる。
しばらく行くと、鉄道の音が聞こえてきて見下ろすと、4両編成の電車が水上に向かっているのが見えた。
ちょうど上牧駅に着いたところだった。
出発したところ
特急電車が走っていたら絵になるんだけどなぁ。
水上ICまで来ると、谷川岳もだいぶ迫ってきた。
ICに入る橋の向こうに大峰橋という誇道橋があったので、そこから谷川岳を狙う。
クリアーだが、薄雲がかかっていて日差しも当たっていないので、少し残念。
利根川沿いまで下るまでは結構景色が良く、あちこちで谷川岳を見ることができた。
下りきったところ交差点の向こう側がバンジージャンプの発射台がある橋なので、渡っていくことにする。
この橋から見る谷川岳もなかなか良い。
利根川の流れ
渓谷沿いには遊歩道もある。
対岸に渡ると除雪がされておらず、雪道となる。
上越線の線路にも雪が積もっている。
雪道
下り坂ではビビッたが、無事雪道の区間を通過することができた。
K61に入ると路面はドライで、追い風気味かつ下り基調なので、快調に下っていく。
振り返ると谷川岳。
快調に進み、約20kmでスタート地点に戻ってきたので、とりあえず線路を渡り暖かいところに出る。
菓子パンを食べながら、この後のルートを考える。
前回通った望郷ラインは結構上るし、谷川岳も見えなくなると思うので、パス。
そこで、前回のサイクリングのルートを逆行することにした。
となると、朝通った道を再度進むこととなる。
利根川にかかる橋からの谷川岳。ちょうど日差しが当たり始めた。
赤根峠に登る道が途中工事中で、交互通行の信号がちょうど赤になったので、脇道に入る。
少し広い道に出たところで止まり、道を確認する。
このあたりの眺望も最高。
三峰山の圧倒的な存在感
ほどなく、K36に合流する。
仙ノ倉も顔を出した。
ここからは登坂車線もある峠道。
三峰山の向こうに武尊山が顔を出した。
前回見つけた眺望箇所まで上ってきた。
前回は分からなかったが、谷川岳だったんだ。
ここまで来るとトンネルも近い。
トンネルの中で写真を撮ってみる。
トンネルから先は高山村の交差点までは、短いが快適なダウンヒル。
急カーブが少ないので気持ち良く下っていける。
高山村では道の駅に寄っていく。
かぼちゃ、ミニトマト、ちぢみほうれん草、さつまいもを買い物かごに入れる。
唐揚げおにぎりが今日も売ってたので買おうかと迷ったが、腹がそれほど空いていないので、あんまんじゅうにする。
腹ごしらえをしていると風が出てきた。
あれ、風向きが反対になり、向かい風になってる!
向かい風の中、中山峠まで登るのは滅入るが、それほど距離はないので我慢して上る。
途中振り返ると、仙ノ倉方面には曇り空となり、イマイチの風景となった。
峠に到着。
後は下るだけ。
ここのダウンヒルも気持ち良く、ほどよくタイトなコーナーがあるので楽しい。
いつものとおり、板東橋で利根川を渡り、国体道路経由で帰宅する。
今回は短いサイクリングだったが、このルートは景色が良いし冬場も使えることが分かり良かった。
走行距離:64.72km、所要時間:4時間22分、AVE:20.4km/h、グロス:14.9km/h、獲得標高:873m