年末に八王子の自宅に帰った時は、少し奮発して東武特急に乗ったので、前橋への戻りは少し節約して八高線を使った。
運賃自体は湘南新宿ラインを使用しても同額だが、湘南新宿ラインに乗ると、グリーン車に乗ってしまうので、休日料金の780円分高くなる。
八高線は、高麗川から高崎まではクロスシートのディーゼル車で運行されるし、田園風景の中を抜けていくので、乗る楽しみもある。
まずは八王子まで京王バスで出て、川越行きの電車に乗る。
4両編成だが、午前中ということもあり先頭車両は半分も席が埋まらない感じ。
以前、昭島市に住んでいて、秩父や奥武蔵方面にサイクリングに行くときに八高線沿いを走ったりしていたので、沿線の風景は少し懐かしい。
箱根ヶ崎を過ぎると一面の茶畑が広がったり、東京近郊としては珍しい風景だ。
高麗川で、高崎行きのディーゼル車に乗り換える。
ディーゼル車は2両編成で、トイレも付いている。駅のトイレを使用しようとしたらちょうど清掃中だったので助かった。
ボックス席は通路を挟んで2人用と4人用になっている。
4人用の通路側、後ろ向きの席(窓際は空席)をキープする。
高麗川を出発すると、ディーゼル車の走行感に浸る。
子供の頃、祖父母が住んでいた南山城村の大河原に、関西本線のディーゼル車で良く行ったので、ディーゼル車にはすごく愛着がある。
とくに、この八高線は単線でロングレールが使用されていないので、レールの継ぎ目の音や揺れ、加速するときなどのエンジンの唸り、これらが心地いいんだ。
自宅でのマラソン練習疲れなどもあり、途中で寝落ちしてしまった。
退屈することなく高崎駅に到着。
両毛線への乗り換えに時間があったので、久し振りに駅のホームで立ち食いそばを食べた。
かき揚げそば390円は美味しかった。
両毛線のホームから見た八高線の車両
大して乗り疲れすることもなく、乗り鉄を楽しむことができて良かった。
便によっては乗り換えの待ち時間が短く、他のルートに比べて最速で安いので、次回以降、もう少し使ってみよう。