今週末も天気に恵まれ、北アルプスの絶景を堪能することができた。

出発は、午前8時30分。天気は快晴!
序盤は、前回と同じルートを進む。
R19で信州新町入りしても良いが、帰りと道が一部重なってしまうので、折角だから行ったことのない道を行くことにした。
稲荷山からの緩い上り坂。ここで、ウィンドブレーカーを脱ぐ。この後、一度も着ることはなかった。

カーブを曲がるとリンゴ畑。つぼみはまだ堅そうだ。

前回左折した交差点。今日は、ここからK70で直接信州新町入りする。

下り始めると、早くも北アルプスが顔を出した。

ここまで来る途中、R18からも見えていたので、それほど驚きはしなかった。
しかし、それが驚きに変わる。
このまま下ると、山が見えなくなるかもしれないので、右に分かれる小道に向かう。

出ました! ドーン!!

後立山連峰の中で、大好きな山。爺ヶ岳、鹿島槍、五竜。

こんな大パノラマは期待していなかったので、k70を選択して良かった。
k70に戻り下り出すと、正面で、お出迎え。
いや~、気持ちいいなぁ。

分岐点に出た。

ここでは、五万の地形図で確認する。右が正解。
景色を楽しみながら下っていくと、犀川に出た。
ダム湖になっていて、透明ではないが、これはこれで美しい。

信州新町には1時間ちょっとで到着。
甘いものが欲しくなったので、ここで補給食を買っていく。
新発売の練乳クリーム入りの菓子パン。

長野は、こういった牛乳系の菓子パンが豊富だ。
暖かい缶コーヒーで、食べていく。
ここからは、しばらくR19を辿る。
以前、信濃大町に出たときに通っているので、まあ、勝手知ったる道という感じ。
しばらく行くと県道に右折し、ここからは、以前とは異なり右に進む。

直進する道は結構風景が良くて良い道だし、旧美麻村までの距離は、右折する道と変わらない。
新たな発見もあるかと思い、ここは右折する。
道ばたの土手には、ツクシが出ていた。春だなぁ。

ここを過ぎると、上り坂がだんだん本格的になってくる。
この先は、結構険しそう。下には吊り橋が見えている。

すると突然、右側に滝が現れた。

水量は少ないが、梅雨時期とかに来れば、迫力があるだろうなぁ。
岩壁には仏像が彫られていた。

この滝は、琵琶滝とのこと。看板の説明によれば、個人の方が施主となって昭和50年台に仏像が彫られたそうだ。

険しい谷筋の上の方を巻きながら、高度を上げていく。

すぐ下には、タラの芽がなるタラノキが生えている。
急な箇所なので、ザイルで安全確保しながらでないと、取ることができないだろう。
しばらく行くと、急に様相が変わる。

(撮影モードが勝手に切り替わっていて、色合いが変になった。)
あんなに険しかったのに、その上流には、こんなに穏やかな風景が待っているとは驚きだ。
道ばたには、福寿草が咲いていた。

北海道に住んでいた頃はよく見たが、こんな自然状態なのは久し振りだ。
福寿草は、ごく短期間しか咲いていないので、すごく得した気分だ。
分岐点。ここは直進。

集落を抜けると、狭い谷となった。道にはガードレールはなく、林道に近い雰囲気。

ひたすら谷筋を進むと、分岐点に出た。

この分岐点の手前から見たところでは、通行止めの標識が出ていた。
当初予定していた分岐点の1つ手前の分岐点かな?
この1kmぐらい先に右折する予定の分岐点があるはず。
しかし、行けども全然現れない。
そうこうするうちに、谷を折り返し、巻き道を上がっていくようになる。
ということは、さっきの通行止めの分岐点が予定していた分岐点だったということか。
ここに来る途中には廃屋をいくつも見たし、五万図では二重線になっているのだが、廃道になってしまったのだろう。
さっきの折り返しの上部に出てきた。

どんどん高度を上げると、尾根の向こう側に出て、急に展望が開けた。

雲で山が隠れているのが残念。
ようやく峠に出た。

この奥の見えているところが峠だと思ったが、等高線沿いの道がさらに続く。
日陰には、雪崩のデブリがたまっているところもある。

ダラダラ進むと、また峠らしき地形のところに出た。
おー!、後立山連峰!!

この突然感は、嶺方峠に似ている。
こりゃまた嬉しい誤算だ。
近くには神社があるが、地形図では建物の印があるだけで、神社の印はない。

木の間越しではあるが、絶景だ。

白馬三山も写真に納めておこう。午後は天気が下り坂の予報なので、雲に隠れる前に写真を撮っておかないと。

この道も、正面に山々を見ながら下っていける。

隠れた穴場と言える。
いや~、気持ちが良い。

結構急な下り坂で、融雪剤でスリップしそうだったが、幹線の県道に出てホッとする。

今通ってきた道はK393とのこと。県道にしては保安設備が少ない。
そんなところも、この道の良いところかもしれない。
当初は、この道の先の旧美麻村役場の辺りに出てくるはずだったので、高度も距離もよけいに稼いだ。
この道は勾配も緩く、のどかな道だ。
景色も良いし。

田んぼに積もった雪を見ながら走っていたら、動物がいた。
キツネ?
写真を撮ろうとしたが、逃げられそうな気がしたので、走りながらウェストバッグからカメラを取り出す。
そして止まって、カメラを構えた。
キツネがこっちを向いたと思ったら、駆けだしたっ!
ヤバイ!
何とか写真に納めた。

北海道では当たり前のように見つけられるし、人慣れしているのもいるが、本州ではそうはいかないんだなぁ。
道が急になり始めたと思ったら、保育園が見えた。
保育園を過ぎると峠。

さあ、ここからは、待ってましたのお楽しみ。
絶景を見ながらのダウンヒルとなる。
まず、1回目。

ここからは、何度も立ち止まっては写真を撮りながら進む。


ここで、2回目の補給。ウェストバッグの中でへしゃげてしまった。

いや~、気持ちいいなぁ。

絶景を楽しみ終わると、あとは、オリンピック道路を淡々と下るだけ。
オリンピック道路から離れる地点まで来た。
天気次第では、小田切ダムも、きれいなダム湖となる。

その下流には、荒々しい犀川がある。

見えている吊り橋を渡らず、犀川の右岸沿いの道を川中島方面に進むと、ほどなく視界が開け、善光寺平に突入する。
ここから見る菅平や志賀高原の山々も絶景だ。(パノラマ写真)

今日も、天気に恵まれて、いいサイクリングとなった。
走行距離:93.74km、所要時間:6時間6分、AVE:19.9km/h、グロス:15.4km/h、獲得標高:1302m


