この三連休、土曜日はサイクリングに行って、日曜日と月曜日は水泳練習の予定だったが、5日の未明に激しく喉が痛み出し、強い悪寒が出た。

慌てて葛根湯を飲み始める。

5日の昼頃から快方に向かい始めたが、スポーツは回復を遅らせるので、三連休は休養に努めることにした。

そこで、3日の夜にサイクリーから届いたヘッドセットを組み付けることにした。

さて、ヘッドセットの調達は、一筋縄ではいかなかった。

調達に当たりネットで調べてみて、アヘッドには色々な規格があることを知った。

キャノンデールの場合、インテグラルのヒドゥンセットという規格が該当するそうだ。

しかし、このヒドゥンセット規格に該当するパーツがどれなのかがわからない。これには困った。

ねばり強く調べ続けて、KCNCやFSAに該当するパーツがあることがわかってホッとする。

通販サイトでは、ウィグルが一番安かったような気がするが、ウィグルはしばらく使ってなくて不安を感じたので、他を当たったところ、サイクリーにFSAのオービットCEの未使用中古品が3,000円ぐらいで売られているのを見つけた。
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装着にも紆余曲折があった。

あるサイトによれば、ヒドゥンセットでは、クラウンレースとかフォークスリーブとか呼ばれる、下玉押しの圧入が不要とされている。

それを信じ込んで、一番安かったFSAのオービットCEを購入したのだが、装着においても相当悩みがあった。

別のサイトでは写真入りでヘッドセットの装着方法が紹介されていたので、これを参考に装着作業を行う。

まず、フォークコラムに切れ込みの入ったフォークスリーブというパーツをコラムに装着するのだが、これが根本まで入らない。
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切れ込みを拡げて何とか通してみたが、最後の5mmぐらいが全くダメなのだ。

その状態でベアリングを通してみたら、スリーブに嵌らない。

これはおかしい。

コラムのサイズが違うのか、それともヘッドセットが間違っているのか?

ノギスでコラム径を測ってみたり、ネットで調べたり・・・。

逡巡してハッと気がついた。

もしかして、上下の玉押しの順序が間違っているのではないか。

上の玉押しと思っていたパーツを試しに通してみたら、これはいけそうな感じ。
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改めて、FSAの説明書を見てみたら、確かに、このクラウンレースが下玉押しになるようだ。左から2番目が該当パーツ。
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これに気をよくして、クラウンレースについてネットで調べたら、FSAの場合、ヒドゥンセットではあるが、クラウンレースの圧入が必要とのこと。

なーんだ、参考にしたサイトの情報が不十分だったんだ。

危うくパーツを壊してしまうところだった。

クラウンレースの圧入方法は後で調べるとして、今度はベアリングをフレームに装着しようとしたところ、ベアリングが嵌らないという壁にぶち当たる。

フレームを逆さまにしてベアリング装着部分を確認したら、なんと、フレームのベアリングが入る部分が少し内側に曲がっているではないか!

ガ~ン!不良品を掴まされた!!

そもそも、買うときに気になっていたのが、フレームにフォークが着いてこなかったこと。

カーボンフォークが事故で折れたのかと少々想像していたが、フレームには痛みが見られなかったので深く考えなかったのだ。

しかし、フレーム全体をじっくりと観察してみても、ヘッド部分以外には痛みがないので、フレームの修正を試みることにした。

当て木をして、金槌で根気よくコツコツ叩いてみる。

特殊なアルミだろうから割れるのが心配だったが、ベアリングが入るまでに修正できてホッとした。

フ~・・・。

次はクラウンレースの圧入。

圧入工具は3000円ぐらいするようなので、ネットで調べていると、塩ビ管で圧入する方法が紹介されていた。

そこで、昨日、ホームセンターに行って探してみたら、内径25mmのパイプを接続するパイプが内径32mmぐらいで、ちょうど良さそうなので、試しに1個(100円)だけ買ってみた。

昨夜、コラムに通して、まず手で打ち込んでみたが、予想どおり入らない。
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無理に打ち込んでみたら、少し斜めに入りかけた。

この方法が紹介されていたサイトでも、この状況は指摘されていたので、それほど不安はない。

いったん外して再度試しても結局同じ結果になったので、この方法はあきらめた。

フォークやヘッドセットを壊したら元も子もないし。

そこで例のごとく、ネットで調べると、「サイクルベースあさひに相談したら、サービスで圧入してもらった」という情報を発見した。

早速、最寄りのサイクルベースあさひに今朝問い合わせてみたら、工賃864円でできるとのこと。

リュックにフォークとヘッドセットをいれて、ママチャリであさひに向かう。

若い技術者が対応してくれた。

クラウンレースの上に、アヘッドのスペーサーに似た高さ2~3cmの金具(何種類かのうちの1つ)を乗せ、その上にパイプ状の工具を通し、ハンマーで打ち込む。

打ち込む際は、フォークエンドに渡したプラスチックの固定具の部分を大腿部に乗せていて、フォークへの衝撃がないように工夫されていたので感心した。

おかげで、無事圧入が完了した。
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フレームとフォークに、ヘッドセットとアヘッドのスペーサー、ステムを装着する。動作も滑らかなので、ひと安心。
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おそらく事故で凹んだ部分(ヘッドチューブの下端)
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もしかしたら、走行中に異常が発生するかもしれないが、その確率は低いと思う。

今後、現在使用中のシュパーブ号からパーツを移植することになるが、シュパーブ号も乗れる状態にしておきたいので、平行して組み立てて行こう。


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