単身赴任先の前橋と自宅の八王子の往き来は湘南新宿ラインが定番だが、何気に検索していて見つけたのが東武線。
最初に見つけたルートが、前橋から両毛線で伊勢崎に出て、東武伊勢崎線のりょうもう号で浅草に向かうもの。
しかし、朝が早い。前橋発6時41分発に乗らないといけない。
さらに調べると、上毛電鉄の赤城駅から浅草駅行きのりょうもう号が1時間おきに出ていることがわかった。
国鉄マンの息子である自分としては、やはりJRの特急が好きだが、たまには私鉄の特急も良いかなと乗ってみた。
中央前橋駅には8時10分に到着。
8時15分発の電車に乗るためホームに入ると、ちょうど中央前橋行きが入ってきた。
この車両は、京王井の頭線で使用されていたものかな?
車両に入ってギョッとした。
なんとママチャリが乗っているではないか。
サイクルトレインは最近あちこちで導入されているが、ここ上毛電鉄では生活の足である自転車が普通に乗っている。
日差しが入る先頭車両に腰掛ける。
上毛電鉄はパスモが使えないしので切符。自動改札もないので、今時珍しく切符にハサミを入れる。
車窓には赤城山。少し雪が積もったようだ。
途中駅でサイクルトレインの表示があった。
ワンマンカーでママチャリが乗り降りする光景は微笑ましい。
郊外に住んでいる人には、すごく便利だと思う。
赤城駅に到着し、いったん改札を出てからもう一度ホームに上がる。
りょうもう号が待機している。
事前に見た写真では、かっこよく見えたが、乗ってみると設備は古めの感じがする。
今ではあまり見かけないテーブル。
座席幅もJRよりも狭く窮屈な感じがする。
ずっと風景を楽しもうと思っていたが、日差しが暖かいこともあり、30分もすると寝落ちてしまった。
目が覚めると、高架で新井付近を走っていた。
北千住で乗客のほとんどが降車する。
最後の停車駅、東京スカイツリー駅でサプライズ。
スカイツリーの真下を通るのは予想していなかった。
浅草駅手前で隅田川を渡る。
すごい急カーブを曲がったところが終点の浅草駅。
6両編成の最後尾のホームはこんなにも狭い。
ホームもすごく曲がっているし。
先頭車両
都営浅草線経由で帰るため駅の外に出ると、観光客が多い。
さすが浅草。
交差点を渡ると、人力車の列。
外国人に人気なんだな。
上毛電鉄に乗車した分が割高だったが、楽しめたから良かった。