今週末も土曜日に高尾山系に行ってきた。
仕事の下見が主目的で、今回は高尾山の南側と北側を見てくるので、結果として高尾山に上ることになった。
まず、高尾山口駅まで自転車で向かう。
途中、用意しておいたステンレス水筒を持ってくるのを忘れたことに気づく。
昼食は抜きのつもりだったが、せっかくだからコンビニに寄ってお茶とサンドイッチとおにぎりを買う。
高尾山口駅に着くと駐輪場に自転車をデポしていく。
駅を出発したのが9時45分ごろ。
歩き始めると、ケーブルカー駅までの細い道が、人、人、人。
まるで新宿か渋谷を歩いているかのよう。
ほとんどが日本人だ。
ケーブルカー駅
駅の左手から登山道が始まる。
予定していた稲荷山コースは閉鎖中。
しばらく行くと、一方通行になった6号路が始まる。
道幅が広いうちは、ゆっくり歩く人を追い抜くことができたが、細くなってくると追い抜けずやきもきする。
追い抜きポイントが現れるとダッシュする。
6号路は沢沿いにつけられた道で、琵琶滝まできた。
ここからは、まさに登山ラッシュで、列がほとんど途切れない。
10人ぐらいのグループを抜いたと思ったら、またすぐ前のグループに追いつく。
その繰り返し。
グループの一番後ろを歩いている人は登山慣れしていない人なのか、後ろに人が付いてもお構いなし。
一番前と後ろに経験者を配置してくれるとありがたいんだけど。
沢を源流近くまで詰めると、稲荷山コースに入る道との分岐点に出た。
迷わず稲荷山コースに向かう。
打って変わって人がいなくなった。
登山はやはりこうでないと。
稲荷山コースに出ると、下山方向にバリケードがあったので、ケーブルカー駅からこの地点までが通行止めのようだ。
さて、稲荷山コースに入るとすごく快適。
勾配が緩いし、ずっと木道が続く。
途中、仕事の下見のため大平林道の方に藪をかき分け降りていく。
ここからは仕事モード。
上ったり下ったりしながら、あちこちを確認する。
林道では、ネイチャーガイドの解説に中高年の参加者の方々が熱心に耳を傾けていた。
こんな変哲のない林道でも、こんな活用方法があるんだな。
さすが高尾山。
仕事モードはいったん終了。
高尾山の北側に出るため頂上に向かう。
さっきの稲荷山林道をしばらく行くと、鉢巻状の登山道に出た。
ここからは、頂上までずっと木の階段だった。さすが高尾山。
頂上に出ると、そこには下界のような喧騒が待っていた。
まずは、西側の景色を確認する。
おっ、見えた!富士山だ!少し残雪がある。
頂上一帯は、人だらけ。
山頂の標柱は大人気。
向こう側に回り込むと、15mぐらい順番待ちの列ができていた。
南東方向の景色が見えたが、あのビル群は橋本かな?
ケーブルカーの駅からのメインの登山道は、山とは思えないような人出だ。
日本人は、いつからこんなに山が好きになったんだ?
30年以上前、新婚早々東京に転勤になり、カミさんと休日に高尾山に来たことはある。
しかし当時は、人はもっとまばらだった気がする。
薬王院まで下りてきた。
高尾山のシンボル、天狗様。
頂上からケーブルカーの駅まではずっと舗装路なので、これならどんな靴でも登山ができる。
これぐらいの人出なら、まだ我慢できる。
ケーブルカーの駅に来ると、ちょうどケーブルカーが到着した。
駅を過ぎると人の数はぐっと減るが、それでも人がいない風景はない。
舗装路を離れ尾根上の道をさらに進むと、金毘羅台緑地に出た。
こんなビューポイントがあったんだ!
ひときわ高いビルは、八王子駅南口のサザンスカイタワー八王子だ。
毎週買い物に行っているイトーヨーカドー八王子店も見える。
景色を楽しみつつ、昼食を食べる。
昼食を終えると、ふたたび仕事モードに突入。
金毘羅台コースの上部を少し確認した後、高尾山北側に向かうため、自転車をデポした高尾山口駅まで下る。
この道は、1号路とされているが、すごい急勾配。
止まらず下ったが、傷めていた右ヒザは一切痛まず、治癒が近いことを実感する。
駅で自転車に乗ると、旧甲州街道に向かう。
途中、高尾梅郷があったので、橋を渡って入ってみる。
梅林の中に小さな神社に向かう小道があった。
路上には梅の実がいっぱい落ちている。
落ちたものは収穫対象じゃないだろうから、1粒だけ拾ってかじってみたら、酸っぱいけど結構おいしい。
梅干しになると、どうしてあんなに酸っぱくなるのだろう?
街道に戻りさらに上流に向かう。
日影沢のキャンプ場周辺をうろうろして、とりあえず仕事モードは終了。
帰りは下り坂なので快調。
途中、民家の軒先に置かれていたタケノコに目が留まる。
破竹のタケノコが1本百円!
これは買うしかないでしょう。
2本買って帰る。
夜茹でてからタッパの中で水に浸し、日曜日に厚揚げと一緒に炊いてもらった。
う~ん、美味い!!
やっぱりタケノコは美味しいなぁ~。
それにしても、土曜日はだいぶ上ったり下ったりしたので、だいぶ疲れた。
おかげで週一の水泳練習はパスすることとなった。
高尾山系に行くことは、しばらくないだろう。