いや~、楽しかった。今日のサイクリング。

北アルプスを間近で展望できるサイクリングは、先週で最後だと思っていたが、幸いにして、今週は雪が降らなかった。

毎日、2000m以上の標高がある飯縄山を観察していたが、雪は付いてもすぐ消えた。

土曜日は全国的に天気がいいとの予報だったので、以前から行きたかった、小熊黒沢林道に行ってきた。
小熊黒沢林道(107km)

出発は、8時45分。

100km強の予定だが、明るいうちに帰って来れるだろう。

前回と同様R19を進むと、早くも北アルプスの主稜線がちらりと見えた。
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R19は交通量はそれほど多くなくて走りやすく、犀川に付いたり離れたりして、信州新町まで行く。

信州新町の手前辺りから、やたらとジンギスカンのお店がある。なんか、北海道みたい。

信州新町では、セブンイレブンで補給食を買うとともに、甘いパンを食べていく。

市街地を過ぎて少し行くと、対岸には棚田が広がっていた。ホッとする風景。
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川口でR19を離れ、R394に右折する。

すると、目の前に山が現れるが、中段辺りになにやら急坂を思わせるコンクリートよう壁が見える。
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う~ん、あそこに上るのかなぁ・・・。

道沿いには、ここにもジンギスカンの幟が立っている。
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さっき見えた山の麓に着くと、すぐに急坂が始まる。10%はあるだろう。

今日は小熊黒沢林道でしっかり上るので、あまり頑張りすぎないように淡々と上る。

そして、さっき下から見えた坂の手前まできた。
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やっぱりね。おまけに12%だったとは・・・。

しかし、大臀筋を動員し、前腿を脱力する踏み方が板に付いてきたので、シッティングにもかかわらず、それほど苦しまずに上っていける。

12%の坂を通過したところ。なかなか静かでいい感じの道。
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急坂の地点まで歩いて戻って写真を撮っていく。すごく見晴らしがいい。
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その後もダラダラと上っていくと、先には集落があった。
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集落を抜けると上りがいったん終わる。

蓮華岳から爺ヶ岳が顔を出した。
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少し下り、沢沿いの道となるが、この沢が変わった地形になっていた。

オーバーハングになった滝。落差は15mぐらいかな。
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こんな道
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さらに行くと、またもや切り立った滝があった。
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いろいろと見所があっておもしろい。

路面は基本的にドライだったが、とうとう現れた、シャーベット状の路面。
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後輪がスリップしてドリフトしたが、スピードは出していなかったので、こけることはなかった。

氷があったのは、この数mだけだった。

開放的なところに出た。
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この交差点を右に行くと、先週行った、旧美麻村の小中学校に出る。ここは直進する。

一段上がると、高原状となり、感じのいい道となる。
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その先には、風情のある池もあった。
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ここを過ぎてしばらく行くと、道は下りに転じ、覆道内の急な下りとなる。

途中には13%の表示もあった。

路面の凍結が心配だったが、終始ドライで無事下りきることができた。

覆道終了地点が三差路になっていて、右折して少し行くと大町街道K31に出る。

左折するとトンネルに入り、出てきたところがこの風景。
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嶺方峠もいいが、このトンネルもいいなぁ。

右前方には蓮華岳。
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パノラマ写真を撮ってみた。
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JR大糸線をくぐるとR148との交差点に出る。

右折して北上すると、この道もまた、素晴らしい景色。
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こんなにいい景色、1年に何回あるのだろう。

ほどなく、小熊黒沢林道の取り付き点に近い木崎湖に着く。
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木崎湖から離れると交差点に出た。ここは、右に行くべきか直進すべきか?
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地図を見ても判断がつかなかったので、右を選択すると、キャンプ場の先に林道の起点があった。
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この林道、全線舗装されているが、出だしが急。

途中、マウンテンバイクを4台積んだ軽トラと乗用車が追い越していったが、これらの車が駐車されたところに着くと、もぬけの殻。

急坂部分のみ車を使用したのかと思ったが、その後追いつかなかったので、おそらく、駐車地点から雑木林の中を下っていったのだろう。

急坂を終えると木崎湖がだいぶ下に見えるようになった。
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ずっと尾根の東側を上っていたが、西側に転じても、まだ北アルプスの景色は見えない。

そろそろ北アルプスが見えそうな雰囲気。
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お~、見え始めてきた。木の間に白い山が見える!
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やっと、展望が開けたー。蓮華岳。
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さらに行くと、出たー!
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誰かのブログで見たのと同じだ。

爺ヶ岳の東尾根が見える。

あそこは、大学3年の冬に、下山の時に下りた尾根だが、上部にナイフリッジがあってびびった覚えがある。

そんなことを色々と考えながら、ここで、おにぎりを2個食べる。

先週もそうだったが、素晴らしい景色をおかずに、最高に美味しいおにぎりだった。

しばらく休憩した後、上りを再開したが、この辺りまで来ると傾斜は落ち着いているので、木の間越しに素晴らしい景色を見ながらルンルン気分で上っていける。 
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この林道は、夏に来ると広葉樹の葉っぱで景色をあまり楽しめないと思うので、新緑前の春か、落葉した後に来るのがいいと思う。

凍っている区間が50mほどあったので、押していく。
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いったん下り再び上ると、突如、東側の展望が開けた場所に出た。
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いや~、ここも絶景!

頂上が草原になっていて、パラグライダーの離陸点になっているようだ。

先週上った峠を見下ろす。どこが峠かわからないが。
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ここで、残りの補給食、長野県民食の牛乳パンを食べる。
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だいぶ休憩した後、下り始めるが、ところどころ、景色が開ける。
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五竜岳の遠見尾根から手前に派生するのが黒沢尾根。大学1年の時に山スキーで行ったのが懐かしい。
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ここからは、凍った雪道。
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凍って表面がザラザラになっているので、しばらくは、トップチューブに跨った状態で左足を着き、ズリズリ滑りって行く。

またもや景色が開けた。
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しばらくズリズリ滑っていたが、とうとう滑り易くなってきたので、押しになる。

押したのは200~300m程度で、その先は乾いていた。
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鹿島槍スキー場まで下りてきた。
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ここから簗場駅までも結構下るが、途中路面が濡れていて、ひやっとする。

簗場駅の少し北でJRをくぐり、簗場国際スキー場に向けて上っていく。

今度は白馬三山。やっぱり、いいなぁ。
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スキー場のゲレンデを過ぎると、後は下り。

ここの下りでは、落ち葉でスリップして、ここでもヒヤリとした。

小川村の道の駅まで来ると、スピードの出る坂はないので、ウィンドブレーカーの上下を脱いでいく。

直売所を覗くが、欲しいものがなく、すぐに退散する。

次は中条の道の駅。

ここでは、ジャガイモと人参とゆき菜を、合計330円買っていく。
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もうお楽しみはないので、後は帰るだけ。

有料道路手前からK31に向かう途中のいつものビューポイント。逆光なのでイマイチ。
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K31、R19を経由して、犀川沿いに川中島方面に向かう。

丹波島橋を渡るとき、ここで、最後のサプライズ。

シルエットに浮かぶ槍ヶ岳。
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爺ヶ岳から五竜岳
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最後も、いい景色で締めくくることができた。

また、予定どおり明るいうちに帰って来ることができて良かった。

こんな最高なサイクリングは、もう、ないんじゃないだろうか。


走行距離:107.99km、所要時間:7時間51分、AVE:18.8km/h、グロス: 13.8km/h、獲得標高:1896m


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