楽しみにしていた、渋峠。早くも実現した。
出発は、8時30分。ちょっと出遅れた感がある。
須坂方面は、前回のサイクリングで帰り道に使ったので、迷わず須坂の町に着くことができた。
途中、橋のたもとから、北アルプスを望むことができたが、少し靄がかかっている。
その後は、高山村の牧を目指すが、予想とは違って道がどんどん上り始めたので、時々地図で確認しながら進む。
リンゴ畑の中を上っていくので、振り返って写真を撮ろうとしたら、お~、絶景だ。白馬三山かな。
何度も立ち止まりながら、牧の分岐点に到着。ここまで1時間12分。
一応、ここからタイムを計ってみる。
しばらくは、沢沿いに上っていくが、菅平に行ったときと同様、結構傾斜が立っている。
ところどころ、12%ぐらいになるので、立ち漕ぎでクリアする。
前回の菅平では終盤で結構きつかったので、前回の倍上る今回は、息が上がらないように気をつけて上っていく。
標高が高いからか、桜が見頃。
足下には、ヨモギかな。
ようやく、沢沿いの直登が終わった。ふー。
ヘアピンで折り返しながら上っていくが、正面の尾根には、これから上る道が見えた。結構遠い。
植生が変わり、白樺が出てきた。
それと、立派なアカマツ。
建築用には向かないが、豪快な枝ぶりのアカマツ。
ここを過ぎると、須坂方面の展望が開けた。北アルプスも見えるが、靄で不明瞭だ。
ようやく尾根上に着き裏側に回ると、これから行く渋峠方面が見えた。横手山?
コナラ?と白樺が主体の林になってきた。
それなりに調子よく上っていたが、左クランクがくねるような感覚が出てきた。
これはまずい。以前、北海道のオロフレ峠に行ったとき、左クランクが緩んだのに8mmのアーレンキーを持っていなかったので、往生した覚えがある。
下りて確認してみたが、しっかりと締まっていた。クリートがペダル上で滑ったのかな。
今度は、妙高方面の展望が開けた。
さらに上ると、昨日の寒気の影響でカラマツに雪が着いているのが見えた。
ちょうど積雪の境の部分。道の左側には雪が着いている。
正面のカラマツが樹氷になっている。
だいぶ標高が高くなってきたので、ダケカンバが現れた。
視界もだいぶ開けた。いやいや絶景だ。
上に行くに従い、樹氷になっていく。
老ノ倉山を回り込むと、景色が変わった。
ようやく、毛無峠との分かれに着いた。
日差しはあるものの、だいぶ寒くなってきたので、ここで防寒着を身につけていく。
もう少しで群馬県側に出るが、寒さのためか、この辺りから右脚のヒザの痛みが気になり出す。
昨日ママチャリで買い物に行ったときに痛みを少し感じていたが、それが少し強くなってきた感じ。
1周300mの小さなトラックを左回りでインターバル走をしているので、右脚の外側に過剰な負担がかかり、おそらく腸脛靱帯炎になっているのだろう。
さて、少し上ると、出たー!絶景!!
少し下ると、ようやく県境。高山村の牧から2時間26分。
ここからは、フラットか下りだが、群馬県側の景色が見えるものの木が邪魔して、展望が開けない。
ようやく、少し開けたところに出た。
さらに行くと、万座峠。
標識がなかったので、万座峠かどうかわからなかった。
景色もいいし、静かだし、ここで昼食を食べていこうかとも思ったが、風が若干強く凍えそうな気もしたので、万座あたりで自販機でホットドリンクでも買おうかと、休むのを止めてしまった。
これが、失敗だった。
あとになって、峠のお地蔵さんが脳裏をよぎった。
下っていくと、万座のスキー場の上部に池があった。結構いい雰囲気。
その後、万座プリンスを過ぎ、さらに進むが、休めそうなとこや自販機は見当たらず、硫黄臭が強い上り坂に変わってしまう。
有毒ガスが出るので、谷を跨いだ箇所から100mの区間は立ち止まらないよう注意した標識もあった。
腹は減っているが、こんなところでは昼食を食えない。
しかし、その先で悲劇が訪れた。
両脚が攣り始めた。
アミノ酸飲料を飲んで少し凌ぐが、腹の減りは収まらない。
ちょうど左カーブの外側に安全に休めそうなスペースがあったので、景色はイマイチだが、ここで昼食を取ることにした。
今日は、初めての試みで、弁当を作ってきた。
おかずは、卵焼き、粗挽きウインナーとニンジンとエリンギを炒めたもの。
さあ食べようとすると、中年の夫婦が乗る車が入ってきて、エンジンも切らずダラダラと写真を撮り始めた。
こっちは昼飯を食べているので、エンジンぐらいは切って欲しいな。
写真を撮り終えて出発しようとしたところに、今度は万座から男女3人組の車が入ってきて、写真を取り始めた。
弁当を食べている自分の方をバックにして記念撮影を取っているよ。
写真の枠内には入っていないのかもしれないが、気にならないのかなぁ。
食べ終わる頃にやっと出発してくれた。
やはり、万座峠で休まなかったバチが当たったのかな。
昼食後は、脚の調子も少し良くなり、坂の傾斜が緩いこともあり、何とか上っていける。
草津からの道に合流すると、景色もダイナミックになってきた。
山田峠が近くなってきた。
昨日は強く吹雪いたのかな。枝にシュカブラが付いている。
山田峠と思っていた場所は峠ではなかったが、景色は相変わらず素晴らしい。遠くに雪山が見えるが、山の名前はわからない。
山田峠に到着。この写真を撮った後、強い風で自転車が倒れてしまった。
短いが雪の壁が現れた。
壁の区間を過ぎ折り返すと駐車スペースがあったので、白根山をバックに写真を撮る。
カメラを構えていると、ちょうどサイクリストが上ってきた。挨拶をしたら、自分よりも年配みたい。
そして、ようやく、念願の渋峠に到着。高山村の牧から4時間5分。
バイクの人が特に多く、この石標の前もバイクに占拠されていたが、着くと同時に立ち去ってくれた。ラッキー。
パノラマ写真を撮ってみた。
来た方向を振り返る。
ここは風が強いし気温も低い。
長居は無用だ。
ウィンドブレーカーの上下を着込み、手袋にはオーバー手袋をはめる。
下っている途中はずっと寒かったが、防寒具のおかげで集中力が途切れるようなことはなかった。
渋峠を過ぎると、また景色は変わる。
スノーシェルターの中には、吹き込んだ雪が熔けずに残っていた。最徐行する。
ここからは、本当に長いダウンヒルだった。
寒いのと、脚を突っ張っていたのとで、志賀高原のスキー場を越えた辺りの短い上り返しで突然、両脚の内転筋とハムストリングスが、ペダルの上げ下げで交互に攣り始める。
脚を止めて立ち止まろうとすると、そのまま転倒しそうな感じがしたので、上り坂の終わりまで堪えると、痙攣も少しマシになり、何とか立ち止まることができた。
残りわずかなアミノ酸飲料を飲み干すと、さらに良くなった。
その一方で、今度は右脚のヒザの痛みがどんどん強くなり、右脚を回せない状態になる。
こんなんで、長野まで帰れるのだろうか?
今回は、輪行袋を持ってきていないし・・・。
R292バイパスの途中で、ようやくセブンイレブンを見つけたので、ここで休憩と補給をすることにした。
ヒザを伸ばした状態にしているとヒザが痛くなるみたいなので、ヒザを深く曲げて座り、暖かいカフェラテ、ジャムパン、ポカリスエットを補給する。
ウィンドブレーカーを脱ぎ、走行を再開すると、何とか大丈夫そう。
しばらくは下り基調だし、風向きもまあまあなのが幸いした。
だましだまし走行し、須坂でちょっと遠回りし予想外の上り坂に出てしまったが、疲労困憊状態で何とか長野市内に帰ってくることができた。
100kmぐらいの距離だが、嶺方峠の時よりもだいぶ疲れている。記憶にないぐらいの疲れ。
すごくいいコースだったが、もう少し暖かくならないと、ちょっと行く気が起きないなぁ。
走行距離:109.87km、所要時間:7時間47分、AVE:17.6km/h、グロス:14.1km/h、獲得標高:2234m
○おまけ
帰宅後に自宅へのお土産を買いに行ったついでに長野駅のMIDORIスーパーに行ってみたら、熊本支援セールで、長いナスが3本で105円と安かったので、思わず買ってしまった。
夕食の献立を変更し、買い置きのあった麻婆ナスの素と昨日の豚肉の残りとナスで麻婆ナスを作ることにした。
麻婆ナスは多すぎたので、残りは冷凍庫に保存した。
最後に麻婆ナスご飯にして、満足、満足。
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出発は、8時30分。ちょっと出遅れた感がある。
須坂方面は、前回のサイクリングで帰り道に使ったので、迷わず須坂の町に着くことができた。
途中、橋のたもとから、北アルプスを望むことができたが、少し靄がかかっている。
その後は、高山村の牧を目指すが、予想とは違って道がどんどん上り始めたので、時々地図で確認しながら進む。
リンゴ畑の中を上っていくので、振り返って写真を撮ろうとしたら、お~、絶景だ。白馬三山かな。
何度も立ち止まりながら、牧の分岐点に到着。ここまで1時間12分。
一応、ここからタイムを計ってみる。
しばらくは、沢沿いに上っていくが、菅平に行ったときと同様、結構傾斜が立っている。
ところどころ、12%ぐらいになるので、立ち漕ぎでクリアする。
前回の菅平では終盤で結構きつかったので、前回の倍上る今回は、息が上がらないように気をつけて上っていく。
標高が高いからか、桜が見頃。
足下には、ヨモギかな。
ようやく、沢沿いの直登が終わった。ふー。
ヘアピンで折り返しながら上っていくが、正面の尾根には、これから上る道が見えた。結構遠い。
植生が変わり、白樺が出てきた。
それと、立派なアカマツ。
建築用には向かないが、豪快な枝ぶりのアカマツ。
ここを過ぎると、須坂方面の展望が開けた。北アルプスも見えるが、靄で不明瞭だ。
ようやく尾根上に着き裏側に回ると、これから行く渋峠方面が見えた。横手山?
コナラ?と白樺が主体の林になってきた。
それなりに調子よく上っていたが、左クランクがくねるような感覚が出てきた。
これはまずい。以前、北海道のオロフレ峠に行ったとき、左クランクが緩んだのに8mmのアーレンキーを持っていなかったので、往生した覚えがある。
下りて確認してみたが、しっかりと締まっていた。クリートがペダル上で滑ったのかな。
今度は、妙高方面の展望が開けた。
さらに上ると、昨日の寒気の影響でカラマツに雪が着いているのが見えた。
ちょうど積雪の境の部分。道の左側には雪が着いている。
正面のカラマツが樹氷になっている。
だいぶ標高が高くなってきたので、ダケカンバが現れた。
視界もだいぶ開けた。いやいや絶景だ。
上に行くに従い、樹氷になっていく。
老ノ倉山を回り込むと、景色が変わった。
ようやく、毛無峠との分かれに着いた。
日差しはあるものの、だいぶ寒くなってきたので、ここで防寒着を身につけていく。
もう少しで群馬県側に出るが、寒さのためか、この辺りから右脚のヒザの痛みが気になり出す。
昨日ママチャリで買い物に行ったときに痛みを少し感じていたが、それが少し強くなってきた感じ。
1周300mの小さなトラックを左回りでインターバル走をしているので、右脚の外側に過剰な負担がかかり、おそらく腸脛靱帯炎になっているのだろう。
さて、少し上ると、出たー!絶景!!
少し下ると、ようやく県境。高山村の牧から2時間26分。
ここからは、フラットか下りだが、群馬県側の景色が見えるものの木が邪魔して、展望が開けない。
ようやく、少し開けたところに出た。
さらに行くと、万座峠。
標識がなかったので、万座峠かどうかわからなかった。
景色もいいし、静かだし、ここで昼食を食べていこうかとも思ったが、風が若干強く凍えそうな気もしたので、万座あたりで自販機でホットドリンクでも買おうかと、休むのを止めてしまった。
これが、失敗だった。
あとになって、峠のお地蔵さんが脳裏をよぎった。
下っていくと、万座のスキー場の上部に池があった。結構いい雰囲気。
その後、万座プリンスを過ぎ、さらに進むが、休めそうなとこや自販機は見当たらず、硫黄臭が強い上り坂に変わってしまう。
有毒ガスが出るので、谷を跨いだ箇所から100mの区間は立ち止まらないよう注意した標識もあった。
腹は減っているが、こんなところでは昼食を食えない。
しかし、その先で悲劇が訪れた。
両脚が攣り始めた。
アミノ酸飲料を飲んで少し凌ぐが、腹の減りは収まらない。
ちょうど左カーブの外側に安全に休めそうなスペースがあったので、景色はイマイチだが、ここで昼食を取ることにした。
今日は、初めての試みで、弁当を作ってきた。
おかずは、卵焼き、粗挽きウインナーとニンジンとエリンギを炒めたもの。
さあ食べようとすると、中年の夫婦が乗る車が入ってきて、エンジンも切らずダラダラと写真を撮り始めた。
こっちは昼飯を食べているので、エンジンぐらいは切って欲しいな。
写真を撮り終えて出発しようとしたところに、今度は万座から男女3人組の車が入ってきて、写真を取り始めた。
弁当を食べている自分の方をバックにして記念撮影を取っているよ。
写真の枠内には入っていないのかもしれないが、気にならないのかなぁ。
食べ終わる頃にやっと出発してくれた。
やはり、万座峠で休まなかったバチが当たったのかな。
昼食後は、脚の調子も少し良くなり、坂の傾斜が緩いこともあり、何とか上っていける。
草津からの道に合流すると、景色もダイナミックになってきた。
山田峠が近くなってきた。
昨日は強く吹雪いたのかな。枝にシュカブラが付いている。
山田峠と思っていた場所は峠ではなかったが、景色は相変わらず素晴らしい。遠くに雪山が見えるが、山の名前はわからない。
山田峠に到着。この写真を撮った後、強い風で自転車が倒れてしまった。
短いが雪の壁が現れた。
壁の区間を過ぎ折り返すと駐車スペースがあったので、白根山をバックに写真を撮る。
カメラを構えていると、ちょうどサイクリストが上ってきた。挨拶をしたら、自分よりも年配みたい。
そして、ようやく、念願の渋峠に到着。高山村の牧から4時間5分。
バイクの人が特に多く、この石標の前もバイクに占拠されていたが、着くと同時に立ち去ってくれた。ラッキー。
パノラマ写真を撮ってみた。
来た方向を振り返る。
ここは風が強いし気温も低い。
長居は無用だ。
ウィンドブレーカーの上下を着込み、手袋にはオーバー手袋をはめる。
下っている途中はずっと寒かったが、防寒具のおかげで集中力が途切れるようなことはなかった。
渋峠を過ぎると、また景色は変わる。
スノーシェルターの中には、吹き込んだ雪が熔けずに残っていた。最徐行する。
ここからは、本当に長いダウンヒルだった。
寒いのと、脚を突っ張っていたのとで、志賀高原のスキー場を越えた辺りの短い上り返しで突然、両脚の内転筋とハムストリングスが、ペダルの上げ下げで交互に攣り始める。
脚を止めて立ち止まろうとすると、そのまま転倒しそうな感じがしたので、上り坂の終わりまで堪えると、痙攣も少しマシになり、何とか立ち止まることができた。
残りわずかなアミノ酸飲料を飲み干すと、さらに良くなった。
その一方で、今度は右脚のヒザの痛みがどんどん強くなり、右脚を回せない状態になる。
こんなんで、長野まで帰れるのだろうか?
今回は、輪行袋を持ってきていないし・・・。
R292バイパスの途中で、ようやくセブンイレブンを見つけたので、ここで休憩と補給をすることにした。
ヒザを伸ばした状態にしているとヒザが痛くなるみたいなので、ヒザを深く曲げて座り、暖かいカフェラテ、ジャムパン、ポカリスエットを補給する。
ウィンドブレーカーを脱ぎ、走行を再開すると、何とか大丈夫そう。
しばらくは下り基調だし、風向きもまあまあなのが幸いした。
だましだまし走行し、須坂でちょっと遠回りし予想外の上り坂に出てしまったが、疲労困憊状態で何とか長野市内に帰ってくることができた。
100kmぐらいの距離だが、嶺方峠の時よりもだいぶ疲れている。記憶にないぐらいの疲れ。
すごくいいコースだったが、もう少し暖かくならないと、ちょっと行く気が起きないなぁ。
走行距離:109.87km、所要時間:7時間47分、AVE:17.6km/h、グロス:14.1km/h、獲得標高:2234m
○おまけ
帰宅後に自宅へのお土産を買いに行ったついでに長野駅のMIDORIスーパーに行ってみたら、熊本支援セールで、長いナスが3本で105円と安かったので、思わず買ってしまった。
夕食の献立を変更し、買い置きのあった麻婆ナスの素と昨日の豚肉の残りとナスで麻婆ナスを作ることにした。
麻婆ナスは多すぎたので、残りは冷凍庫に保存した。
最後に麻婆ナスご飯にして、満足、満足。
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いやあ、すごい標高差を頑張りましたねえ。
アの標高差を含めて距離100km超えとは…
すごいの一言です。
私が行ったときには想像もできないほどの樹氷…
寒かったでしょうが、景色に変化があってよかったですねえ。
あのコースはほんと素晴らしいんで癖になりますよ。
私は軟弱にも草津まで車利用ですが、毎年行きたいと思ってます。