今日は、天気に恵まれた。
積丹半島に行きたい気持ちもあったが、走行距離が長すぎるし、小樽は午後から曇りの予報。
ということで、今回は峠三昧で楽しんできた。
4時起きで朝ご飯をしっかり食べ、小樽より先に行く列車の始発に乗るため琴似駅に向かう。
2両編成なので小樽までは結構混んでいた。
小樽までは、自転車が倒れないよう、ずっとドア横に立つことになった。
銭函からは海沿いを走るので気持ちいい。
小樽からは着席できた。
気動車だが新車みたいで、エンジン音が静かで少々物足りない。
小樽方面行とのすれ違いでは、乗っているのとは違う車両がすれ違う。
余市駅に到着。
余市駅は、7時45分に出発。
今回は結構距離があり、帰りは18時頃になりそうなので、気合を入れて走り始める。
函館本線を跨ぐ道路からは、これから向かう冷水峠方面を見渡せる。
本当にクリアな青空で気持ちいい。
緩い坂を快調に上り、ゴルフ場が近づくと海が見えた。
ゴルフ場
さらに快調に行くと、新しくできたトンネルとの分岐点まできた。
もちろん、カルデラ展望台に向かう。
おっ、あれは羊蹄山だ!
ここは冷水峠。この直下に展望台がある。
景色は最高!
隣にはニセコ連峰も見える。
展望台からの下りは、初めは羊蹄山を見ながらだが、すぐに見えなくなる。
トンネルに向かう道から外れ赤井川に向かうと、再度羊蹄山が現れる。
村の中心部が近づく。
羊蹄山に向け、発射!
赤井川村の中心部は通過し、「道の駅あかいがわ」に行く。
トイレをした後、店の中を一通り見て回る。
北海道なので新鮮な農産物にはまだ早く、シイタケが1袋390円で売ってたのが魅力的だったが、1人だと食べる量も限られるので傷ませてしまうのが関の山。
今回は見送る。
ただ、焼きたての手作りパンが売ってたので、塩バターパンだけ買っていく。
多分、固形バターを生地で巻いて焼いたタイプのようだが、バターはもう少し小さくてもいいかな。
でも、これから峠をこなすので、いいエネルギー源になった。
ソフトクリーム屋もあったが、朝早かったのでまだ開店前だ。
休日は、9時30分からとのこと。
道の駅で休憩もできたし、ここから国道393に入る。
入って間もなく工事現場があったので何気なく見ると、トンネル!
北海道新幹線のトンネルだ。
工事現場の看板によると、この工事現場は、向こうに見えるトンネルの出口から始まる橋梁を建設するための工事とのこと。
北海道に単身赴任している間には完成しないが、着々と工事が進むのは喜ばしい。
そのうち旅行で来るかもしれない。
国道393号は、メープル街道393と名付けられた気持ちのいい道。
澄んだ青空の下、きれいな山の景色を楽しみながら、まだまだ快調に上る。
すごく気持ちがいいけれど、ただ1つ問題点が。
大排気量のスポーツバイクが爆音を伴って猛スピードで坂を上っていく。
路面はきれいでカーブも緩くて走りやすそうだからなぁ。
しかし、やかましいこと、この上ない。
道の駅には革のつなぎを来たライダーがいたので彼らだろう。
ただ、サイクリストが複数休んでいるところで、タバコを吸いながら得意げに話をするのは、やめてほしいな。
ところで、沿道には、メープルを意味するイタヤカエデが結構生えている。
綺麗なシラカバ林にいったん入る。ここは、10数年前にも通った覚えがある。
ところどころ、沢を跨ぐ橋があり、見下ろすといろんな樹種があることがわかる。
濃い新緑の山
フキが茂っている斜面もあった。
大して苦しまず樺立トンネルに到着。
結構長いトンネルで、途中照明がない区間があったり、バランス感覚を失いそうになる。
トンネルを抜けると、ニセコの山が迎えてくれた。ニセコアンヌプリかな?
山を見ながら気持ちのいいダウンヒルを楽しむ。
横を通り過ぎるバイクの人も、景色を楽しんでいるようだ。
羊蹄山も再び現れた。
畑の中を走るようになると、これはこれで楽しい。
3色の畑
羊蹄山の存在感がどんどん大きくなる。
ニセコ連峰を背景にしたジャガイモ畑など。今しか見れない風景に感動!
ジャガイモの花
羊蹄山をバックにしたジャガイモ畑。
愛車とも
再びニセコ連峰
ニセコ町方面
写真を撮るために止まってばかり。
麦畑には若い穂が立っていた。
遠くに見える山は、もしかしたら無意根山かな?
羊蹄山がどんどん大きくなる。
この先、道を少し間違えて少し遠回りとなったが、そのおかげでいい景色も見ることができた。
麦畑の丘の向こうに羊蹄山。
京極町の中心部に入ると、道の駅がある、ふきだし公園に寄っていく。
尻別川を渡るときに、やっと頂上の雲が取れた。
ふきだし公園に入ると、まずは湧水口を見に行く。
結構な量が湧水している。
水が汲めるようになっているので、顔を洗って水をがぶ飲みする。
すごく冷たくて 気持ちいい~。
ボトルにも入れていく。
澄んだ水の流れ。
ひととおり楽しむと、さあお楽しみが待っている。
夏のサイクリングと言えば、これ!
赤井川村の有名な山中牧場の売店だった。
調べたら、石狩川の河口付近にも売店があるようだ。
味は間違いない!
休憩を終えると、最後の目的地、ラスボスの中山峠が待っている。
羊蹄山の麓を通りながら喜茂別に向かう。
当初の予定とは違う道を選択したが、この選択が良かった。
無意根山や喜茂別岳だと思う。
尻別岳が近づいてきた。
麦畑を横目に尻別川に下る。
おや、黄金色だ。
こんな些細な景色の変化も楽しい。
喜茂別の町に入ると、一気に交通量が増える。
対向車線側にあるセイコーマートに入ろうとするが、中山峠方面からの車列が延々と続き終りがない。
どこから湧いてくるんだ?
だいぶ待った後、道を渡っておにぎりと菓子パンを買う。
おにぎりは、どこかゆっくりできるところで休憩を兼ねて食べることにしよう。
中山峠に向かう国道230号は、交通量が多いせいか、自転車が走行する辺りのアスファルトが傷んでいて、結構神経を使う。
とそこに、前方からまた車列が来た。
「あっ、追い越しを掛ける車だ!」
こっちにスピードを上げて迫ってくる。
すれ違ってホッとしたら、それを上回るスピードの、車高の低いスポーツタイプの車が目の前に現れ、自分のすぐ横を爆スピードで走り去っていった。
目の前に迫った時は、一瞬呼吸が止まった。
あんなのに接触していたら、大変なことになっていたと思う。
しばらく心臓の動悸が収まらなかった。
無事でよかった。
気を取り直して中山峠への長い道のりに向き合う。
徐々に勾配が上がるにつれ、路面の悪さもあって尻も痛くなり、チェーンの脱着場に入り日陰で休憩する。
ここでおにぎりを補給。
尻の痛みが回復すると走りを再開する。
ちょうどこの辺りから、登坂車線の工事区間のため走りやすくなった。
これで車のプレッシャーを受けることはない。
登坂車線に入ってからも、わりと安心して走れた。
峠が近づくと景色も良くなってくる。
さっきみた無意根山かな?
いつのまにか曇り空になっていて、おかげで暑さも収まった。
羊蹄山だ。また雲がかかっている。
峠手前のシェルターの区間は、登坂車線はあるものの道幅が狭くて緊張を強いられたが、ちょうど交通量が減ったので、安全に通過することができた。
苦労して、ようやく中山峠に到着。
峠の手前の茶店の前の石碑にて。石碑の右側が羊蹄山だが頂上は雲の中。
ふきだし公園の水も尽きていたので、自販機でペプシコーラを買って喉を潤してから下り始める。
漁岳(いさりだけ)の山並
場所を変えて再度、漁岳。
豊平峡ダムがあると思われる場所の山。結構険しい。
愛車とともに
ここから国道の勾配は一気に上がり、スピードが出るようになる。
この先の定山渓トンネルは一番緊張する区間。
古いトンネルなので道幅が狭いし、自転車が走れる歩道もない。
ここを上りで通過するときは最悪なので、上りではできるだけ使わないようにしている。
何台かに追い抜かれたが、無事通過。
定山渓温泉の手前からは完全4車線化されており、快調、快調。
八剣山
硬石山の麓の崖
硬い石が産出される地区だけあって、硬そうな岩が露出している。
札幌の市街地に入ると、家路を急ぐ。
家には17時前に到着。
余市駅を出て、約9時間で帰ってくることができた。
予定よりも1時間早く帰って来れてよかった。
でも、シャワーを浴びて夕食を作って食べて、地図を引き直して写真を整理したら、もう21時。
続きは今日、月曜日に書き上げた。
先週は、曇りがちで残念だったが、今週はそれを取り返すことができた。
頑張ったし、信号も少なかったので、平均速度も速かったようだ。
長いサイクリングはしばらくはお休みかな。
走行距離:133.67km、経過時間:9時間2分、AVE:21.59km/h、グロス:14.8km/h、獲得標高:1,510m