今日は、全国的に秋晴れの予報。この日を逃す手はない。

出発は、午前8時15分。
千曲川を渡るときに今日上る山が見える。晴天が続いたので山が白っぽくなっている。

標高が上がると空気が澄むので心配はない。
序盤は、以前渋峠に行ったときに通ったコースなので、万座方面との分岐点までは淡々と走る。
須坂の市街地を過ぎ、リンゴ畑を走っているときに、手の親指のしびれに気がついた。
最近、なぜか痺れやすい。
親指が痺れるのは、尺骨神経を圧迫しているから。これは経験済み。腕への荷重を減らせばしびれが収まるはず。
ふと、今月号のバイシクルクラブに、ペダルに十分体重を乗せると尻の痛みが軽減されるというような記事があったことを思い出した。
しっかりとペダルに体重を乗せるとペダリングがぎこちなくなったが、手のしびれは収まったし、痛みが出そうだった尻も症状がなくなった。
なるほど、今ランニングで鍛えている最中の大殿筋とハムストリングスで荷重をかけるようにし、尻はサドルに乗せてはいるが浮かすような意識を持つといいみたい。
慣れてくると、上り坂の負荷が少し楽になったような感じで、いつもよりもスイスイと上っていけるようになってきた。
万座方面との分岐点に着くと、神社が目に入った。
子安神社という神社だが、今回もサイクリングの無事を願ってお参りしていく。

K66は、谷から離れただいぶ高いところを走っているが、途中、滝の段数が8つある八滝というのがあったので、写真を撮ってみたが、逆光で上手く写らなかった。

標高1200m地点を過ぎると、獲得標高がほぼ1000mとなるが、まだ快調そのもの。ペダルに体重を乗せるフォームが功を奏している。
ずっと林の中を走っていたが、右カーブのヘアピンで、急に展望が開けた。
ススキが秋風にたなびいている。

紅葉もそろそろ出始めてきた。

今度は、北アルプスが見渡せる絶景ポイントがあった。

よく見ると、槍ヶ岳らしきピークが見えるではないか。

写真を拡大してみたが、やはり槍ヶ岳だと思う。

景色もだんだん良くなってきた。
山田牧場に着くと、ここからは、これでもか、というぐらいいい景色が続く。

スキー場のゲレンデも風景に溶け込んでいる。

黄色の黄葉が素晴らしい。


今度は妙高や戸隠方面の絶景。

白馬三山~爺ヶ岳、いや~絶景。

尾根を回り込むと、今度は槍穂高方面の絶景。

拡大すると、やはり、槍! 小槍がはっきりと写真に写っている。

絶景は続く。
万座方面に行ったときに通った尾根が、対面に見える。眼下には山田牧場。

素晴らしい紅葉。

もう何とも言えない。

白根山方面

笠ヶ岳と横手山

大して苦もなく峠に着いた。サイクリストが多いのか、ラックが置かれてあったので、かけてみた。

峠は登山客の車が多く落ち着かないので、峠から志賀高原方面に少し下りたところで、おにぎり2個の昼食を食べる。

志賀高原までは道幅が狭く、対向車に注意しながら下っていく。
ちょうどいいスピードの車について行けたので、安心して志賀高原まで下ることができた。
志賀高原の方が低いのに、こちらの方が白樺の黄葉が進んでいるように見える。

カラマツも黄葉していて、びっくり。

志賀高原中心部の手前で池があり、紅葉木が見えたので行ってみたら、ナナカマドだった。しかし、紅葉はイマイチ。

ちょっとがっかりしたが、右折する交差点に着いたところ、思わず声を上げそうになった。

蓮池というらしい。
近くの紅葉木。この後も期待できそう。

しかし、期待とは裏腹に、色づきがどうも良くない。茶色っぽい感じ。

道が川沿いに変わると、様子が変わってきた。
渓畔の大木が色づいている。ミズナラかな。

黄葉の渓谷

写真を撮り終えて、ふとタイヤを見たら、トレッドがなくなってる~!

前回のサイクリングでパンクしてスペアタイヤに交換したが、その後、新しいタイヤに交換する暇がなく、そのままつけてきたのだ。
それにしても、かなりやばそう。
パンクしないよう祈るしかない。
カヤの平に向かう分岐点に着き、ふと上を見上げたら、ブナ!
ブナの大木の見事な黄葉。そうそう、これを見たかったんだ~



しばらく写真を撮りつつ、2回目の補給、ジャム・マーガリンパンを1個食べる。
その後は感じのいいフラットの道を進んだが、次第に林の中の緩い上り坂となり、野沢温泉方面の道と分かれた。
その後、1kmあまりで、カヤの平キャンプ場に到着。

大木と草原の組み合わせで、日本離れした感じがする。

総合案内書でトイレを借りて出てきたら、八王子から来た方が「クロモリですか?」と声を掛けてくれ、しばし歓談。
ここからの下りは長い。標高差1000mぐらいあるんではないだろうか。
道幅が狭いので飛ばすことはできないが、ずいぶんとダウンヒルを楽しむことができた。
R403に合流して、ひとまずダウンヒルを中断。
ここで、飯山に出て輪行で帰るか、小さな峠を越えて長野に自走で帰るか。
ちょうどいい電車がないので、後者を選択する。
この分だと明るいうちに着けるなぁとぼんやり考えながら緩い上り坂を走っていたら、いきなり、後輪からプシュー、という音。
う~パンクだ。
タイヤのインナー部分もすり切れて、チューブが破損したようだ。

ここから、前回に続き、またもや、タイヤ剥がし地獄が始まる。
チューブラーのふんどしが劣化していて、タイヤから剥がれてリムに残るは、更にそれを剥がそうとするとブツブツ切れるは、最悪の展開。
前回よりもタイヤがボロボロになったが、後で所要時間を確認したら、前回と同じ45分間。
新しいタイヤに交換したが、接着強度は不十分なので、この後の下りが若干心配。
上りはすぐ終わり、下り始めたが、タイトなコーナーは1箇所のみで、斜度もそれほどでない。
無事、湯田中まで下ってくることができた。
この後は、高速に併走する県道で帰るつもりだったが、地図を良く確認しなかったので、R117、R18とつないで帰ることとなった。
R117では、夕焼けにシルエットに浮かぶ、とんがった山が見える。

槍ヶ岳?でも、形がちょっと違う気がする。
アップでも撮ってみたが、目が悪いのでよくわからない。
これを書くときに写真を整理していたら、小槍が写っている。やはり槍ヶ岳だった。

R18に入る頃には暗くなってしまい、交通量が多いのに路肩が狭いので走りにくかったが、18時前に何とか無事帰宅することができた。
トラブル続きで参ってしまったが、秋晴れ、黄葉、最高のサイクリングとなった。
走行距離:123.65km、所要時間:9時間36分、AVE:18.2km/h、グロス:12.9km/h、獲得標高:2340m

先日、職場の先輩から教えていただいたカヤの平に行くこととし、以前から行きたかった笠ヶ岳方面を組み合わせることにした。

出発は、午前8時15分。
千曲川を渡るときに今日上る山が見える。晴天が続いたので山が白っぽくなっている。

標高が上がると空気が澄むので心配はない。
序盤は、以前渋峠に行ったときに通ったコースなので、万座方面との分岐点までは淡々と走る。
須坂の市街地を過ぎ、リンゴ畑を走っているときに、手の親指のしびれに気がついた。
最近、なぜか痺れやすい。
親指が痺れるのは、尺骨神経を圧迫しているから。これは経験済み。腕への荷重を減らせばしびれが収まるはず。
ふと、今月号のバイシクルクラブに、ペダルに十分体重を乗せると尻の痛みが軽減されるというような記事があったことを思い出した。
しっかりとペダルに体重を乗せるとペダリングがぎこちなくなったが、手のしびれは収まったし、痛みが出そうだった尻も症状がなくなった。
なるほど、今ランニングで鍛えている最中の大殿筋とハムストリングスで荷重をかけるようにし、尻はサドルに乗せてはいるが浮かすような意識を持つといいみたい。
慣れてくると、上り坂の負荷が少し楽になったような感じで、いつもよりもスイスイと上っていけるようになってきた。
万座方面との分岐点に着くと、神社が目に入った。
子安神社という神社だが、今回もサイクリングの無事を願ってお参りしていく。

K66は、谷から離れただいぶ高いところを走っているが、途中、滝の段数が8つある八滝というのがあったので、写真を撮ってみたが、逆光で上手く写らなかった。

標高1200m地点を過ぎると、獲得標高がほぼ1000mとなるが、まだ快調そのもの。ペダルに体重を乗せるフォームが功を奏している。
ずっと林の中を走っていたが、右カーブのヘアピンで、急に展望が開けた。
ススキが秋風にたなびいている。

紅葉もそろそろ出始めてきた。

今度は、北アルプスが見渡せる絶景ポイントがあった。

よく見ると、槍ヶ岳らしきピークが見えるではないか。

写真を拡大してみたが、やはり槍ヶ岳だと思う。

景色もだんだん良くなってきた。
山田牧場に着くと、ここからは、これでもか、というぐらいいい景色が続く。

スキー場のゲレンデも風景に溶け込んでいる。

黄色の黄葉が素晴らしい。


今度は妙高や戸隠方面の絶景。

白馬三山~爺ヶ岳、いや~絶景。

尾根を回り込むと、今度は槍穂高方面の絶景。

拡大すると、やはり、槍! 小槍がはっきりと写真に写っている。

絶景は続く。
万座方面に行ったときに通った尾根が、対面に見える。眼下には山田牧場。

素晴らしい紅葉。

もう何とも言えない。

白根山方面

笠ヶ岳と横手山

大して苦もなく峠に着いた。サイクリストが多いのか、ラックが置かれてあったので、かけてみた。

峠は登山客の車が多く落ち着かないので、峠から志賀高原方面に少し下りたところで、おにぎり2個の昼食を食べる。

志賀高原までは道幅が狭く、対向車に注意しながら下っていく。
ちょうどいいスピードの車について行けたので、安心して志賀高原まで下ることができた。
志賀高原の方が低いのに、こちらの方が白樺の黄葉が進んでいるように見える。

カラマツも黄葉していて、びっくり。

志賀高原中心部の手前で池があり、紅葉木が見えたので行ってみたら、ナナカマドだった。しかし、紅葉はイマイチ。

ちょっとがっかりしたが、右折する交差点に着いたところ、思わず声を上げそうになった。

蓮池というらしい。
近くの紅葉木。この後も期待できそう。

しかし、期待とは裏腹に、色づきがどうも良くない。茶色っぽい感じ。

道が川沿いに変わると、様子が変わってきた。
渓畔の大木が色づいている。ミズナラかな。

黄葉の渓谷

写真を撮り終えて、ふとタイヤを見たら、トレッドがなくなってる~!

前回のサイクリングでパンクしてスペアタイヤに交換したが、その後、新しいタイヤに交換する暇がなく、そのままつけてきたのだ。
それにしても、かなりやばそう。
パンクしないよう祈るしかない。
カヤの平に向かう分岐点に着き、ふと上を見上げたら、ブナ!
ブナの大木の見事な黄葉。そうそう、これを見たかったんだ~



しばらく写真を撮りつつ、2回目の補給、ジャム・マーガリンパンを1個食べる。
その後は感じのいいフラットの道を進んだが、次第に林の中の緩い上り坂となり、野沢温泉方面の道と分かれた。
その後、1kmあまりで、カヤの平キャンプ場に到着。

大木と草原の組み合わせで、日本離れした感じがする。

総合案内書でトイレを借りて出てきたら、八王子から来た方が「クロモリですか?」と声を掛けてくれ、しばし歓談。
ここからの下りは長い。標高差1000mぐらいあるんではないだろうか。
道幅が狭いので飛ばすことはできないが、ずいぶんとダウンヒルを楽しむことができた。
R403に合流して、ひとまずダウンヒルを中断。
ここで、飯山に出て輪行で帰るか、小さな峠を越えて長野に自走で帰るか。
ちょうどいい電車がないので、後者を選択する。
この分だと明るいうちに着けるなぁとぼんやり考えながら緩い上り坂を走っていたら、いきなり、後輪からプシュー、という音。
う~パンクだ。
タイヤのインナー部分もすり切れて、チューブが破損したようだ。

ここから、前回に続き、またもや、タイヤ剥がし地獄が始まる。
チューブラーのふんどしが劣化していて、タイヤから剥がれてリムに残るは、更にそれを剥がそうとするとブツブツ切れるは、最悪の展開。
前回よりもタイヤがボロボロになったが、後で所要時間を確認したら、前回と同じ45分間。
新しいタイヤに交換したが、接着強度は不十分なので、この後の下りが若干心配。
上りはすぐ終わり、下り始めたが、タイトなコーナーは1箇所のみで、斜度もそれほどでない。
無事、湯田中まで下ってくることができた。
この後は、高速に併走する県道で帰るつもりだったが、地図を良く確認しなかったので、R117、R18とつないで帰ることとなった。
R117では、夕焼けにシルエットに浮かぶ、とんがった山が見える。

槍ヶ岳?でも、形がちょっと違う気がする。
アップでも撮ってみたが、目が悪いのでよくわからない。
これを書くときに写真を整理していたら、小槍が写っている。やはり槍ヶ岳だった。

R18に入る頃には暗くなってしまい、交通量が多いのに路肩が狭いので走りにくかったが、18時前に何とか無事帰宅することができた。
トラブル続きで参ってしまったが、秋晴れ、黄葉、最高のサイクリングとなった。
走行距離:123.65km、所要時間:9時間36分、AVE:18.2km/h、グロス:12.9km/h、獲得標高:2340m

黄葉や紅葉も素晴らしいし、槍ヶ岳を望む好展望。
疲れも吹っ飛んでしまいそうです。
標高1,000m以上登っても快調とは恐れ入ります。
ペダルへの体重移動、今度意識してみたいです。