水泳強化週間の練習が実を結んだか?

昨日の練習で、グライドとプルを同期させると進みやすいことを、今更ながら思い出した。

ただ、現在の泳ぎは、キャッチアップに近い動作なので、同期させるためには、入水した時にその手の動きを止めるか、キャッチからプルを急いでするか、の二者択一となる。

結果、無意識に、キャッチをしないで掻き始めたり、プルの掻き始めを急いだりしていた。

どうせ泳ぎに迷いがあるからと、今日は、プルの掻き始めのタイミングを早める修正をすることにした。

入水する前に肘と手首を脱力し、ハイエルボーの形を作りやすくする。

入水するときには、肘が緩んだ状態で水をキャッチしているので、掻き始めると同時にグライドする。

キックのタイミングを変えるほどの苦労はなく修正できた。

はじめのうちは、息継ぎで上下動が大きく沈没気味だったが、コンパクトな息継ぎに努めたり、左右のローリングを均等にしたりすることで、だんだん板に付いてきた。

「あれっ、なんか、いつもより楽!」

プルの初動がゆっくりなのが功を奏しているのだろう。

今までは、プルとグライドのタイミングを無理矢理合わせるため、おそらくキャッチした瞬間に力んでいて、急発進するような状態だったのだろう。それで、無酸素的な動きになり、息苦しくなりやすかったのか。

今日は、早い時点で、いいことに気付いたので、この泳ぎを身体に刷り込もう。

繰り返すうちに、今日最大の収穫があった。

プルの手の指先を下向けることばかり気にしていたが、思い切って指先は前腕と一直線になるようにした。脇を開け指先を下向けてプルすると大胸筋が効き、脇を開け前腕と一直線にしてプルすると広背筋が効く。

陸上で試してみても、水中でやってみても、後者の方が楽。

肩を含めて腕の力を抜き、柔らかく水を掴んで、弓を引くような、ボルトのウィニングポーズのような形で、左右リズミカルに行く。

掻く動作は、背骨を軸にした上半身のひねり動作と同期させ、ひねりの力を利用する。

左息継ぎでも、右息継ぎでも、無理なくできた。

この泳ぎでは、ピッチを落としても息継ぎには影響がなさそうなので、距離に合わせてピッチを変えることもできそうな気がする。

なお、特に気をつけるべきは、

●入水前にキャッチを済ませ、プルの初動に力を入れず、ゆっくりと掻き始めること

●肩を含めて腕の力を抜き、柔らかく水を掴んで(水流を感じて?)掻くこと

●掻く動作は、背骨を軸にした上半身のひねり動作と同期させ、ひねりの力を利用する。


フラット姿勢とか、リカバリーとか、入水方向とか、1軸とか、2軸とかは、後回しにして、この泳ぎを磨きたい。