先日、2チャンネルで、NHKの教育テレビの「趣味工房シリーズ チャレンジ!ホビー かっこいいクロールで かっこいい体に!」の再放送があることを知り、録画しておいた。

プルの試行錯誤をしていた2週間前、改めて見てみたら、5回シリーズの5回目がリカバリーの方法だった。

「リカバリーにはコツがあるんです。」

「どんなコツですか?」

「肩甲骨です。」

「先生、それ、掛かっているんですか?」

「そう、掛けてみました。」

というようなやりとりがされていた。

肩甲骨の柔軟性の重要性に気付き、それ以来、肩甲骨のストレッチを朝晩するとともに、クロールのリカバリーでは、肩甲骨を使って腕を大きく回すことを課題とした。

しかし、いつしか、肩甲骨への意識がなくなり、大きく回すことだけ注意するようになってしまっていた。

おそらく、それがスランプの始まりだと思う。

今日の練習でも、上半身が元気なうちは、息継ぎの動作もそれほど苦もなくすることができたが、50mの10本目を超えると、息継ぎが苦しくなってきてしまう。

背中をリラックスさせるため、猫背気味にしている。
         ↓
腕が疲れてくると推進力が落ちる。
         ↓
大きく腕を回すリカバリーで、上半身が不安定になる。
         ↓
息継ぎで沈没気味になる。
         ↓
息継ぎを確保するため、上半身が力む。
         ↓
呼吸がし辛くなって息が上がり、泳ぎが乱れ、さらに推進力が落ちる。

まさに、負のスパイラル。

腕の入水方向の修正、プルの軌道の調整、息継ぎのタイミングの遅らせなど、いろいろと試行錯誤したが、改善できない。

そんな時、コースのエンドで休んでいて、同じコースで泳いでいた人がTIスイムのようなキレイなリカバリーでゆったり泳いでいるのを見て閃いた。

肩甲骨への意識!

肩甲骨から腕を回すようにしてみたら、上半身の安定を取り戻したような気がする。

三連休の4連戦の前半戦が終わってしまったので、後半戦でなんとかスランプを脱出したい。