今日は、越中島プールの営業最終日。

開放的な50mプール。しかも、雨降りで涼しいため、ガラガラが予想される。

案の定、ガラガラでラッキー。1コースあたりの人数が1名、ほぼ貸し切り状態といえる。

今日の課題は、スカーリングプル。

今までは、抗力だけを推進力とするI字プルだったが、腕の使い方がだいぶ分かってきたので、揚力も活用するS字プルを試してみる。空いていて、人に迷惑掛ける心配もないし。

手のひらを後ろに向けたまま、身体の外側から胸に向けて、文字通りS字の軌跡を描いたが、線対称の動きが難しい。

軌道ばかりに気を取られて、肘が立たないし。

繰り返し練習するうちに、コツが掴めてきた。S字にとらわれていたのが問題だったのだ。

S字の意義は、翼による揚力の原理を利用することなので、要するに、斜めに掻くことが大事なのだ。

それに気づいてからは、乙字プルにする。

これだと動きが単純化されて、やり易い。肘も立つ。

手のひらを後ろに向けて斜めに水を切るのは結構難しいので、手のひらをやや外側(20度ぐらい?)に向けて、親指側で水を切る。

嘘みたいだけれども、これでも、I字プルをやっていた今までと同じぐらいの推進力が得られる。

さらに、掻くパワーが今までよりも軽くて済むので、50m泳いだときの疲労度がだいぶ違う。

あと、斜めに掻くと手が腹の下に来てフィニッシュしにくいので、手をスムーズに抜くためにも、腰のローリングは必須となる。

ここで、問題が一つ。

息苦しくなると、無意識に横を向き上体を出して息継ぎをしてしまう癖がある。上体が立って抵抗になってしまい、失速するのだ。

息継ぎは、軸の回転で頭を回転させ、斜め後ろを向いてすると抵抗が少なくなった。

2時間弱の練習で、だいぶスムーズに泳げるようになった。

今日の成果は大きい。