2017年12月

イヤー・エンド・マラソン大会で復活!

貧血の治療後、初めてのハーフマラソン。

年末は27日、28日と、2晩続きの飲み会があり、28日の20時34分発の新幹線で自宅に帰る。

そして、翌29日に東京都立川市の昭和記念公園で開催されるイヤーエンドマラソン大会に出場する。

平日の金曜日ということもあり、規模は1000人以下のこじんまりとした大会。

相性の悪い東京マスターズロード選手権と同じコースで、勝手知ったるコースなので安心。

朝8時45分に家を出て、立川には1時間弱で到着。

立川口から入場することにして、前回と同様、ゲートよりもずっと手前の案内所のトイレで排便していく。

昭和記念公園でのマラソンは天気が悪いことが多かったが、今回はすごい晴天。

イチョウ並木の前の池は氷が張っている。
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抜けるような青空
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池にも青空や木が写り込んでいる。
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受付を済ませると、後は身支度とストレッチ。

いつもどおり、ウォーミングアップはなし。

荷物置き場もあったが貴重品の心配があったので、更衣室のロッカーに荷物とともに預ける。

スタートは、90~120分のグループに並び、号砲を待つ。

●スタート~5km地点
  • この大会のコースは軽いアップダウンのある約5kmの周回を4周する。初めは下りなので、ここで調子に乗って飛ばすと痛い目に遭うので、先ずは余裕をもって走る。
  • 1時間45分のぺーサーは軽くパスし、しばらく進むと10人ぐらいの集団に追いつくと、先頭は1時間40分のぺーサーだった。
  • 丁度いいペースだったので3周目までついて、4周目は余裕があれば飛び出そうと、とりあえず決める。
  • しかし、集団での走りは煩わしく、ぶつからないよう気を遣ったりしないといけないので、思い切って前に出てみることにした。
  • 5kmのラップタイムは、23分41秒。期待どおりのいいペース。
●5km地点~10km地点
  • 2周目は淡々とペースを刻む。
  • 少しペースが速い気もしたが、脚が自然と回る。こんな感覚は久し振りだ。
  • この調子だと3周目も大丈夫な気がするが、ときおり後ろで足音が大きくなると、1時間40分のぺーサーかと思い、ドキッとする。
  • 2周目の終盤に来ると、上武大学をはじめとしたエリートランナーに周回遅れにされた。
  • 10km地点までの5kmのラップタイムが23分22秒。いいペースで刻めている。

●10km地点~15km地点

  • 3周目も後半になるとダメージが出てきて、たまにふくらはぎがピクピクするようになる。
  • 我慢して走り、なんとかペースは維持できた。
  • 15km地点までの5kmのラップタイムが23分24秒。
●15km地点~20km地点
  • 4周目に入るところで、タレントの安田美沙子さんのグループを抜かす。テレビで見るより、やはり顔が小さい。周回遅れだったかな?人のことは言えないが。
  • 給水でスポーツドリンクを飲むため一時的にペースが落ちると、すぐさま集団に抜かされる。
  • あっ、と思ったら、1時間40分のぺーサー。意表をつく展開。
  • 4周目はなんとかぺーサーについていこうと食らいつくが、上りで少し間が空き、下りで追いつく。
  • しかし、長い上り区間に入ると落ちこぼれてしまう。
  • しばらくは10~20mぐらいの間隔をなんとかキープできたが、終いには大きく離された。
  • 20km地点までの5kmのラップタイムは24分0秒。

●20km地点~ゴール(グロス:1時間39分39秒)

  • ここまで来ると、後は堪えるだけ。
  • 最後に運動広場に入ると、実業団かタレントの女性ランナーが元気よく応援してくれていた。
  • 手を挙げて答えると、「あごを引いて!」と大声でアドバイス。
  • 相当あごが上がっていた。あごを引いて態度で答えると、「そうそう!」。
  • あごを引くと少し楽になった。こういうアドバイスは嬉しい。
  • ぺーサーには置いて行かれたが、ゴールタイムは、なんと1時間40分を切ることができた。


全盛期には全然及ばないが、1時間40分を切ったのは、5年前のこのコース以来。

この調子で、年明けからまた頑張ろう。


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大峰高原・旧美麻村サイクリング

今週末も晴れの予報だったので、今年最後のサイクリングに行ってきた。
大峰高原(112km)

朝7時の時点で白馬村のライブカメラを見たら、白馬岳は雲の中。

しかし、天気予報では午後から晴れそうなので、天気の回復を期待しよう。

急いで出発しても北アルプスが見えないのでは意味がないので、8時半頃に出ることにした。

出発前に、まずタイヤブートを貼る。

先日のサイクリング後に洗車をしたときには気付かなかったが、ある晩、ふと気になって確認してみたら、結構ヤバイ状態で、チューブが少し出て膨らんでいるのだ。
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早速タイヤブートを注文した。

このパンク、前回のサイクリングで塩尻方面に行ったときコンビニで起きたのだが、これは多分、人為的なパンク。

トレッドの部分ではなくタイヤサイドに、果たしてこんなに大きな穴が開くものなのか?
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先日ニュースを見ていたら、塩尻と松本で何100件ものパンク行為をしていた犯人が捕まったのだ。

このニュースを見てピーンと来た。

このコンビニは塩尻から松本に向かう裏道の途中にあったので、こいつらの仕業に間違いないだろう。

タイヤブートを貼ったら、当然、チューブの膨らみも解消された。
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結局、8時半ぐらいに出発するつもりが、タイヤ修理などで9時半頃になってしまった。

今回は、大峰高原で北アルプスを見る予定なので、アプローチが長い。

犀川を渡って山に取り付くまでに47kmもある。

1時間の出発の遅れを取り戻そうと、単調なアプローチを少しでも短くしようと、いつもより頑張って走ったが、これに裏目に出たのだろうか。

わずか、10km程度走ったところで、後輪が、プシュー、プシュー、プシュー・・・。

ああ、パンクかぁ・・・。

勢いよく空気が出たので、自転車をひっくり返してホイールを空回りさせてみたら、一発でパンク原因を見つけることができた。

線状のものが刺さっているふうだったので、ホッチキスの針かな?と思ったら、カッターナイフの折刃のようなものだった。
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原因物体を取り除いたので、安心してチューブ交換できる。

今回は、14分で作業を終えることができた。

この後は、信州新町のセブンで補給食を買い、ひたすら取り付き口を目指す。

ちょうど12時、出発して約2時間半で、取り付き口に到着。
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左折して最初の谷で谷沿いの道に入り上り始める。

急坂に差し掛かる頃、変わった橋に出くわした。
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吊り橋のようにたわんでいるが、吊っているワイヤーなどが見当たらないのだ。

入口まで行ってみたら、橋自体がワイヤーを兼ねているような形状だ。
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もと来た道に戻り上りを再開するが、イボイボというか、石畳のようなコンクリート舗装になっていて、立ち漕ぎでないとクリアできない。

ほどなく普通の舗装に変わり、上り続けると尾根沿いの道との交差点に出た。

振り返ると、結構いい景色。
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尾根沿いの道に入ってからも上りが続く。

展望のない状態がしばらく続いたが、ようやく尾根の南側が開けた。
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雲が無く空気が澄んでいたら常念岳方面が見えたと思うが、判然としない。

ただ、道の雰囲気が変わり、立派な松林の中を進むようになる。
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この後、切り通しらしきところに出たが、少し変わった様相。

ぐり石のふとんかごが積まれていて、回廊のようになっている。
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土木遺産にでもしたくなるような構造物。

ようやく、目的地を示す道標が現れた。
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安曇野サーキットを過ぎると180度折り返しの分岐点。
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ここからは、進む毎に景色が良くなっていく。

カミツレの里という施設が現れた。カミツレって何だろう?
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真新しい施設で入浴施設があるみたいで、車が5~6台止まっていたので、人気があるのだろう。

北川の展望が開けた。奥に見える白い山は戸隠かな?
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東側。聖山から冠着山かな?
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走行中気になっていたのが、後輪の状態。

タイヤが部分的に盛り上がっている感じ。さっきのパンクの影響だろうか?

案の定、先ほどのパンクの部分が膨らんでいた。
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タイヤの繊維がスパッと切られためだろう。帰ってから、タイヤブートを貼っておくことにしよう。

七色大カエデという木が現れた。紅葉するときれいなんだろうなぁ。
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この辺りは、沿道に桜の木が植えられていて、しかも大木が多い。
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桜の花が咲く頃に、また来てみたいものだ。

この辺りが大峰高原の頂上付近なので、北アルプス展望台は近い。

着いたー。
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展望部分が狭く、少し期待外れ。

正面は爺ヶ岳かな?白沢天狗尾根、東尾根だろう。
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山の名前が石に刻まれていたが、残念ながら槍ヶ岳は見えないようだ。
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その後も、雰囲気のいい道は続く。
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下り初めの日向の部分で遅い昼食を食べ、次の目的地、旧美麻村に備える。

下っていくと、途中北側斜面で長い雪道区間があったが、無事通過。
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白馬岳方面がチラリと見え始める。あいにく、雲が厚い。
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K55に出て大町方面への下り初めのトンネルを抜けると、嶺方峠ほどではないが、いい景色が待っていた。
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下り初めはいい景色が続く。
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沢筋に入ってしまうと暗い林の中となるが、平野に出ると山々が迎えてくれた。

右から爺ヶ岳、蓮華岳、北葛岳、七倉岳、かな?
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大町の町には入らず、小川村方面へのK31、K393を経由し、美麻支所を目指す。

K393横のグランドを通過するときに鹿島槍が姿を現す。相変わらず頂上は雲の中。
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美麻支所への上りは短く、支所前に着くと防寒具を身につけて、展望箇所に向かう。

来たー。
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さらに進む。
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この景色を見ながらのダウンヒルは、何度来ても最高だ。

昨夜降ったらしい雪がしばらく続いたが、小川村まで来ると雪はなくなった。

中条の道の駅で、市田柿、人参、ネギを買い、家路につく。

いつもの絶景ポイントでは、五竜、鹿島槍、爺は雲の中。
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丹波島橋まできたが、依然として雲の中。
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しかし、槍ヶ岳の雲は晴れていた。もう少し近くで見たかったが・・・。
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予定どおり明るいうちに帰ってくることができて良かった。

さて、次はいつサイクリングに行けるかな。


走行距離:110.25km、所要時間:7時間11分、AVE:21.1km/h、グロス:15.3km/h、獲得標高:1573m


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塩尻峠から聖高原へサイクリング

天気予報では土日が晴れ。天気図では日曜日には日本海に低気圧が発生するみたいなので、土曜日にサイクリングに行くことにした。
塩尻峠、聖高原(113km)

しかし、金曜日のお昼のニュースを見ていたら、長野では雪がちらつく程度なのに、なんと松本では雪が本降りになっている。

これはピンチ!ただ、降っていた時間はそれほどでもなさそう。

予定は変えず、金曜日の夜、富士山のライブカメラ、絶景君を確認すると雲一つ無い。天気は期待できそうだ。
絶景くん

今回は、日暮れ頃に北アルプス展望台からの景色を楽しむ予定なので、朝は急がなくていい。

出発は、午前6時31分発の飯田行き普通電車。

姨捨駅ですれ違い停車。善光寺平の朝。
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冠着山方面から朝日か差し始める。
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気になるのは、雪。長野市周辺でも標高の高いところは、雪が少し積もったのだ。

これぐらいなら、との思いがあったが、その後打ち砕かれる。

トンネルを抜けると、雪の量が増えたのだ。
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また、残念ながら、後立山連峰の主稜線は雲の中。

日中に天気が回復するのを期待しつつ、電車からの風景を楽しむ。

松本、塩尻で、学生が下車すると、電車はガラ空きとなる。

そして、みどり湖駅で下車。今日は、ここがスタート地点。
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日向の路面は雪が溶けているが、橋の上や日陰には雪が残っている。

まずは、R20経由で塩尻峠に向かう。

道は上り坂が続き路面には薄い圧雪上のところもあるが、タイヤは空転せず上っていける。

みどり湖の入口の分岐点まで来たときに、左手のみどり湖方面は下り坂となるので、道なりである上り坂を選択し上っていく。これが誤り。

次の分岐点に来たとき、道なりだと下り坂になるので、これはおかしいと思い立ち止まって確認する。
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スマホのルートラボで確認すると、誤りに気がついた。

やはり、先ほどのみどり湖の分岐だ。しかし、ここまでだいぶ上ってきたし、ずっと圧雪状だったので、そんなところは下りたくない。

道なりに進めば、山の南側で日当たりが期待できるので、雪道を下ることにする。

タイヤが横ずれせず何とか下っていける。路肩のバージンだとさらに安定して下っていける。

下りきると農村地帯に出た。
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ここからまた上り返しだが、この上り返しが良かった。

北アルプス方面の視界が開けるのだ。
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あいにく山脈には雲がかかっているが、いい景色であることに変わりない。

束の間の展望を楽しみつつ上り続けると、ゴルフ場や農業公園の入口を過ぎ、上りが終わるとそこは勝弦峠だったようだ。

下りは所々雪があったが、無事R20に合流することができた。
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R20の諏訪側に出ると、日差しがさんさんと差していて暖かい。

交通量も多いので、道は乾いているところも多い。

諏訪湖が見えた、と思ったら、念願の富士山の頭がチラリと見えた。
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さらに進むと、温度表示。意外とマイナス2℃。
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塩尻峠はすぐだった。
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驚くことに峠で塩尻から上ってくるサイクリストとすれ違った。自分以外にも物好きがいたもんだ。

ここで向こう側に渡り、御野立公園に向かう。ここに展望台があるからだ。

ここは、すっかり雪道で、タイヤを時々空転させながら上っていく。

旧中山道との交差点に出た。
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この目と鼻の先に展望台があった。

展望台の下で。富士山が頭を出している。
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展望台に上ってみる。

諏訪湖方面
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塩尻方面
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ここからは乗鞍や槍穂高が見えるようだが、相変わらず雲の中。
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ここからさっきの交差点に戻り、旧中山道で高ボッチスカイラインの入口に向かう。
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出だしがかなり急坂。

下りて押していけばいいのだが、横着して自転車に跨ったまま下っていく。

タイヤが横滑りして、結構怖い。

街道沿いに家が何軒かあり入口に到着。
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当初は高ボッチ山まで行く予定だったが、山頂に行くのは既に諦めている。

頂上から崖の湯方面に下るにしろ、上った道を下るにしろ、この雪では無理だと思う。

とりあえず、景色がいいところまで行ってから考えることにしよう。

上っていくと伐採業者が入っているみたいで、路面の雪は溶けているが、泥でグチャグチャ。

いい景色が現れそうにない雰囲気が続くので、橋の上で一旦止まる。
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地形図を確認すると、少し行くとコンター沿いに塩尻方面に向かう道があったので、そっちに進むことにして再開する。

尾根を回り込むと、景色が一変した。
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霧氷のような光景
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塩尻方面の景色が見え始めた。
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予定どおり、コンター沿いの道に入る。工事中とのことだが車は入っていないようだ。
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東山かな?
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道はダートのようだが、工事直後で路面は荒れておらず、雪が積もっているため、スムーズに下っていける。
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塩尻方面
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工事区間が終わり、少し荒れた路面に変わる。
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真新しいタイヤが心配だったが、雪がある程度保護してくれるだろうと期待しつつ慎重に下る。

分岐点に出て、ここから舗装道路になる。
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しかしそれも束の間。またダートに戻る。

しばらく苦戦し、今度こそダートは終わる。
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一息ついて自転車の雪を落とす。
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ここからは、安心して景色を楽しみながら下っていける。
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高ボッチ山に行く計画を立てる前に計画していた高台を横切る道路に入る。
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「みはらしの丘」というらしい。
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高ボッチ山方面
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鉢伏山?
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丘の上だけあって景色がいいが、太陽が雲に遮られて寒い中、松本に向かって下っていく。

同じ道幅の縦横の交差点に出たところで、道を確認するため立ち止まる。

ちょうど交差点にファミマがあったので、腹も減ったし休憩していくことにした。

イーとインコーナーがあったので、温かい食事にする。

前回と同様親子丼を買ってみたが、これは外れだった。

セブンイレブンの親子丼は卵がトロッとして美味しかったが、ファミマのは汁が多すぎて、なんか雑炊みたい。

ここでこれからのルートを確認し店を後にする。

さあ、と思って自転車を見たら、タイヤがなんか変。パンクだ。
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店に着いたときは異常がなかったのだが・・・。

調べてみると、何か太いものが刺さって抜けたようだ。
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交差点か店の敷地内で踏んだのだろう。

今回のパンク修理時間は約20分。新調したベロフレックスのタイヤは、以前のパナレーサーのタイヤよりもゴムが薄くて柔らかく、リムにはめやすい。

ビードの部分をリム中央に落とし込むと、タイヤレバーなしではめることができた。

始めてタイヤにはめたときは、こうはいかなかったが、1回の使用で多少伸びて柔らかくなったのだろう。

次の目的地は松本城。一度来ているが、自転車との写真を撮るため寄っていく。
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お堀の池には、白鳥、カモ、コイ、メダカがいた。
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その後はR19に出て聖高原に向かう。
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常念岳付近は、ようやく雲から姿を現した。

常念岳から燕岳付近かな?
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この先は、当初、明科から県道に入り風越峠を越えて筑北村に入る予定だったが、交通量の少ない道は雪の心配があったので、それなりの交通量が期待できて標高の低いR403を選択する。

谷沿いに進むが、途中、旧篠ノ井線の廃線歩道とか表示があり、待機線跡みたいなのがある。

へ~、篠ノ井線は、以前はこの谷沿いを通っていたのかぁ、と思いつつ上っていくと、トンネル跡のようなものが現れた。
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雪の中を歩いていくと、表示板があった。
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さっき見た待機線跡は、信号所だったようだ。

なおも進むと、トンネルに出た。
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これには意表を突かれた。ルートラボにはこのトンネルはない。

右側の道の先にある矢越隧道を越える予定だったが、このバイパスが最近開通し、旧道は改修工事中とのこと。

トンネルを抜けると聖山が見えた。
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筑北村の西条から坂北には、聖山を真っ正面に見ながら進む。

圧倒的な存在感
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この直前、大型トラックが通り過ぎるときに風圧で自転車が倒れてしまったが、エンドなどに損傷はなく良かった。

坂北からは、当初の予定では差切峡を通過してR19からK12に上がる予定だったが、寒くて雪のある谷間を通る気にはならず、日向が期待できる道を選択する。

坂北から真っ直ぐ上がると、日向という集落に出る。

上から来た方向を振り返る。
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山を巻くように進む道を進む。
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山を回り込むと、北アルプス方面の景色が広がる。
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予定どおりの時刻。暮れ始める頃にここを通過する予定だったのだ。

大岡手前の展望箇所。あいにく、後立山方面は雲の中。
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ここからは、景色を見ながらの走行が多い。
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つぎは、最終目的地である、北アルプス展望台。

しかし、長い雪の下りが現れた。
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ここまで、山の南側を走ってきたので雪はほとんど溶けていたが、山の西側から北側に回り込むと日陰の部分が多く、シャーベットの箇所もあった。

タイヤが横ずれしてヒヤリとする箇所もあったが、ここからは圧雪で、比較的走りやすい。

車が前後から来ると立ち止まって安全に心がける。

雪の上を走っている時点で安全ではないが・・・。

北アルプス展望台に来たが、やはり、あいにくの景色。
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ここで槍ヶ岳の穂先を見るのを楽しみにしていたが、残念ながら、3000mを超える山は雲の中。
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折角この時刻にここに来たが、ガックリだ。

ここからは下り中心。雪のある箇所もあるので、なんとか明るみのあるうちに下山したい。

しばらくは展望を楽しみながらの走り。
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南長野ゴルフクラブまでは、ギリギリ明るさの残る中だったが、そこからは完全な夜。

しかし、雪が残るのは、ここが最後だった。

この道は昼間に2回通っているので、だいたい様子はわかる。

緩い尾根沿いの道で明るい場所を通るし、長野に近づくにつれ積雪量が減るので、道はほぼ乾いている。

ようやく長野の町が見始めてきた。
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寒く暗い中での走行に耐え、ようやく街灯のあるK70に出て一安心。
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長野大橋まで戻ってきた。
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今回は終わりにナイトランとなったが、やはり夜間走行は寒いに尽きる。

今シーズンのナイトランは終わりにしよう。


走行距離:112.13km、所要時間:9時間38分、AVE:17.2km/h、グロス:11.6km/h、獲得標高:1748m


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胃カメラを飲んだ結果(貧血の治療)(12/11追記)

今日は、長野赤十字病院で胃カメラを飲み、貧血の原因を調べるための検査を行った。

まずは、恒例の血液検査。

貧血の改善具合と、後で知ったがピロリ菌の存在の有無を調べるための検査だった。

血液検査は大して待ち時間もなく終わり、胃カメラによる検査の予定時刻まで、1時間ぐらい廊下の椅子で待機する。

大腸内視鏡は、かれこれ4回経験しているが、胃カメラは53歳にして初めてなので、結構緊張する。

胃カメラは、大腸ポリープの検査にように下剤を飲むことがないので、診察室に入るとすぐに検査が始まる。

看護婦さんは、明るく歯切れのいい話し方をする感じのいい人。

内視鏡を挿入する医師も、紳士的ないい人。

これで、不安は収まった。

まずは、シロップを50ccほど飲む。確か、胃を弛緩させる目的だったような。

次いで、喉の奥にスプレーで麻酔薬をかけること2回。

そして、横になってマウスピースのようなものを噛まされ、内視鏡が挿入される。

食道を通過するときに、2回、ゴックンと飲み込む。

その後が少し苦しい。

うぇっとなってパニクリかけるが、看護婦さんが鼻で息をするようにアドバイスしてくれ、これで冷静を取り戻した。

その後は、内視鏡で十二指腸まで診ていくが、始終、看護婦さんが背中をさすってくれたので、これでだいぶ楽になったような気がする。

検査中、腹を膨らますように言われていたが、ゲップは何も言われなかったので、腹が苦しくなったときにゲップしたら注意された。

「ゲップをしましたね。おなかを膨らまして下さい。」

その後は大過なく、検査は無事終了した。

麻酔薬のおかげでツバがだだ漏れで、ティッシュでぬぐって捨てると、直ちに検査中に撮られた写真で検査結果の説明。

出血は見られなかったが、ピロリ菌に感染した典型的な状態だそうだ。

その後、血液内科に移り、担当医師から改めて検査結果の説明を受ける。

やはりピロリ菌に感染している。

自覚症状はないが、そのせいで萎縮性胃炎になっており、胃壁が荒れている。

これにより、少量の出血が時々起きていたのだろうとのこと。

ピロリ菌による感染は血液検査を見ないと確定できないので、除菌薬の投与は来週の月曜日となる。

また、血液の状態は、この2ヶ月あまりの鉄剤投与でだいぶ改善が見られ、標準値まで戻ったようだ。
  • 赤血球数:371→392→429(10^4/μL)
  • ヘモグロビン濃度:11.9→13.1→14.2(g/dL)
  • 鉄:98→163→102(μg/dL)
  • フェリチン:11→34→48(ng/mL)

鉄剤を引き続き飲むかどうかはわからないが、まずはピロリ菌の除菌だな。

これで、貧血とは決別できるだろう。


【12/11追記】

今日は血液検査の結果で診察。

案の定、ピロリ菌の感染が確定したので、除菌薬である抗生剤2種を1週間分処方された。

1ヶ月後に血液検査と呼気の検査をして除菌完了かどうか診察されることとなった。

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12月のトレーニング記録

26日(火)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒~29秒)、インターバル徒歩(8秒~9秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分36秒、インターバルの合計タイム:1分1秒、計:4分37秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、39分53秒

●メモ

  • 昨日は練習を休んでにもかかわらず、まだ、サイクリングの疲れがある。
  • インターバル走のダッシュも遅いと感じていたが、体感ほど遅くはなかった。
  • 練習会から終了までのタイムでは、だいぶ速かった。


24日(日)

●メニュー
  • 青木島方面へのジョグ
  • 10.0km、1時間0分38秒

●メモ

  • サイクリングのアプローチでかなり頑張ったので、大臀筋とハムストリングスの間の筋肉に張りがある。
  • 後半はリズムが良くなったが、全体的にしんどく、ペースも遅かった。


21日(木)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒~29秒)、インターバル徒歩(9秒~10秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分32秒、インターバルの合計タイム:1分6秒、計:4分38秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、41分25秒

●メモ

  • ブログへの書き込みを忘れていたので、あまり覚えていない。


18日(月)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒→28秒)、インターバル徒歩(8秒~38秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分28秒、インターバルの合計タイム:1分32秒、計:5分0秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、41分41秒

●メモ

  • インターバルトレーニングは、できるだけ1日空けるつもりだったが、明日から飲み会が2日続くので、今日もインターバル。
  • 脚に疲れは感じていなかったが、行きのジョグのペースは遅かった。
  • 2本目を終えたところで靴ひもが解けて結果として38秒のインターバルとなったので呼吸が整い、8本終えたところでの追い込み具合が足りなかったようだ。


17日(日)

●メニュー
  • 椚田運動公園下まで往復ジョグ
  • 坂道でスプリントインターバル:280mダッシュ×8本(1分5秒~同10秒)、インターバルジョグ(1分59秒→2分31秒)
  • ダッシュの合計タイム:8分58秒、インターバルの合計タイム:16分3秒、計:25分1秒
  • 休憩3分
  • 計7.4km、51分58秒

●メモ

  • 金曜日には左足の甲の痛みが無くなったが、サンシャインシティから池袋駅まで小走りしたためか、土曜日には痛みがぶり返した。
  • 時間が取れなかったこともあり土曜日は練習を休んだ。
  • 日曜日になると痛みが残っていたが、インターバルトレーニングをすることにした。
  • 走行中は痛みが無く、練習には支障が出なかった。
  • 久し振りのコースなので、2本目まで力みがあったが、脚の振り出しですねの筋肉を脱力して前足部から着地する動作を思い出し、調子よく走れた。
  • スプリントインターバルは、ジョグで呼吸を整えることができるので、8本終えたあと息が整うまでの時間が高強度インターバルに比べ短い。その分、追い込み度が足りないと言うことか。
  • 2日間休みを取った割に、タイムは向上していない。


14日(木)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(21秒→29秒)、インターバル徒歩(9秒~10秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分31秒、インターバルの合計タイム:1分8秒、計:4分39秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、41分53秒

●メモ

  • 若里公園までのジョグの途中、急に左足の甲に痛みが走った。
  • 骨や腱というよりも神経が痛むような感じで、これまでに経験がない痛み。
  • 靴ひもを緩め、ペースを落とすと収まった。
  • インターバル走は、まずまずの調子。


11日(月)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒→30秒)、インターバル徒歩(9秒~17秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分38秒、インターバルの合計タイム:1分17秒、計:4分55秒
  • 休憩3分
  • 計6.2km、42分8秒

●メモ

  • 疲れが抜けない。
  • インターバル走では8本走りきることを優先し若干流したが、それでも7~8本目は失速した。


10日(日)

●メニュー
  • 青木島方面へのジョグ
  • 10.0km、1時間3分18秒

●メモ

  • 昨日のサイクリングの疲れがありジョグで走れる状態に戻す。
  • いつもは5キロも走ればほぐれてくるが、今回の疲れはしつこい。
  • 結局、長野大橋では脚が回るように感じたが、終始脚が回らなかった。


8日(金)

●メニュー
  • 青木島方面へのジョグ
  • 10.0km、52分37秒

●メモ

  • 特に脚が軽かったわけではないが、貧血が改善し血液が標準値になったので、ストライドを伸ばしてみた。
  • 駆動力は、あくまで大臀筋付近をバネのように使って生み出す。
  • LTペースだったような気がするので、やはり走力が落ちているのかな。
  • ときどき、この強度でのランニングをするようにしよう。


7日(木)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒→28秒)、インターバル徒歩(10秒~11秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分27秒、インターバルの合計タイム:1分14秒、計:4分41秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、40分49秒

●メモ

  • 昨夜は寝ていて腰が重く、起床時に体調が悪く、夕方になってようやく楽になった。
  • サイクリングの疲れがようやく抜けたのだろう。
  • インターバル走では、ダッシュの合計タイムが、このコースでのベストタイムで、前回よりも10秒も速い。
  • 今週末にサイクリングに行くので、また疲れを溜め込むが、冬の澄んだ空気の下できれいな景色を堪能したい。


6日(水)

●メニュー
  • 青木島方面へのジョグ
  • 10.0km、57分33秒

●メモ

  • 脚が軽く調子が良かった。
  • 練習としては速いほうのペース。


4日(月)

●メニュー
  • 若里公園往復ジョグ
  • 緑地のジョグ(HIITの前後約1km)
  • 高強度インターバル(田端式アレンジ):130m×8本(22秒→29秒)、インターバル徒歩(9秒~11秒)
  • ダッシュの合計タイム:3分37秒、インターバルの合計タイム:1分8秒、計:4分45秒
  • 休憩3分
  • 計6.1km、42分12秒

●メモ

  • 昨日は遅くまでサイクリングの記録を書いていたので寝不足。
  • 土曜日と日曜日の晩は腹一杯食べたが足りなかったのだろうか。日中にひどい立ちくらみが2~3回あった。
  • 練習を休みたかったが、前回のHIITは不甲斐ない結果だったので、ムチを入れるためにも走る。
  • 案の定、往きのジョグはペースが遅く脚ももつれる感じ。
  • ダッシュでは序盤で追い込みすぎると保たないことがわかり、流し気味にした。
  • HIITの最近のタイムからすると見劣りするが、このコースで始めた頃と同じぐらいのタイムなので、良しとしよう。


3日(日)

●メニュー
  • 青木島方面へのジョグ
  • 10.0km、58分45秒

●メモ

  • 昨日のサイクリングの疲れがあるはずだったが、序盤の動きがぎこちなかったものの、いつもと同じペースで走ることができた。
  • 長野大橋から見る山々は、青空の下では、本当にきれいだ。



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陣馬形山・杖突峠・絶景サイクリング

今週末は、土曜日が晴天の予報。

日曜日も晴天だが、南から暖かい空気が入ってくるので、澄んだ空気は土曜日限りと考え、またもやナイトランでサイクリングに行ってきた。
陣馬形山、分杭峠、杖突峠(155km)

前々回のサイクリングでパンクしたときにタイヤがすり減って危険な状態になっていることが判明した。

前回のサイクリングではヒヤヒヤものだったが、無事パンクすることなく帰ってくることができた。

先日、新しいタイヤ、ベロフレックス・マスター23が届いたので、出発前に交換する。

予定どおり松本行き最終電車に乗ると、クロスシート主体の編成でちょっと戸惑ったが、車両の端のロングシートのドア横をキープできてホッとする。

篠ノ井からロングシートで横になって仮眠を取る。

松本駅からの出発は0時35分。
PC020042

伊那松島駅4時58分発豊橋行きの始発電車に乗る予定なので、時間はたっぷり4時間ある。ゆっくり行こう。

伊那方面に行くには、旧中央本線沿いの小さな峠を越える必要がある。峠前後にはコンビニがないだろうから、塩尻を過ぎる辺りで休憩することにして、20~25km/hぐらいで淡々と走る。

R19が別れる交差点を過ぎ、日ノ出町のセブンで休憩する。
PC020044

菓子パンとホットコーヒーで補給を取っていると、意表を突くように、雪がちらつき始めた。

出発時は月が出ていて、雲はあまり見当たらなかったはずだが・・・。

前々回のサイクリングの序盤で小雨に見舞われたことが頭をよぎり少し不安になったが、雲は薄いようだ。
PC020059

見たところ路面は濡れていないので、少し舞っているだけで、本降りになることはないだろう。

走り出し手間もなく現れた道路標示では、気温はマイナス1℃。
PC020056

しかし、風がないし、防寒具も着込んでいるので、あまり寒さは感じない。

緩い上り坂は長く続かず、善知鳥峠に到着。なんと読むのだろう?
PC020072

峠からの下りはさすがに寒い。

カーブはあまりなく勾配自体が緩いので高速は出ないが、時速30km/hを超えると縮み上がる感じ。

辰野町まではコンビニがないと思っていたが、峠直下を含め何軒もあった。

辰野町に入る。標高が814mとされているので、マイナスの気温は当たり前だな。
PC020075

この頃には、雲がすっかり晴れていて、オリオン座とさそり座を時々見ながら進む。
PC020080

前々回のサイクリング、松本市奈川では感動するような星空だったが、今回は下界の明かりのせいか、それとも月明かりのせいか、前回ほど星の数は多くない。

それでも、山の輪郭や星空を見上げながらのサイクリングはおつなものだ。

快調に走っていると、伊那松島駅手前にあるローソンに到着する。
PC020081

時刻を確認すると、午前3時ちょうど。松本駅から2時間25分で来てしまった。

イートインコーナーは設置されておらず、ここでは時間をつぶせないことがわかり、補給後しばらく進み伊那北駅近くの24時間営業のすき家まで行ってみることにした。

すき家に着いてみると店内は空いていたが、眠気がないのに1時間半近く時間をつぶすのには少し抵抗がある。

当初は伊那松島~飯島を輪行し車内で仮眠する予定だったが、思い切って輪行は取り止めることにした。

下り基調、無風という好条件なので、脚に負担を掛けないよう心がければ大丈夫だろう。

駒ヶ根辺りのコンビニで休憩することにして、走りを再開する。

駒ヶ根の手前、宮田村に差し掛かると、小便がしたくなってきた。

休憩のたびに温かい飲み物を飲むので仕方ない。

コンビニを探しながら進むと、小さなイートインコーナーがあるセブンがちょうど現れた。

これ幸いと思い、トイレを借りた後、あんパンとホットドリンクを買ってイートインコーナーで休んでいると、あくびが出だした。

ちょうどいい。ここで仮眠を取っていこう。

座ったまま目を閉じていると、少しウトウトできスッキリした。

走りを再開すると、気温表示。今度はマイナス3℃。
PC020082

昨夜の天気予報では、伊那市の最低気温がプラス1℃だったはずだが・・・。

と考えていると、表示はマイナス4℃になった・・・。

飯島町に入る。標高は616mということで、辰野町から200mも標高を下げた。やはり、下り基調は楽でいい。
PC020087

駒ヶ根を過ぎ、前回のサイクリングのスタート地点である道の駅田切の里を過ぎると、ほどなく、補給食を買う予定にしていたファミマに到着。時刻は午前5時40分。
PC020088

宮田村のコンビニで調べたところ、この飯島町のファミマにはイートインコーナーが設置されていることがわかったので、夜明けまでここで休憩する作戦。

イートインコーナーは電気が消されていたが、店員さんに食事することを伝えたら、快く電気をつけてくれた。

暖かいカップ麺とおにぎりを補給し、この先の補給食を買って休んでいると、ほどなく山並みがはっきりしてきたので、出発を決める。
PC020090

中央アルプスは、前回と同様クッキリ。
PC020092

バイパスを少し南下するが、ここからの風景は、本当に素晴らしい。
PC020098

PC020104

ほどなく天竜川を渡り、左岸沿いの道を進む。

ここからの風景もいいなあ~。
PC020106

県道の幅員は狭いが、天竜川見下ろしながらの、雰囲気のいい道だ。
PC020112

川沿いの道を離れ始める頃、中央アルプスの山々に日が差し始めた。
PC020123

いや~、これは感動的。ナイトランをやったからこそ、見ることのできる光景だ。

川沿いの道から一段上がると集落があり、ここには陣馬形山に上がる道への分岐点がある。
PC020127

事前に調査ではアンフォルメル美術館の方向表示に従えばいいとのことなので、安心して進む。

陣馬形山に上っていく道は序盤は走りやすい道で、中央アルプスを左に眺めながら、ゆっくり上がっていく。

手前に棚田、奥には中央アルプス、中間には天竜川、素晴らしい風景。
PC020134

ルンルン気分で上っていると、案内板があったので、立ち止まる。
PC020139

予習しておいた道を確認して走りを再開する。

予定していた、登山者用駐車場がある分岐点まできた。
PC020142

カーブミラーには中央アルプスが写り込んでいる。

道なりだと左に進むが、標識に「車・バイク」とあるので直進する。

これは事前に確認したとおり。

ここで防寒具を脱いだり身支度を整えていると、駐車場に止めた人がランニング姿で陣馬形山方面に走り始めた。これにはびっくり。

結局この人には追いつくことなく、頂上近くまで行った時に下りてくるのとすれ違うこととなった。

また分岐点が現れた。直進が細い道で左が太い道で、直進の道は工事中。

文面を良く読まずに左に進んだが、道が下り始めたので心配になってスマホでルートラボを確認する。

あらかじめ作成しておいたルートを開くとGPS機能で現在地が表示されることに、コンビニでの休憩中に気付いたので、早速活用することができた。

やはりコースを外れていたので、工事中の箇所まで戻ることにする。

文面を読めば陣馬形山方面には迂回路があるとのこと。
PC020143

ちゃんと読んでおけば無駄に上ることはなかったのに。反省・・・。

迂回路を経由し元の道に戻ると、勾配が強くなり始める。
PC020146

ここからがきつい。

広域基幹林道陣馬形山線に合流する地点である風三郎神社までは、おそらく10%を上回る急坂で、細い道であるにもかかわらず、久し振りに蛇行走行で切り抜ける。

やっと、基幹林道との合流点に到着。
PC020148

とりあえず一安心。

勾配は少し落ちたが、頂上は遠い。

林道黒牛折草線に進む。
PC020150

このあたりは、アカマツの立派な林で壮観。
PC020153

尾根の右側に出ると日差しが当たるようになり暑くなってきたので、服を少し脱ぐため休憩する。
PC020155

高度が上がるにつれ景色も良くなってきて、電波塔のピークを過ぎると頂上は近い。

頂上につくと、景色に圧倒される。
PC020174

中央アルプス、与田切川・中田切川・太田切川の渓畔林、天竜川。すごい見応えのある風景だ。

頂上には一度車で来ているので、おおよその風景は覚えていたが、再びここに来ると、やはり度肝を抜かれる。

目の前に遮るものはなく、中央アルプスの端から端まで見ることができる。
PC020158

頂上のキャンプ場には、テントが2張り張られていたが、夜景も楽しんだんだろうなぁ。

南アルプスも一望できる。仙丈ヶ岳、北岳、中白根山、間ノ岳。
PC020167

塩見岳など(以南の山はよくわからない)
PC020168

景色を十分楽しんだ後、折草峠に向かう。

しばらくは、展望を楽しみながらのダウンヒル。
PC020180

仙丈ヶ岳の左には鋸山らしきものも見える。
PC020184

折草峠までは道幅は狭いが路面はきれいで走りやすい。

折草峠に到着。
PC020189

ハンターの方から話しかけられ、松本から走ってきたと言ったら、驚いていた。

これは普通の反応だと思う。

ここからは路面が悪くなり、路面の湿った部分が凍結しているおそれもあり、結構神経を使う。
PC020192

基本、谷間で展望の効かない道だが、集落近くまで来ると、時々視界が開けるようになる。
PC020195

新宮川沿いの集落まで来ると、すごい風景が待っていた。
PC020197

近くの民家の方の話によると、昨日まで曇って山が見えなかったので、今朝は見とれていたそうだ。

ここからの上り返しは、しんどかった。

陣馬形山の上りで脚が相当消耗していたので、中盤からは立ち漕ぎを織り交ぜながら、何とか進む。

峠方面がようやく見えるようになってきた。
PC020202

そこからも結構長く、ようやくR152に合流する中沢峠に到着。
PC020205

PC020208

ここまでくると、分杭峠までもう一息。

ここからは思っていたよりも勾配は強くなかったので、シッティングで上っていける。

峠が待ち遠しくなってくる頃、林の中に建物が見え始め、分杭峠に到着。
PC020210

振り返ると、そこには、これまたすごい景色。
PC020211

分杭峠からの景色は期待していなかったので、これは嬉しい誤算。

遠くに見える草原のような山は、霧ヶ峰高原だろうか?
PC020218

峠のゼロ磁場のエリアは冬季閉鎖だった。
PC020215

分杭峠の説明板。横着して望遠で写真を撮ったが、ちゃんと読み取れた。
PC020217

峠からの下りは結構急坂で、所々路面の悪いところがあり、ギャップで弾んだときにフロントバッグの革のバンドが切れて、バッグが前に飛ばされそうになる。
PC020220

なんかいい方法がないか考えたところ、いい方法を思いつく。

ワイヤー錠を回してみたら、長さがピッタリだ。これで大丈夫。
PC020221

三峰川の美和湖まで下りてくると、道はフラットとなり向かい風気味であることもあり、だんだん疲れてくる。

さらに、眠気が差してきた。

脚と眠さが伊那市に下ることを求めているが、心の片隅では杖突峠から見る八ヶ岳の景色を求めている状態。

高遠の街に着くと、脚はもうクタクタ。それに眠いし。

眠いのは、寝不足のためか、それとも燃料切れのためだろうか?

コンビニに着くと、普通の食事がしたくなり、親子丼を買う。

多分、身体がタンパク質を求めていたのだろう。

食べ終える頃には、眠気も収まり、スッキリした気分になっていた。これで伊那市に下りたい気持ちは収まった。

高遠からも中央アルプスは見えるが、午後になると、やはり西側の景色はぼけてくる。
PC020222

高遠から杖突峠までは緩い上り。

結構メジャーな道のようで、サイクリストとは、何組かとすれ違う。

さっきまでの弱い向かい風は、弱い追い風に変わる。
PC020224

前回も終盤に追い風に助けられたが、今回もついている。

勾配が少し強くなり始めたところで、仕事の電話が入り、しばし会話する。

10分間くらいだったと思うが、これが休憩になったみたいで、疲れで凹みかけていた気持ちにスイッチが入った。

快調に上り、杖突峠に到着。
PC020226

あれっ、杖突峠って展望が効かないのぉ?

おかしいなぁ、と思って緩い坂を下っていくと、やっと展望が開ける。

展望台があったので行ってみると、陣馬形山以上に度肝を抜かれた。

八ヶ岳方面がドーン!
PC020228

視線を左に転じ、ズームアップすると、そこには諏訪湖の向こうに北アルプスの山々!!
PC020229

北アルプスの右端の山がなんという山かわからなかったが、帰宅してネットで調べ、地形図で裏を取り、ようやく同定することができた。

右端の白くのっぺりした山は、蓮華岳だった。

まさか北アルプスがこんなにハッキリと見えるとは思っていなかったので、これには本当に驚いた。しかも、こんなに晴れているとは、すごくついている。

槍ヶ岳も肉眼で確認できた。ということは、上の写真の左端は穂高連峰だ。
PC020230

いや~、最高の気分。

こんなにいい景色だと知っていたら、去年来ておいたのになぁ。

改めて、霧ヶ峰~八ヶ岳。
PC020233

ここで帰りの電車の時刻を確認し、下り始める。

下りで展望の効く場所はほとんど無く、上の方だけだった。
PC020241

この下り、道がきれいに整備されているが、日陰になっていて路面が濡れている。

濡れているだけならいいのだが、凍結しているようにも見える。

ブラックアイスではないが、雨で濡れている路面とも違うような気がする。

下までタイヤが滑るようなことは一度もなかったので、気のせいかもしれない。

安国寺の交差点に着くと、茅野駅までの道のりをルートラボで確認する。

途中の橋上からは、槍ヶ岳を確認することができた。
PC020244

茅野駅には予定した15時15分発の特急あずさの余裕で間に合う、14時45分頃に到着。
PC020245

特急あずさ、特急しなの、と乗り継ぎ、長野には暗くなり始める17時頃に到着。

3回連続快晴に恵まれたサイクリングで、今年の秋はついている。

それにしても、ナイトランは帰ってから疲れがどっと出る。今回で最後かな。


走行距離:155.54km、所要時間:14時間11分、AVE:17.3km/h、グロス:9.0km/h、獲得標高:2786m


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 キャノンボール(東京→大阪)にチャレンジしようと思ったのが、このブログを始めるきっかけです。
 このプロフィール画像は、キャノンボール初級編(名古屋→東京)の道中、箱根峠にて。

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