今日の課題は、軽いプルで身体全体が伸びる泳ぎの追求と、呼吸方法の改良。また、軽いプルでは、バレーボールを手の平で掴んで後ろに流すようなイメージで行う。

まずは、得意な右息継ぎで軽いプルをしながら、今日の昼間にひらめいた呼吸法を試してみる。

昨日の練習で、吐き切りができていないのではないかと思っていたが、これまでの泳ぎを顧みながら考えると、吸い込みが足りないのではないかということに行き着いた。

平泳ぎでは、息継ぎで思いっきり吸い込むので、水中で吐いている時間も長い。クロールでは、水中で吐いている時間が短いのに吐き切り感があるので、多分そうだろう。

やってみると、確かに、今までは吸い足りなかったように思う。これで長距離が楽になればいいが・・・

右息継ぎのクロールと左息継ぎのクロールをとりあえず何本かずつ泳ぎ、さて、次はどうするかと思って離れたコースを何気なく見ると、常連の女性が泳いでいて、タイムを計ると、50mを60秒をやや切るペースでラップしている。

息継ぎを観察すると、1/4呼吸をしていた。だから速いのか?

試してみよう。試してみたら、確かにいつもよりペースは速くなるし、身体がフラットになりやすい。

ただ、息継ぎの間隔が長くなるので、息苦しくなる。ちょっと無理かな。

ならば、1/3呼吸をしてみよう。ちょうど左の息継ぎもだいぶ良くなってきたので大丈夫だろう。

1/4呼吸よりは楽。ただ、息継ぎを求めてピッチが速くなりがちとなる。

できるだけピッチを上げないよう、繰り返しやっていると、問題に気がついた。

入水とグライドの方向が身体のセンターライン上になっているので、プルの軌道が末広がりになっている。

これは、まずい。つなぎの平泳ぎではバンザイの姿勢で伸びをするように気をつけることで、クロールで肩の延長線上に入水できるようになった。

また、1/3呼吸だと、プルの軌道をしっかりと観察できるので、両手のプルの軌道を平行にすることができるし、息継ぎ直前のプルであっても、顔の下を通過するのを見てから顔を横向ければ息継ぎに間に合う。

さらに、プルの軌道が平行になることで、姿勢がフラットなり易いのか、ローリングをしながら泳いでいるときよりも身体が浅いところにあるみたいで、コンパクトな息継ぎがし易いようだ。

良いことずくめのようだが、心配なこともある。

この泳ぎで軽いプルができるかどうか、長距離が泳げるかどうか。結局ここに行き着いてしまう。

今後、1軸的な泳ぎでいくか、2軸的な泳ぎで行くか、ここが分岐点となるだろう。

先週末に目標にしていたハーフマラソンも終えて、今週は水泳強化週間にしているので、日曜日までに何とかしたい。