昨日、志賀草津高原ルートの冬期閉鎖が解除されたので、早速行ってきた。
渋峠、万座峠(104km)

天気予報は、金曜日の昼頃までは、土曜日は朝から晴れるとのことだったが、朝起きてみると、どんより曇っている。

この感じなら、日曜日の方が絶対天気に恵まれると思ったが、予定は変えたくない。

天気予報では、午後から晴れるとのことなので、急がず出発することにした。

8時半頃に小谷村のライブカメラを見ると、少し晴れ間が出始めてきたので安心する。

出発は遅めの9時。100kmぐらいなので、明るいうちには帰って来れるだろう。

まずは、志賀高原の麓、湯田中を目指す。

R406で千曲川を渡ると、小田急のロマンスカーの車両を使用した特急が向かってきた!
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幸いにも、過ぎ去るところを、何とか納めることができた。

渋峠方面は、雲に覆われている。昼から晴れるだろうから期待しよう。
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千曲川の河川敷は春爛漫。
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上信越道の側道に向かう途中、菜の花畑に遭遇。春だなぁ。
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高速の測道に入ると、奇妙な光景が目に入る。
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なんと、タンポポが、配水管の出口に根を下ろし、咲いているではないか。

なかなか見事。
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側道を離れ、中野市街に向かう県道に入る。

やはり、雲が低い。
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R292に入る。やはり雲が低い。
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北信濃花街道
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この先のセブンイレブンで、まず1回目の補給。

定番の牛乳パン。これは、関東でも売ってたかな?
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ここで、オートバイク乗りの人と、しばらく話す。

去年、ここから渋峠に自転車で上ったそうだが、毎年、雪の回廊を見に来ているそうだ。

今年は、7mの高さとのことなので、期待が高まる。

ここからは本格的な上りになるので、防寒着を1枚脱いで備える。

上り始めると、初めのうちは、それなりに調子よく上っていたが、だんだんしんどくなってくる。

前回紅葉を見に来たときは、頻繁に立ち止まりながらも、志賀高原に着いたときは結構疲れていたが、今回は、その時よりも疲れがひどく、先が思いやられる。

なんとか坊平橋まできたが、いや~、疲れた...
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少し休憩した後、走り出すが、何とか堪えて上る。

休まず、ようやく志賀高原まで来た。水無池かな?
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雲が高くなり始め、日差しも時折指すようになってきたので、一安心。

しかし、ここからも、我慢の上りが続く。

丸池。ここは凍結していない。
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木戸池。標高1650mまできた。
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まだ500mも上らないといけないが、足がゆうことを聞かなくなってきたので、写真を口実にたびたび止まる。

熊ノ湯スキー場に近づくと、いよいよ脚がつり始めた。

やばい!

ちょうどスキー場のゲレンデの横で立ち止まり、エネルギー補給することにした。
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だいぶ上って来たし、今補給しとかないと、どこで補給するんだ。

それにしても、スキーとサイクリングが隣り合わせ。なんか違和感があるなぁ...

リンゴデニッシュ
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やはり、ジャムパン系は即効性がある。

脚の攣りは収まったし、脚が少し回復した。

少し行くと、外人さんが立ってこちらを見ていたので、あいさつすると、日本語で声を掛けて来た。

脚がまた疲れ始めて来たし、折角なので、しばし話をしていく。

こんなところを自転車で走るのが楽しいのか、不思議がっていた。

雪の壁が現れた。
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この後、たびたび立ち止まることとなる。

脚の疲れがギリギリ上れるぐらいまでになって来ているので、しょうがない。

幸いにも、この辺りから、勾配が落ちて、何度も折り返しながら上っていくようになる。

天気は良くなるどころか、霧が下から上がってきて薄暗くなる。
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対向車がライトを付けているので、上はホワイトアウトかと、心配になってくる。

雪の壁が高くなった。
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スキー場を見下ろす。これも休憩のため。
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さらに高くなる。
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下に道が見えると上っている実感があるが、勾配が緩いので、それほど高度を稼げない。
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一番高い雪の壁。
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ここを過ぎると、まもなく「横手山のぞき」のドライブインがあり、ずいぶん車が多くにぎわっていた。

そこは通過し、まもなく、スノーシェルターの区間となった。
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あいかわらず、霧が上ってくる。

スノーシェルターの区間まで来ると、渋峠が近いことは判っているが、ここからは結構堪えた。

ところどころ、凍結している箇所があったが、バイクの人は怖いだろうなぁ。

そして、ようやく、渋峠に到着。気温はマイナス2℃。
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県境に立っている渋峠ホテル前。すぐ前がゲレンデなので、スキーヤーが道路を横断する。
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しかし、ホテル前には、大人数のサイクリストがたむろしていて、なんか変な感じ。
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サイクリストは、みな薄着に見える。ウィンドブレーカーを来ていないが大丈夫だろうか?

標高差2000m近くを下るので、かなり寒いはず。

そういえば、何組かのサイクリストが下ってくるのとすれ違ったが、ウィンドブレーカーでバタバタ音を立てて下ってくる人はいなかったなぁ。

保温性能が良いのかな。

峠を後にして、国道最高地点を目指す。

また、雪の壁が出現。
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雪の壁が突然低くなっているところに出て、群馬県側が見えるところまで来てびっくり。

霧が晴れてきたー。
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しかし、またたく間に霧が上がってくる。
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第1目標地点に到着。
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霧が出たり晴れたりで、天候が良くなってくることを確信する。
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大パノラマ
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さて、下り始めると、まもなく、雪の回廊に到着。やはり、高い!去年の倍以上はある。
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去年の雪の回廊(回廊とは言えないか...)
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天気がだんだん良くなり、写真を撮る回数も増えてくる。

山田峠
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草津白根山横の小ピークを越えると、万座との分岐点付近が見えてきた。
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最高の気分
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そして、万座への分岐点で右折すると、目の前に今通ってきた道が見える。青い空がまぶしい。
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ここにも、雪の壁。
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万座温泉までは、途中、砂利が浮いたようなカーブがいくつかあり、慎重に下った。

温泉が近づくにつれ、硫黄の臭いが強くなってくる。

去年弁当を食べた箇所には、雪が積もっていた。

万座プリンスホテルを過ぎると池があるが全面結氷。
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去年とは1週間しか違わないが、全く様子が違ってびっくりする。

昨年の風景
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ここから万座峠までは上りだが、勾配は緩い。

若いダケカンバ。なかなか良い感じ。
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温泉が出るところかな?雪が溶けているし、植生もない。
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万座峠に到着。
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すぐ下には、林道山田入線の終点が見える。
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ここで、3回目の補給。風の通り道なので、少し前に進み風陰で弁当を広げる。
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何週間か前に作った炊き込みご飯。冷凍保存しておいたので、持ってきた。

割り箸が見つからず、その辺に落ちていたササの茎を箸にして食べる。

やはり、外で食べる弁当は美味しいなぁ。

走行再開。

老ノ倉山が近づいてきた。
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ここは、去年はササが立っていて景色が見えなかったところ。雪のおかげで良い写真が撮れた。
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ようやく、長野県境まできた。

この先の地点が、また来てみたかったところ。

この豪快な風景が、ずっと印象に残っていた。
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緑が多かった去年とはだいぶ様相が違う。

少し進んでは、また写真を撮るために立ち止まる。
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よく見ると、渋峠が見える。
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渋峠ホテルの屋根が確認できる。
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老ノ倉山を越えると、少し下って、また少し上る。

上りが終わったところ
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ここからは、相当長いダウンヒルとなるので、完全武装する。

ウールとフリースの二重の手袋と、オーバー手袋。
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ウィンドブレーカーの上下
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交通量が少ない県道を景色を楽しみながら下っていく。

長野市方面が開けた。千曲川のうねりが見える。
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青い空
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沢筋まで下りてからは、カーブが少なく、景色は見えないが快適に下っていける。

須坂からはR406を経由したが、これは失敗。

幅員、路肩があまりにも狭く、仕方なく歩道上を走るが、小刻みな凹凸があり、これは疲れる。

朝通った千曲川の橋まで来た。

千曲川の上流側の河川敷にも、ピンク色の花が一面に咲いていた。P4220498

通常はMウェーブの前を経由して帰るのが近道だが、わざわざ交通量の多いR18を経由するには理由がある。

先日、同じ職場にいた女性職員が退職する際に配っていたお菓子があまりにも美味しかったので、買って帰ることにしたのだ。

くるみ菓子で有名な花岡さん
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お目当てのお菓子も買い、後は帰るだけ。

振り返ってみると、渋峠方面は、山の輪郭がクッキリ。明日は良い景色を見ることができるだろう。
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かなり脚に来たが、今回も、楽しいサイクリングだった。


走行距離:106.93km/h、所要時間:8時間28分。AVE:16.9km/h、グロス:12.7km/h、獲得標高:2177m


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