ここのところ、ランニングで例えれば、ジョギングのような強度で泳ぐことができないか、というテーマで練習してきた。

今日の練習で得た答は、プッシュ抜きピッチ泳法(造語)。

これまで目指していたのは、身体を浮かせて、できるだけゆっくりのストロークで泳ぐ、ストライド泳法。

今日の練習の前半では、息継ぎ逆側のプルとプッシュでしっかり進んで、その惰性で身体が浮いた状態で息継ぎをする、というところにたどり着いたが、50mを泳いでみたら、ランニングのジョギング以上の心拍数になってしまった。

キャッチからプッシュまでパワーを入力し続けているから、こうなるのだろうか。

やはり、この方法もダメか。

ここで冷静に考えた。

クロールの息休めにしていたキック重視の平泳ぎでは、延々と泳いでいられるが、この時の息継ぎの回数は、25mあたり16~17回。

かたや、現在のストライド泳法でのクロールは、11~12回の息継ぎ。

ペースが違うので単純に比較はできないが、息継ぎ回数は、クロールの方が圧倒的に少ない。

ここで閃いた。

息継ぎの回数を増やせば、すなわち、掻く力を軽くしてピッチを上げれば、呼吸が楽になりジョギングペースの心拍数で泳げるのではないかと。

だいたい、ランニングのジョギングペースでは、当然ストライドは小さく、どちらかと言えばピッチも速いし。

早速、フラットな姿勢で、できるだけ腕の力を抜いてピッチを上げてみたが、まだ腕力を使い過ぎているのか、心拍数が上がった。

そこで、今度は、「ゆっくり長く泳ぎたい!超基本編」にも紹介されていた方法、ストロークのプッシュを省略する方法を試してみた。

喉の下の辺りまで掻いたら、そこで腕は脱力し、流してウェストの辺りでフィニッシュする。

この方法での息継ぎの回数は14~15回。さっきよりも楽になった。

イメージは、オリンピック金メダリストのLindsey Benkoの泳ぎから、プッシュを抜いたイメージ。こんなにキレイには泳げないので、あくまで主観的なイメージ。


これまでは、この泳ぎをキャッチアップ的にアレンジしたストライド泳法を目指していた。

しかし、ピッチを上げて、同じ側の蹴り上げと入水のタイミングを合わせ、かつ伸びている時間を短縮したら、コンティニュアス的になっていた。

年末年始に2ビートのキックの改良に取り組んでおいたのが実を結んだのかもしれない。

今週は、この泳ぎを追求してみよう。