自宅を5時45分に出発し、めじろ台から6時4分の電車に乗り込み、高尾駅で中央線に乗り換える。
マラソン列車で混んでいると心配だったが、拍子抜けでガラガラだった。
富士急行線では、すでに座席が埋まっていたが、約10分後に臨時快速が出るというアナウンスが流れたので、迷わず快速に乗っていく。
接続するJRの列車がなかったため、今度もガラガラ。楽して行けて良かった。
河口湖駅には8時1分に到着。
スタート時刻まで1時間を切っているので、会場に急ぐ。
手荷物を預ける場所が意外と遠く、身支度をして荷物を預けてスタート場所に並んだのがスタート15分前。
駅からの早歩きでウォーミングアップは終えているので、ストレッチだけ入念にする。
●スタートラインまで:2'08"
●スタート~5km地点:28'15"
- 脚は軽い。
- 東京マラソンはすぐにマイペースで走れるようになったが、富士山マラソンはスタート直後の道幅が狭く、ゆっくりペースからなかなか脱出できない。
- 序盤は小さなアップダウンが多く、意外と脚を消耗する。
- 5km地点近くで早くも太腿に張りを感じ、心配になる。
●5km~10km:24'55"
- ようやく巡航ペースに乗ることができた。
- このペースで押していけると良いんだが・・・。
- 自分のペースに合ったペースメーカーを探しながら走る。
- 3人連れの欧米人ランナーが楽しそうに会話しながら走っていて、足取りも軽いタッチで余裕ありげだったので、ついて行くことにした。
●15km~20km:25'47"
- 給水地点で外人さんを見失ったが、この辺りから脚が重くなってきた。
- いいペースの女性の二人連れが見えたので、付こうとしたがなかなか追いつけない。
- 腰が張っていることにちょうど気付いたので、骨盤の後傾を意識してみたら、少し楽になり、女性のペアにようやく追いついた。
- 小柄で体格が似ていたので親子かな。
- 年上の女性はセミロングの髪があまり乱れずスムーズなフォーム。それに対して、年下の女性は陸上経験がありそうな力強いフォーム。
●20km~25km:28'11"
- 中間地点を過ぎる河口湖畔を離れ西湖に向かう上り坂が始まる。
- 上り坂の起点では、やたらと元気の良い女性がハイタッチで参加者を応援していて、通り過ぎるときに有森裕子さんであることに気付いたが、時すでに遅し。
- 上り坂は、一気に標高差70mも上るので、結構きつかった。
- 女性のペアには、あっという間に置いて行かれた。
- 上り坂が終わった後は、脚がもはや自分の脚でなくなったみたいで、元のペースに全然戻れない。
●25km~30km:30'59"
- 24.8km地点の給水のおかげで、ようやく脚が少し回復し、周りのペースに合わせて走れるようになり、女性ペアになんとか追いついた。
- 27.9km地点の手前で女性ペアの1人が遅れだし、もう1人の方に自分も付いていけなくなった。
- 給水地点に着くと、ここではおにぎりとみそ汁が提供されていたので、迷わず寄っていく。
- 今回は、塩飴を持参していないが、日差しがあるので結構汗をかいている。塩分不足での痙攣が心配だったので、みそ汁はタイムリーだった。
- 熱いみそ汁を胃の中に入れたことで、全身にもカツが入った。
●30km~35km:29'47"
- 30km地点に到着したが、この疲れ具合ならば、サブフォーでは完走できるだろう。
- 給水地点が近づくと失速し、給水を取ると少し楽になるのを繰り返す。
- 西湖から河口湖への下りは、上りよりも辛かった。
- 太腿が衝撃に耐えられない。
●35km~40km:31'46"
- 下り坂は35km地点で終わったが、その後は脚が全然ゆうことを聞かず、どんどん抜かれ始める。
- しかも、37km地点辺りからふくらはぎの痙攣が始まりだし、思うように走れない。
- 2~3度立ち止まりストレッチをするとなんとか走れる感じになる。
- あと5kmを通過しているので、なんとか我慢して走る。
●40km~ゴール:12'02"
- 痙攣対策で色々工夫しながら走っていたが、給水の影響があったかもしれないが、足首をブラブラ状態にすると痙攣を防止することができることに気がついた。
- ここまで、サブフォーを確信していたが、あと1キロ地点まできたら、なんと「あと5分ほどで4時間となります」とのアナウンスが会場から聞こえて来るではないか。
- ヤベー!!!。今のペースではサブフォーは絶対無理。
- そこまで考えたところで、身体にスイッチが入った。
- 今までの重い走りからは想像が付かないようなハイペースで走れることができた。
- ゴールまでの1キロ、なんとか脚が保ってくれ!!!。
- 果たして、脚は期待に応えてくれた。
- ゴールタイムは、3時間59分10秒ぐらい。久し振りのガッツポーズ!。
- キロ4分半を切るペースでスパートできたことになる。どこにこんな体力が残っていたのか?火事場の馬鹿力かな。
- ゴール直前では有森裕子さんがハイタッチで応援されていたので、今度はハイタッチをゲットすることができた。
ゴール後は、ふるまわれた食事を食べ、参加賞を受け取り、預けた荷物を受け取って着替える。
河口湖駅発13時55分の電車で帰りたいので、駅までの徒歩も時間との勝負。
固まった脚に鞭を打ち、なんとか10分前に駅に着いた。
売店でビールを買い込み、大月行きの普通電車に乗車する。
車中では、ささやかなお祝い。
売店には、プレモルと一番搾りと一番搾りのスタウトしかなかったので、迷わずスタウトにしたのだ。
富士山と成田エクスプレスをバックに、プシュッ、あー旨~。
持参したサッポロポテトをつまみにあっという間に飲み干した。
腹が減っているので、参加賞のコッペパンを食べる。
今回、フジパンがスポンサーに付いたので、ふるまわれたのだ。
素朴な味で美味しかった。
大月では、東京駅の快速が来る前に、後から河口湖駅を出発した成田エクスプレスが先行した。
快速電車は、もはや登山列車の様相で、停車するたびに登山客やらトレイルランナーと思われる人が乗ってきて、座席は満席になった。
高尾で京王電鉄に乗り換え、無事帰宅した。
最後は、ヒヤッとさせられたが、全体的に楽しむことができて良かった。
なお、反省点としては、普段の練習で足首ブラブラと骨盤の後傾意識を忘れていたこと。
練習を再開したら気をつけよう。