新年、明けましておめでとうございます。昨年は、このブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。


さて、年末年始の恒例行事になりつつあるホイール組み。

家族が紅白歌合戦を見ているのを横目に、準備を開始する。

使うハブはMICHE。
IMG_3908

2~3年前に組んだホイールに使用していたが、これをばらして使うことにする。

リムはMAVICのリフレックスだが、三国峠のダートの下りで結構痛んでいるので、チョイ乗り用のフジ号に使おうと思っている。
IMG_3906

スポークは、SAPIMのLEADERで2mmのストレート。剛性を高くしようと、今回は前後ともこのスポークを使用することにした。値段も安いし。ニップルはブラス。
IMG_3910

使うグリスは、ミシュランのリチウムグリス。7年ほど前に両国の「いちかわ」さんのところで買ったもの。昔のカンパのグリスに色と質感が似ているので愛用している。
IMG_3913

今回は、初めての試みで、前輪をラジアル組みにすることにした。おかげで、スポークを通すのは簡単。
IMG_3914

いつもの6本組みと同様、バルブ穴の左隣にスポークを通し、左側に組み進んでいく。
IMG_3916

このリムは、スポーク穴にハトメが着いていないので、ニップルを通すため爪楊枝を使っているが、時々ニップルが爪楊枝から外れてをリム内部に落としてしまい、リム穴から出すのに手間がかかってしまう。

ホイールとハブを足で支え、爪楊枝やニップルを口でくわえ、ねじ山にグリスを塗りつつ、結構手間のかかる作業になる。

そして、ようやく片側を通し終えるころに、作業に慣れてくる。
IMG_3917

そろそろスポークを通し終えそうなところまで来たところで、ハブから出るスポークの方向がなんかおかしいなと思っていたら、穴を1つ飛ばしてしまっていた。
IMG_3919

スポークを通し終えた後は、スポークのねじ山が見えなくなるまで、マイナスドライバーでニップルを締め、さらに、ドライバーの刃がかからなくなるまで締め付ける。

この時点で、まだまだキンキンでないので、スポークの長さが少し長いのではないかと若干不安になる。

ようやく前輪の仮組を終えることができた。
IMG_3920

次は、後輪。こちらも初めての試みで、ヨンパチ組みにする。

スポークは、パワーをホイールに伝えるためにはハブのフランジの接戦方向に出るのが良いと思っていて、いつも6本組みにしている。

このホイールも当初はそのつもりだったが、ひょんな事から「のむラボ」さんのブログを知り、それによると、ホイールは左右のスポークの張力の差が小さければ小さいほど良いとされている。

それにならい、フリー側は4本組み、反フリー側は8本組みにすることにした。

これにより、スポークの長さがフロント、リヤのフリー側、リヤの反フリー側の3種類が必要となってくる。

こういうときに使えるのが、通販の「PAXサイクル」さん。SAPIMやDTのスポークがバラ売りされているので、スポークの調達は、いつもここ。

タンジェント組みで重要なのが、ハブのスポークを通す位置。

イタリア組みで両側とも6本組みにするときは、「左落とし」(のむラボさんより引用)。フリーボディは上側でも下側でもどちらでも良いが、とにかく、上のフランジから通したスポークの左隣の穴にスポークを通す。IMG_3926

ちなみに、両側とも6本組みの時も左落としで良く、ヨンロク組みの時は右落としになるそうだ。

まずは、フリー側の4本組み。あやとりをして、バルブ穴のすぐ左側に右のスポークを通す。
IMG_3927

片側が終わった。
IMG_3929

次は、反フリー側の8本組み。ホイールを裏返して、バルブ穴のすぐ右側に左のスポークを通し、右側に組み進んでいく。
IMG_3931

最後の1本。
IMG_3932

そして、前輪と同様、マイナスドライバーの刃がかからなくなるまでドライバーでニップルを締め、後輪も仮組完成。
IMG_3933

大晦日の作業はここまで。
IMG_3934

仕上げは、元旦の夜。


年末年始のホイール組み(その2)に続く。


にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ